大文字山(安祥寺川~△~中尾の滝)
2017.10.14


 
最近の雨で水量が多く
今日は滝らしく見える中尾の滝である


2017.10.14 (土) 曇りのち雨  哲、道

コース:
・JR山科駅~JRガード~洛東高校グランド~毘沙門堂~後山階陵~安祥寺川林道~尾根ルート出合~東山トレイル【44-2】~管理道横断~四辻【45】△大文字山~レスキュウポイント(A-17)~北の支尾根を下る~幻の滝への道出合~真っすぐ支尾根を下る~中尾の滝~古道のある支尾根~幻の滝への道出合~西の谷から横道~中尾城へ下る尾根出合~中尾城手前の鞍部~大文字山登山口~銀閣寺









 ここ一週間の天候は連日雨模様、遠出は出来ない。今日は夕方まで降らないという予報、夕方には娘たちがやって来ると言うので、近郊の大文字山へ出かけ昼過ぎには帰ることにする。

 雨が降らないことを願いつつJR山科駅で降りる。スタバー横のトンネルを抜け、北の住宅地の路地を進み洛東高校グランド横を歩いて行く。川沿いの木々は黄葉が始まりかけてはいるが、モミジバフウの大木はまだまだのようである。

スタバー横のトンネルを抜け モミジバフウの紅葉はまだまだ

 毘沙門堂から左の谷沿いの道をとり、後山階陵分岐で右(北)の道をとる。この道は大文字山ハイキングのメインルートだが、今日は天候不順なのか歩いている人は少ない。植林の中だが谷沿いの道は心地よく歩くことができる。

 道に落ちているアケビの実を見る。丁度熟して「美味しそうだ!」と、蔓の先の実を探すが高い所にあるので諦めることにする。林道終点まで来て小休止する。この先の谷筋は崩れていて右の植林地の中を歩いていたが、3連の堰堤ができ谷筋を歩くことができる。

後山階陵分岐で右(北)の道をとる 3連の堰堤ができ

 林道終点から堰堤の下を通ると、谷沿いの細い道に変わる。「あれっ?」と、途中に立っているはずのレスキュウポイントの表示板が消えているのに気付く。回収しているのかと思いきや、支柱が捻じ曲げられたり、表示板だけがなくなっているものも見る。誰かがこれらを持ち去ったのかもしれないと心配する。最近道路の金属の溝蓋を持ち去る人もいて・・・、ここは私の思い違いであってほしいが。

 谷分岐に出合うと本道の左の道をとり山科からの尾根ルートに乗る。ここから山頂までは雑木の尾根が続く。

表示板の消えたレスキューポイント 山科からの尾根ルートに乗る

 北へ進むと蹴上からの東山トレイル道に出合い、標識【トレイル44-2】を見る。直ぐの階段を上ると林道を横切って行き、雑木の中を心地よく歩いて行くと山頂手前で四辻【トレイル45】に出合う。

 山頂へは真っすぐ登って行き、すぐに京都市内が開けた△大文字山の山頂に着く。今日は雨模様なので山頂には誰もいず、山々は低い雲に覆われていて今にも降りそうである。昼食は下山後に予定しているので、すぐに登山道を下って行く。

東山トレイル道に出合う △大文字山の山頂
雨模様で見晴は良くない

 この付近の登山道にはレスキューポイントの標識があり、山頂から10分足らずでレスキューポイント【A17】に着き、今日はここから右の支尾根を下って行くことにする。

 地形図ではこの尾根に道はないが、尾根は北東に伸びていて最後は中尾の滝付近で終わる。尾根にはハッキリした道はなく、進入ポイントが分かりづらいが、雑木の尾根を下り始めると薄い踏み跡が続いている。

レスキューポイント【A17】 踏み跡薄く
進入ポイントが分かりづらいが

 「火の用心がある!」と道子、この尾根は踏み跡薄くても良く歩かれているようである。分岐のような踏み跡を見ても真っすぐ尾根を下って行くと標高330m付近で尾根を横切る道に出合う。

 この道は先日歩いた道で、右に下って行くと幻の滝にたどり着き、左へ下ると谷から登り返して中尾城址への尾根に出合う。今日は降りて来た尾根を真っすぐ進み中尾の滝方面へ向かうことにする。

「火の用心がある!」と道子 今日は降りて来た尾根を真っすぐ進み

 踏み跡は薄くなり「以前歩いた尾根と、何か感じが違うな~」と。この尾根は以前歩いた尾根ではないようである。右下の谷から賑やかな声が聞こえてくるが、幻の滝へ向かっているグループだろう。

 この尾根は中尾の滝への古道がある尾根ではなく、その1本右(東)の尾根である。でも今日はこの尾根を進み尾根の先端を確認することにする。踏み跡は薄いが所々にマークがあり、急斜面になるとロ―プも用意してあるので、この尾根も良く歩かれているようである。

踏み跡は薄いが所々にマークがあり 急斜面になるとロ―プも用意してあるので
良く歩かれているようである

 尾根は荒れてはいるが難なく歩いて行き、そのうち右下に谷を見る。尾根の先端の小ピークまで来て下降点を探す。結局一番緩やかな北側の植林地を下って谷へ降りる。

 谷沿いには踏み跡が続いているので、皆さんこの道を通って中尾の滝から幻の滝へ向かっているようである。この踏み跡を辿り流れに沿って中尾の滝へ向かうと、すぐに古道のある支尾根の取付きに出合う。

植林地を下って谷へ降りる 谷沿いの踏み跡を下って中尾の滝へ

 ここからは古道があるので、それを進みすぐの分岐から中尾の滝へ降りてみる。最近の雨で水量が多く、今日は滝らしく見える中尾の滝である。

 まだ11時なので、古道のある尾根を登って行き、先ほど尾根を下って途中で出合った幻の滝からの道に出合うポイントを確認することにする。古道を戻って行き、中尾の滝上に来たところで尾根への古道を登って行く。スイスイ登って行き15分も歩かないうちに幻の滝からの道に出合う、「な~んだ!」と、最初にレスキューポイント【A17】から下って幻の滝からの道に出合ったポイントの下20mに出てきたのである。

 同じポイントから同じ方向に同じような支尾根が2本あるので間違いやすい。結局【A17】から中尾の滝へは、途中で横道に出合うとその道を西へ20m下ったポイントから支尾根へ進入すれば 古道のある尾根を下って中尾の滝へ下ることができるということになる。

ピークハンターさんの標識 幻の滝からの道に出合う
そこは、今日下った支尾根から
わずか20m下であった

 「予報より早いな~!」と、ポツポツと降って来たので下山を急ぐ。幻の滝からの道を西の谷に下り少し登って中尾城址への尾根道へ向かう。西へ下った谷は紅葉か楓か、緑が広がっているので、「今年は、ここの紅葉も楽しもう!」と。

 少し登って心地よい横道を歩いて行くと、数分で中尾城址へ向かう尾根道に出合う。

下った谷から少し登って
中尾城址への尾根道へ向かう
横道を進むと数分で
中尾城址への尾根に乗る

 雨も少し強くなったので、中尾城址の手前の鞍部から堰堤へのコースを取り大文字山登山口へ向かうことにする。植林地を下って堰堤まで降りてくると木の陰がなくなり雨を受けるようになるので、2人は傘を取り出して下って行く。

中尾城址の手前の鞍部から堰堤へ下る 堰堤まで降りてくると

 最後の堰堤横を下って行くと大文字山の登山口に出る。もう広い道なので傘をさしても楽に歩くことができる。雨が降っているのにもかかわらず、次々に登ってくる人、人、外人さんが多く、そのほとんどが傘なしで登ってくる。彼らは傘をさすのが嫌いなようである。

 銀閣寺の参道は、雨なのだろういつもより人出は少ない。「今日のお昼は?」と哲郎、「近くにパスタ屋さんでもいいよ!」と道子、でも今日もGOSPELへ向かってみる。お店に入ると黒い服を着たお店の人が目立つ。

最後の堰堤横を下って行くと
大文字山の登山口
今日もGOSPELに寄ってみる

 ホール係の新人さんに色々と教えているようだ。お客さんに対し、お店の人の方が多いので「これは趣味でやっているとしか思えない!」と哲郎。哲郎お気に入りの超美人のお姉さんは姿は消え、新しいホール担当がやって来る。「○○生ビールは売り切れです」「アサヒか・・・の缶ビールならあります!」と。

 缶ビールでランチは頂けないと「ハートランドの瓶ビールにしてください!」と哲郎。彼女は分からないのでお店の人に確認しに行くことになる。

 道子はエビグラタンのランチセット、哲郎はチキンカレー+Beerで、今日も古いJazzを聞きながらユックリする2人・・・・。「あっ!、今日は早く帰るのだった!」と、2人は早々に切り上げることになる。







木には望みがある。
たとい切られても、
また芽を出し、
その若枝は絶えることがない。


ヨブ記 【14-7】
銀閣寺門前で見るシロシキブの実