大御影山
(河内谷林道~近江坂~本谷東尾根)
2016.05.05


 
新緑のブナ林が続く近江坂を心地よく


2016.05.05 (木) 晴れ   小てつ、JOE、哲、道


アクセス::
・河内谷林道ゲートまで車利用

コース:
・河内谷林道ゲート~三重嶽能登又登山口~三重嶽本谷登山口~本谷橋~峠(近江坂出合)~抜土分岐~△大御影山~関電反射板~本谷東尾根~本谷橋~河内谷林道ゲート

注意:
◆大御影山から本谷橋へ下る本谷東尾根に登山道はありません。踏み跡を辿ることになりますが、踏み跡が消えている所や支尾根分岐もありますので、初心者だけで進入しないようお願いします。

歩行時間(休憩除く):
◆河内谷林道ゲート-(50)-本谷橋-(70)-峠(近江坂出合)-(60)-△大御影山-(60)-本谷橋-(50)-河内谷林道ゲート







 5月連休後半、天気のいい日を選んで大御影山へ出かけよう!と小てつさん。久し振りに小てつさん、JOEさんと4人組、快晴の朝、車は鯖街道を北上する。

 国道から石田川ダムへの道に降りる。付近の山々はまだ新緑という感じがして、心地よく我々を迎えてくれているようである。ダム管理棟でトイレ休憩後ダムの湖畔の道を進んで行く。落石が多くガタガタの道、ユックリ丁寧に進んでくれる小てつさん、ありがとう!。

 落合から河内谷林道へ入りゲート前に止め準備する。ゲートを越え橋を渡ると林道は河内谷の右岸に続く。ゲートから本谷橋までは林道は緩やかで新緑の山々を見ながら心地よく歩いて行く。

河内谷林道ゲートから出発 林道は緩やかで新緑の山々を見ながら

 広い谷間の右岸は良く日が当たるが、今日は風が強く涼しくて丁度良い。「この風では」と尾根の風を心配するが、昼からは弱くなるだろうと期待する。足元に春の野草が続き、新緑といい、この林道は秋の紅葉とともに心地よく歩くことができる。

 能登又の三重嶽登山口にはワラビの群生を見るが、その多くは収穫されているようだ。足元にニリンソウが続き、それを見ながら春を感じながら歩く。三重嶽本谷道登山口を過ぎて本谷橋に着き小休止、ここで標高540mだから、林道を50分歩いて標高差100mしか登っていないことになる。

足元にニリンソウが続き 三重嶽本谷道登山口を過ぎて本谷橋に着き

 林道は東へ向き、大きく蛇行しながらだんだん登り始める。右手が深い谷なので、林道は明るく日が当たり野草も多く咲いている。それらを見ながら歩くので林道が登り始めても苦にならない。しかし林道は北へ南へ西へ東へと何度も大きく蛇行して登って行くので時間がかかってしまう。

 本谷橋から70分かかり峠にある大御影登山口に着く。大御影山への尾根へと登り始めると足元にカタクリを見るが、もう花は終わっている。前後に登山者の姿はなく「カタクリが終わったので、登山者が少ないのだろう」とJOEさん。

野草観察をしながらユックリ登って行く 峠にある大御影登山口から近江坂へ

 周囲にブナの木が増えてきて、しばらくブナの新緑を楽しみながら歩くことになる。しばらく溝状の道が続き、10分で抜土分岐に着く。足元のカタクリは終わっているが、見ごろのイワカガミが続く。

 見晴の良いところで東方に大谷山から赤坂山への稜線を眺める。「今日はあそこにキムケン&ユッキーがいるはずや!」と小てつさんは単眼鏡を取り出して覗く。「岩の上に誰かが腰かけている!」「ユッキーか?」と小てつさん、ボンヤリしか見えない3人は???。

 前方から登山者が降りてきて、またまた降りてきて・・・、カタクリが無くても大御影山に登る人はいるようである。4人は新緑のブナ林を野草観察しながら心地よく歩いて行く。

周囲にブナの木が増えてきて 何処までも続くブナ林で野草観察

 快適な尾根がが続き、知らぬ間に△大御影山の山頂に着く。昼食中の数名の登山者の横を通り反射板へ向かい、我々も昼食とする。いつもの反射板の北尾根は風が強いので反射板の南へ移動する。

 「今日は合わせみその新製品」だとJOEさん、フリーズドドライ+食材で作った豚汁を美味しく頂き、いつもスミマセン。食後は小てつさん製のタムシバ茶を美味しく頂く。楽しい昼食も終わり下山の準備していると10名程度の団体さんがやって来る。

知らぬ間に△大御影山の山頂に着く 反射板で昼食とする

 団体さんとの話も終わり、我々は反射板の裏から本谷東尾根を下って行く。このルートは本谷橋まで南へ一直線なので短時間で下ることができる。3箇所支尾根分岐で注意を要する尾根だが、最近ここを歩く人も増え踏み跡が濃くなり、道の様になっているので、分岐で間違うことはなくなったようである。最初は細い雑木の中を下って行くと、前方に三重嶽を見ながら下ることになる。

反射板の裏から本谷東尾根を下って行く 三重嶽を見ながら下ることになる

 ここから尾根は南に向き、下るにつれ周囲は細い雑木からブナ林に変わる。標高730m付近から疎林帯に変わり、足元に低木のユズリハが続くと勾配もきつくなる。以前この付近は藪漕ぎ状態であったが、最近切り開かれ歩きやすくなっている。この尾根の最後は、標高660m付近で右へ尾根から外れ本谷方面へと振る。この分岐は分かり難いが、踏み跡と多くのマークで難なく進むことができる。

この尾根でも新緑のブナを楽しむ ユズリハが続く疎林帯に変わる

 最後は急な植林地をジグザグに下って行く。今までのルートは、最後は本谷橋の北へ降りていたが、新しくできた踏み跡は本谷橋に直接降りるようになっている。踏み跡が残り難い植林地に、ハッキリした道ができているので、多くの人がこの新しいルートを歩いているようである。本谷橋上の林道に降り立ち小休止し、林道ゲートへと下って行く。

最後は急な植林地をジグザグに 本谷橋上の林道に降り立ち

 もう見慣れた野草の花は、覗き込むようなこともなく、4人は目の前に広がる新緑の山々を眺めながら心地よく河内谷林道を下って行く。

 今日は新緑のブナを満喫し、たくさんの野草も観察でき、満足の哲郎と道子、小てつさんJOEさんありがとうございました。







アシウテンナンショウ チゴユリ
葉の大きなエンレイソウ イワカガミ
カタクリ キジムシロ
オオバキスミレ ニリンソウ
ニシキゴロモ リュウキンカ
サンインシロガネソウ タニギキョウ
ツクバネソウ ヤマエンゴサク
ユキグニミツバツツジ 咲き始めたユキザサ







主は季節のために月を造られました。
太陽はその沈む所を知っています。


詩篇 【 104:19 】
キスミレの群生