愛宕山(長坂谷北尾根)//北山 |
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長坂谷北尾根を登ると コバノミツバツツジが丁度見頃 |
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2011.4.10 (日) 晴れ 哲、道
コース: 清滝バス停〜西山トレイル〜長坂谷道取付(トレイル【西山4】)〜尾根道分岐〜米買道出合〜7合目からの登山道出合〜炭焼窯コースはネットで進入できず登山道を下る〜米買道出合(荒神峠)〜ツツジ尾根〜JR保津峡 注意: 大岩から7合目へ向かう炭焼窯跡コースは、表参道付近から植林用ネットが張られているため、現在は通れません。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 「コバノミツバツツジが、咲いているだろう」と愛宕山に出かけることにする。長坂谷と明神谷の間にある尾根、最近通っていないので、この(長坂谷北尾根)を調査し、炭焼窯跡コースから米買道を通って、最後はツツジ尾根を下ることにする。 清滝へは阪急からの方が便が多いということで、今回は阪急嵐山へ向かうが、阪急はお花見シーズンなのだろう、予想以上の超満員で、朝から「やれやれ」。阪急嵐山のバス停に立つと、目の前の細い道に駐車場への車の列が続き、バスの運行を妨げている。バス会社の係員とガードマンが、車を誘導してバスを通すが、細い道なのでなかなか進まない。観光シーズン中は、この付近も車の乗り入れ規制が必要である。 遅れてやって来た清滝行のバスに乗るが、それでもJR京都駅からバスに乗るよりは早いような気がする。清滝バス停から落合へは左の道を下って行くのだが、トイレに寄るため右の道を下る。トイレ前のツバキは例年のごとく、いっぱい花を付けている。
落合へは駐車場前の橋を渡らずに、橋の手前から川へ渡り、川沿いの道を歩いて行く。猿渡橋の下を通り、次の橋で右岸に渡ると木漏れ日の中の雑木道が続く。所々にヤマザクラが咲き、心地よい歩きが続く。清滝から落合への道は、トレイルの中でも、一番気持のよい道のように思える。アスレッチク跡への道を過ぎると、川は蛇行を始め、より景観を楽しむことができる。河原で昼食をとっているグループの横を通り、しばらく散策を楽しむ。 目の前が明るくなった所で、少し登って支流の橋を渡る。ここが明神谷の入口で「なつかしい!」と取付地点を見ると、相変わらず入口は分かりにくいようだが、少し実のある木に多くのテープを見る。明神谷入口を過ぎると、川幅は広がり緩やかな流れを見ながら、長坂谷取付に着く。「おなかが、すいた」と言う道子、少し早いが昼食にする。目の前にある落合への橋の手前の川岸で、暖かい日差しを受けながらオニギリを食べる。その短い間にも数人がそばを通って行き、このトレイル道を楽しんでいるようだ。
これから登って行く山の上の方を見ると、少しピンク色しているので、どうやらミツバツツジは咲いているようだ。昼食後、早速トレイル【西山4】にある長坂谷の入り口から進入して行く。ここには立派な標識があり標識の破線の道が米買道と示している。すぐの植林地の中の道を100mも進んだろうか、再び標識が折り返して登って行くように示してくれる。前方に一人の男性が歩いていて、米買道へ向かうようだ。
20m進むと、道はすぐに左へ折り返し、しっかりとした広い道が続いている。折り返してすぐ哲郎は、目の前のテープを見て「ハッ!」と立ち止まる。ここが尾根の取付で、先を歩く男性に気をとられて、もう少しで見逃すところであった。道子に「ここや!」と言い、これから尾根へ登って行く道を眺める。その道は歩く人も少ないのだろう、細くて汚れた道である。小さくジグザグに登って行き尾根に乗ると、尾根の南側をしばらく登って行くが、そのうち道は穏やかになる。
標高140m付近だろうか、道端にはミツバツツジやアセビが咲き、足元にはシダが続く。快適な道なのだが、残念なことに倒木が多く邪魔をする。標高150m付近から道は尾根の北側に変わり、植林地に接して続いていく。標高230m付近で倒木を避け、道を外れて登って行くと、目の前に作業道が横切る。この道は右手の植林地へと下って行くので分岐へ戻り、尾根を直登する道を進む。
標高250m付近から、足元のシダの背が低くなり歩きやすくなる。尾根の右手に白いタムシバを見たので振り返ると、遠くの山々に点々と白く咲いている。この付近から尾根の中央に溝ができ、これは作業道ではないので進入しないことだ。この溝は右や左に現われては消えていく。時々怪しくなる道も、しっかりとしてきて段々山らしい道になっていく。標高300mを過ぎると、再びシダが増えてきて、左手に再び溝を見て歩くことになる。標高350mを過ぎると、尾根は緩やかになり、「もうすぐ米買道や!」と道子に言う。そのうちタムシバの咲く尾根を少し下るように進むと、米買道に出合う。
米買道を右に進めば、明神谷を渡り表参道へ、左へとればツツジ尾根取付から水尾へと行くことができる。今日は目の前の7合目からの尾根を直登する。最初は、はっきりしていた踏跡も、段々と薄くなり勾配もしだいにきつくなる。その踏跡は途中で小さな溝をはさんで真横へ進み、右の尾根を登っているので、これに従い進んで行く。
標高500m過ぎた所で、右への作業道に出合うが、これは斜面を巻いているので、左の上へ登る道をとる。標高520m付近から尾根は林のように広がり、緩やかに登って行く。ちょっと左手に巻いて登って行くと、そのうちに7合目からの登山道に出合う。尾根の探索も終わり、ここで小休止とする。登山道からは間違って、我々が登ってきた道に入らないように、たくさんの枝が積み重ねられている。 「今日は炭焼窯跡から、下山しよう」と二人は表参道7合目への道を登り始める。立派なヒノキの植林地の中を数10m登って行くと、炭焼窯跡コースの入口がある。「ここや!」と左手に進入すると、先を行く道子が立ち止まっている。目の前に植林地用のネットが張ってあり、進入できないからだ。「下の方は無理なので、ネットの上の様子を、確認しよう!」とネット沿いを登って行くが、分岐のようなものはなく、とうとう表参道の階段が見えてくる。ネットは広範囲に設置してあるようで、「炭焼窯跡コースは通れない!」と、結局そのまま下ってツツジ尾根から下山することにする。
我々が登ってきた尾根分岐を通り過ぎると、標高差200mの急斜面の下りが続く。でも今日はきつい尾根を登ってきたので、いつもよりは楽な感じで下って行く。下り切ると、米買道に出合い、ここが荒神峠(長坂峠)という新しい標識を見る。「さあ、ツツジ尾根のミツバツツジを楽しもう」と尾根を歩き始めるが、なかなかピンクのツツジに出合わない。登りで、たくさん出合ったミツバツツジだが、「ツツジ尾根に、ツツジがない」と言うことになる。今年は不作なのか、この尾根の雑木が茂ってきてツツジが育たないのか・・・、尾根を半分進んだ頃、やっとピンクの花を見るようになるが、数が少ない。 ツツジ尾根の最後の下りにかかると、ようやく花を見るようになるが、ツボミが多く満開はもう少し先のようだ。車道に降り立ち、JR保津峡へ向かうが、水尾川に咲くヤマザクラもまだまだで、この付近は花の見頃は来週のようだ。それでもたくさん咲いている花を見ながら、橋の上のホームで電車を待つ二人。 ![]() ![]() ![]() ![]()
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