大文字山 //東山
(毘沙門堂~安祥寺川道~中尾城址道)
2017.07.28


 
斜面崩壊した迂回地点には3連の堰堤が(迂回不要)
後山階陵からの安祥寺川道


2017.07.28  (金)  晴れ   哲

コース:
・JR山科駅~毘沙門堂~後山階陵~安祥寺川道~尾根出合~東山トレイル道出合~四辻~△大文字山~中尾城址道分岐~中尾城址南鞍部分岐~谷道~堰堤~銀閣寺登山口~銀閣寺

注意:
・大文字山登山道の東にある中尾城址道から山頂への道はハッキリした道ですが、分岐がたくさんあるので迷わないよう注意して下さい。









 先週腰が痛いと山行きを止めていた哲郎、「そろそろいいだろう?」と腰の様子を伺いに大文字山へ一人で出かけてみる。サラリーマンと伴にJR山科駅で降り、スタバー横のトンネルを抜け駅北の住宅地に出る。

 いつものコースで住宅地から洛東高校横の川沿いを歩いて行く。秋に立派な黄葉を楽しませてくれるモミジバフウの大木は周囲の木が茂っていて余り目立たない。疏水沿いに歩いて毘沙門堂への道に出合い、この道をとる。

モミジバフウの大木は 毘沙門堂門前から左の谷沿いの道を進む

 毘沙門堂門前から左の谷沿いの道を進んで行くと、すぐに後山階陵への分岐に出合う。左は大文字山への尾根道、右は安祥寺川沿いの谷コース、今日は腰の様子を診るので楽な谷コースを取る。

 すぐ右手にある後山階陵を過ぎると、植林地の中谷沿いの林道を歩くことになる。植林で日は陰っているが、蒸し暑く汗が湧いてくる。谷水でタオルを濡らし首に巻くが、そんなことお構いなく汗が流れてくる。

 大水で浸食された林道も修復され、歩きよい道はハイキングコースで「A-〇」とレスキューポイントの表示が続く。

後山階陵への分岐で右にとり
安祥寺川道へ
林道も修復され、歩きよい

 林道終点付近は崖崩れしていたので、迂回路ができていたが、斜面崩壊部分に3連の堰堤ができていて、新しい道もでき迂回路は不要になったようである。谷沿いの細い道に変わると、山らしくなってきてコースを楽しむところであるが、こう暑くては楽しみもない。噴き出した汗で、もうズボンも濡れてきている。

崖崩れしていた林道終点付近は
右迂回路、左新しい道
谷沿いの細い道に変わると

 谷が細くなると広々とした谷分岐に出合う。左右に踏み跡が分かれるが、今日は本コースの左を取る。植林地の中、谷間を詰めて行くと尾根に登って行き、尾根コースに出合う。右にとり大文字山へ向かう。雑木の細い尾根は心地良いのだが、今日は風がなくただダラダラと歩いて行く。

 尾根を500mも進むと鞍部に着き東山トレイル道に出合う。少し進むと広い管理道に出合うが、付近にトレイル道の標識がないので、ルートが変更されたのかなと思ってしまう。

左右に踏み跡が分かれる谷分岐 尾根に登って行き、尾根コースに出合う

 その管理道を横切り尾根を登って行くと、四辻(トレイル45)に出合い、真っすぐ登って行くと△大文字山に着く。山頂では男性一人が柔軟体操をしているだけで、ひっそりとしている。今日は霞んで展望が良くないので、飲水後すぐに火床方面へと下って行く。

管理道を横切り尾根を登って行くと △大文字山に着く

 今日は山頂と火床の中間付近にある分岐から中尾城址へ向かう尾根を歩くことにする。山頂から10分も下れば右手に下って行く道を見る。ここが中尾城址への尾根入口で、早速右へとる。尾根道と言っても最初は斜面に沿って下って行き、尾根に乗るのはまだまだである。

分岐から中尾城址へ向かう尾根へ 最初は斜面に沿って下って行き

 登山道の分岐から5分も歩くと右への支尾根分岐に着く。その支尾根は下って行くようで踏み跡も薄いので「これではないだろう」と左の斜面の巻道をとる。この分岐の左手に「火の用心」の札を見る。

 ここから1分も歩くと再び分岐に出合う。分岐の踏み跡が二分して左は谷筋へ下って行き、右は尾根を下って行く。左の谷道は前回火床から強引に下って行き出合った道のようで、右の尾根が中尾城址への尾根のようである。

この分岐は違う
右への支尾根分岐はとらず左へ
次の分岐は踏み跡が二分している
右が中尾城址への尾根道

 右にとり尾根を下って行く。分岐から2~3分も歩くと下りが緩やかになり、右手から登ってくる幻の滝方面からの道と合流する。その先すぐのところで左手の谷コースから登ってくる道とも合流する。この尾根には分岐が多く注意を要するが、地形図にある尾根を辿って行けば良い。この付近の道には「火の用心」の札をよく見る、マーク代わりに付けているのだろうか。

幻の滝方面からの道と合流する 谷コースからの合流点にも「火の用心」

 尾根は明るく、心地よく歩くことができる。中尾滝への分岐を過ぎると中尾城址手前の鞍部に着く。左にとり谷筋を下って行くと大文字山の登山口に行くことができる。今日は汗だくの哲郎、登山口下にある湧水で顔を洗いたいと、左にとる。

 植林地の中、谷間を下って行くと右下に堰堤を見る。そのまま下って行くと今度は左手に別の堰堤を見て谷へ降りる。そこに男性一人がぼんやりと立っていて「平日に、こんなコースで人に出会うなんて」と思ってしまうが、相手もそう思っているだろうと。

中尾城址手前の鞍部に着く 谷間を下って行くと右手に堰堤を見て
すぐ先で堰堤下に降り立つ

 次の堰堤の右横を下って登山口に出る。登山口から登り始めていた青年が引き返してきて、「そちらからも登れますか?」と聞いてくるが、地図がなければ迷いそうなコースなので、登山口からのハイキングコースを進むように言う。

 湧水ポイントで顔を洗い身体を拭き、着替えて昼食へと向かう。中尾城址への登山口がある行者の森を通り過ぎると銀閣寺、まだ11時30分、おめんのうどんよりビールだとGOSPELへ向かうが「12:00~」と閉じている。でもやはりビールだと哲学の道へ向かい涼をとりながら時間をつぶす。

行者の森の中尾城址への登山口 哲学の道のヤブカンゾウ

 GOSPELに入ると哲郎1人、ランチは止めチキンカレーと生ビール1パインを注文するが「生ビールはまだ冷えていません!」と残念。瓶ビールを頂くが「HEARTLAND」のビールは哲郎の嗜好に合っていて、流れるJAZZを聞きながらチキンカレーと伴に美味しくいただく。

 今日はユックリの歩きだったが、腰は痛くならずビールも美味しく頂いて「よかった!」と哲郎。







山は上がり、谷は沈みました。
あなたが定めたその場所へと。


詩篇 【104-8】
下山後は今日もGOSPELで
美味しいBEERを頂く