蛇谷ヶ峰 (桑ノ橋~畑)//奥比良
2016.09.10


 
蛇谷ヶ峰山頂から琵琶湖の展望を楽しむこともなく
畑へ下って行く


2016.09.10 (土) 晴れ   哲、道

行き:出町柳バス停 7:45 - 桑ノ橋バス停
帰り:畑バス停13:54 - JR近江高島 14:21 = JR京都
コース:
桑ノ橋バス停~国道登山口~きのこ研究所~林道登山口~P791~天狗の森~西峰反射板~△蛇谷ヶ峰~P752~須川峠~林道出合~舗装道ゲート~畑バス停








 奥比良の蛇谷ヶ峰へ出かける。いつもは梅雨明けに出かけ木々の緑を楽しんでいたが、今回は初秋の蛇谷ヶ峰を楽しむことする。出町柳駅前バス停は、秋に入ったのだろう登山客も増えて朽木行きは臨時便が出る。

 桑ノ橋バス停で3人降りる。単独の男性はすぐに登山口へ消えていくが、道子はトイレへ向かい準備に時間がかかってしまう。先の男性より15分遅れて出発する。

 バス停付近にはたくさんのツユクサが咲いているが、初夏の花と思っていたが「秋まで咲くんや」と。安曇川には早朝からたくさんの釣り師ががんばっているが、水量が少なく「だめだろうな!」と思ってしまう。国道にある登山口から登り始める。

桑ノ橋バス停 国道にある登山口から登り始める

 山沿いの林道を歩き始めるとワラビの群生が続くが、9月ともなれば勢いがなくなっている。植林地に入るとジグザグに大きく蛇行しながら登って行く。足元の落ち葉は湿っていてヒルが心配されるが、舗装された林道なので安心して歩くことができる。

 風がないので蒸し暑い。でも気温が低く「21℃-75%」と道子、飲水休憩はいつもより少ない。標高350mを超える頃から赤松が増えてきてその斜面をジグザグに登って行く。やっと「望岳所」というところに着き、シラクラの山並みを見ながら小休止する。

標高350mを超えると赤松が増えてきて 「望岳所」からシラクラを望む

 すぐの「きのこ研究所」を過ぎ、林道を南へ進んで行くと林道からの登山口に着く。早速登山道へ進み支尾根に取りつく。風も少し出てきて涼しさを感じるようにもなる。雑木が続き心地よい斜面を登って行くのだが、木々の緑は少し褪せてきているようで、秋が近づいてきているのだろうと。

 山頂までは東へ支尾根を登って行くことになるのだが、その支尾根は南北へ流れていくので、何度も支尾根を乗り換えることになる。だから斜面を登り支尾根にのり次の支尾根の斜面に突き当たると再び斜面を登り次の支尾根に・・・と、これを繰り返すことになる。

登山口から支尾根に取りつく 雑木が続き心地よい斜面を登って行く

 P791に着き小休止、ここまで来ると山頂は近いと感じる。標高差50m登って行くと西峰の反射板が見えてきて、シャクナゲを見ると天狗の森に着く。ここから少し登って反射板のある西峰に着く。

 南方の釣瓶岳や武奈ケ岳を望んでから山頂へ向かう。一旦鞍部に降り通ると花粉が舞いあがるシダが密集する斜面を標高差50m登ると△蛇谷ヶ峰の山頂に着く。山頂には数名の登山者がいて休憩中である。

反射板のある西峰に着く シダが密集する斜面を標高差50m登ると

 11時50分の到着、いつもはこの時刻に山頂を発っていたので、急いでお昼を食べることになる。15分の昼食休憩も終わり、遠望を楽しむこともなく畑へと下山を開始する。

 尾根を100m下ると左の支尾根に乗り、さらに200m下り左へ直角に急斜面を下り一つ東の尾根に乗る。降り立ったところには標識があるが、登山道には相変わらずテープが続く。後は須川峠まで一直線に南へとユックリ下って行く。

いつものガスはないが琵琶湖は霞んでいる 降り立ったところには標識があるが

 細い雑木の尾根、足元にイワカガミやハナヒリノキ以外見るものはないが、雑木が続き心地よい。滝谷分岐を過ぎP702付近から植林地に変わり下って行くと須川峠に着く。13時54分のバスに乗りたく今日は遅れているので、小休止もなく畑へと下って行く。

雑木が続き心地よい 須川峠から畑へと下って行く

 谷分岐までくると、ここで右手の谷を渡るのだが数年前から谷が浸食され渡り難いので、登山道を外れ谷分岐まで下り右手の斜面を登り登山道へ合流する。すぐに次の谷分岐に出合うが、ここは道なりに植林地を下り右手の谷を渡る。

最初の谷分岐は分岐まで降りて行き 右手の斜面を登り登山道へ合流する

 最後の谷を渡ると後は谷沿いに下って行き、堰堤の横を通り過ぎると林道に出合う。13時10分、いつもより10分遅れているが「バスには十分間に合う!」と安心する。ここで道子は傘を取り出し林道を左(東)にとり畑へと向かう。今日は10分歩いて舗装道用のゲートに着きロックを開閉し中へ進入する。

堰堤の横を通り過ぎると林道に出合う 舗装道用のゲートに着き

 畑の集落を見ながら田園の中を下って行くと、先を歩く道子は立ち止まって「咲いている!」と、足元を指さす。そこにはアカバナやツルボ等いろいろの花が咲き、それらを見るが「時間がない!」と観察もほどほどにして下って行く。

畑の集落を見ながら田園の中を下って行く サワヒヨドリ
アカバナ ツルボ

 バス停に着き、哲郎はバス停で、道子はトイレで着替えさっぱりする。そのうちバスがやってきて、クーラーが心地よいバスは二人を乗せ、JR近江高島駅へと出発する。








主は季節のために月を造られました。
太陽はその沈む所を知っています。


詩篇 【 104:19 】
熟したヤマボウシの実