朝日峯(水谷林道~北東尾根~行衛谷中尾根)//北山
2016.10.19


 
朝日峯北東尾根は雑木が続き心地よい


2016.10.19 (水) 晴れ後曇り   哲郎、道子

行き:JR京都駅前7:50 - 小野下ノ町  (JRバス)
帰り:高雄 13:56 - 四条烏丸  (京都市営バス)


コース:
小野下ノ町バス停~水谷林道~分岐左~梅谷林道200m先の作業道~標高445mで左の支尾根鞍部へ~(朝日峯北東尾根)~△朝日峯~松尾峠から峰山への林道~行衛谷中尾根への古道~標高440m折り返す作業道~行衛谷右俣林道終点~行衛谷左俣出合~谷山林道出合~高雄バス停

注意:
◆朝日峯北東尾根に道はありませんが、登りの場合、尾根1本なので迷うことはありません。尾根への取付きは、いずれも急斜面なので要注意。







 週末に出かけられなかった二人は、平日登山、近郊の山に出かけることにする。JRバス周山行きのバスに乗り小野下ノ町で降りる。平日なのでバス停横の郵便局は開いていて、朝早くからお客が出入りしている。その前の駐車場で準備する。9時10分出発、バス停を少し戻ったところに西への地道があるのでこれをとる。

小野下ノ町バス停付近 バス停を少し戻って地道へ

 橋を渡って民家を過ぎると、すぐに水谷林道に変わる。谷沿いの林道は植林地が続き特に見るべきものはないが、足元に咲く名残の野草を見ながら進んで行く。しばらく穏やかな谷沿いの道が続く。この道は小野郷の住民の散歩道で、今日もウォーキング中の二人に出合う。植林地には新しい林道がたくさんでき、間伐が進み明るくなってきている。

 30分歩いて林道分岐に着く。林道を直進すれば最後は田尻峠へ行くことができるが、二人は左にとり梅谷林道をとる。

民家を過ぎるとすぐに水谷林道 左の梅谷林道へ

 日が射しこんでくる植林地の中を分岐から200mも歩くと、右手に西に伸びていく作業道を見る。今日はこの道を中ほどまで進み朝日峯北東尾根の鞍部に登ることにする。早速作業道に進入する。

 小さな谷沿いの道は歩く人もいないのだろうマツカゼソウが増えてきて歩きにくい。少し進むと道は浸食され溝状になってくる。最後は所々で道は谷に変わり水が流れている。でも小さな谷なので難なく進むことができるが、時間がかかってしまう。

梅谷林道を200m進んだ分岐で 道が谷に変わってしまって

 林道の浸食もなくなると、やっと最初の小屋に出合う。ここまで来ると鞍部への取付きは近い。すぐ先で左手の支尾根が明るくなり鞍部が見えてくる。ここから標高差3~40m、急な植林地を登って鞍部へと向かう。数分登って朝日峯北東尾根に着く。

最初の小屋を過ぎると 鞍部へと登って行く

 10時25分、林道での野草観察に時間を要したのか前回より10分の遅れだ。早速山頂へと歩きい始める。いきなりの急斜面だが少し登ると緩やかになり、山頂までこれの繰り返しである。でも山頂迄標高差200mしかなく雑木が続く尾根なので、余り苦にならない。

 登るにつれ尾根の中央は地主の境界なのだろう雑木が刈り取られていて歩きよくなっている。40分登って朝日峯山頂に着く。いつの間にか曇って来て遠望は出来ないが、東の比叡山から大文字山の稜線を見ながらオニギリを食べる。20分の昼食休憩も終わり南にある林道へと下って行く。

境界の雑木が刈られ歩きよい 遠くに比叡山から大文字山/朝日峯山頂から

 細い道を下っていると前方からトレラン風のカップルが登ってくる。高山寺から峰山を経てやってきましたという彼らは軽装で派手な身なりなので、高山寺まで車でやって来たのだろう。美人でスタイルが良い奥さま?、品のいいカップルなので、「今日が定休日のレストラン、ブティック、クリニック辺りかな?」と哲郎。

 松尾峠から峰山方面への林道に降り立ち、左にとり峰山方面へ歩き始める。広い林道は里から離れた山の上にあるので、味気ない林道が続く。この林道は大きく蛇行する所があるが、P556を過ぎると北へ200m蛇行する。この蛇行前の角に行衛谷中尾根の古道入口がある。

 大きく蛇行して戻ってきたところにも古道入口があるが遠回りとなり、手前の入口からだと350mショートカットできる。古道入口の大木にキノコを見るが、ナメコではないので間違って採らないことを願う。斜面を横切る古道は、最初の15mほど崩れているので注意して踏み跡を進むと道はシッカリしてくる。

林道が北へ曲がるところが
行衛谷中尾根古道入口
最初の15mは崩れているが歩ける

 少し巻いて行くと、すぐに支尾根に乗り広い古道に出合う。支尾根を下って行く道は、すぐに左に折れ植林地の斜面を巻いて行く道に変わる。前方に沢山の倒木を見て、これを越えていくと1本東の支尾根に出合う。この支尾根が行衛谷中尾根である。

 早速尾根を下って行く。最初は倒木が多くハッキリしないが、すぐにシッカリした古道を歩くことになる。折れ枝が多く見ることになるが十分歩くことができる。足元に青いワイヤーを見るようになるが、「これは何のためにあるのだろう?」といつも思ってしまう。このワイヤーは尾根の下の方まで続いている。

巻道の倒木を越えていくと
行衛谷中尾根
足元に青いワイヤーを見る

 中尾根の中ほどまで来ると左手に折り返して下って行く道を見る。尾根の古道を真っすぐ下って行っても良いが、今日はこの左の道を下って行く。植林地を適当に下って行くと広い作業車が通れる作業道に出合う。この「適当さ」には少し経験が必要だが、植林地なので間違ってもリカバーできるので心配することはない。この作業道を下って行くと谷に出合い、行衛谷右俣の林道終点に出合う。

行衛谷中尾根の途中で
折り返す作業道を下って行く
行衛谷右俣の林道終点に出合う

 林道を400m下ると左俣の林道と合流する。その少し手前で谷に降り顔を洗い、用具を洗って収納する。「今日はアケボノソウを見ていない!」と行衛谷林道を下って行くが、花らしきものは何も見当たらない。

 前方に小屋が見えてきて谷山林道に出合う。ここから高雄までは約30分、「14時前には着くだろう」と秋の名残の花を見ながらユックリと高雄へ向かう。







アキチョウジ ベニバナボロギク
キヨスミイトゴケ ミカエリソウ
ナギナタコウジュ サルトリイバラの実







主は季節のために月を造られました。
太陽はその沈む所を知っています。


詩篇 【 104:19 】
コムラサキ
小野下ノ町バス停で