2000 (12) 12.2 (土) 晴れ 哲、道
|
行き 地下鉄国際会館 叡電岩倉 叡電貴船口
|
|
帰り 叡電貴船口 叡電岩倉 地下鉄国際会館
|
コース:
叡電貴船口〜奥貴船橋〜滝谷峠〜直谷〜柳谷峠・芹生峠の分岐〜豆ヶ谷〜芹生峠〜アソガ谷分岐〜奥貴船橋〜叡電貴船口
叡電貴船口で下車。12月に入っても、色鮮やかな紅葉の残っている貴船川沿いの料理旅館街を歩く。同じ根から生えた2本の杉、『樹齢千年相生大杉』を見ながら、貴船神社奥の宮を過ぎると『滝谷峠・芹生峠』の分岐がある。
 |
 |
貴船川沿いの料理旅館街 |
ここに『あぶない』の標識
|
分岐を左『滝谷峠』にとる。ここから山道らしくなり、土砂崩れで木が根こそぎ倒れているのを見る。
また、岩が多く滑りやすい数箇所に『あぶない』の標識が付いている。
ちょっと来ないうちに変わるものだ。左手の樹木の間から見える滝谷のいわれである滝を見ながら登る。やがて、滝谷の湿地帯を抜け急坂を登り切ると滝谷峠に着く。
分岐を『直谷』にとりササの中を下る。以前はもっとササが茂っていたが、綺麗に刈られているので歩きやすい。例によって哲郎は「京阪電車の人が 歩きやすいように 刈ってくれたんや」と言っている。石のゴロゴロした道を15分ほど下ると直谷に着く。
 |
 |
完成した砂防ダム |
杉が伐採され景観が一変している
|
昨年(11年11月)に来た時は砂防ダムの工事中だったが、もうすでに完成している。ここで、おにぎりを食べながら辺りを見回す。「これはなんや スギが いっぱい 倒れているで」 「なんかも〜 きたないで グチャグチャやで」元々ここは、シダ類が豊富で美しい谷だったのが、砂防ダムを造るのに林道が通り植物が伐採され、景観が一変している。 「ああー もったいない 本当に もったいない。」 この様子では、まだまだ周りの環境が落ち着くまでには時間が掛かりそうだ。完成した砂防ダムが大雨の時、上流からの土石流を防ぐのに活躍して欲しい。
 |
豆ヶ谷経由芹生峠
|
伐採されたスギが投げ倒された道を歩き続けると『柳谷峠・芹生峠』の分岐がある。今日は魚谷山(柳谷峠経由)へ行く予定だったが、右手には青々と茂ったシダ類が見え自然と引き寄せられる。もう、この道を歩き続けるのがイヤになって来たので、右『芹生峠』(豆ヶ谷経由)に分岐をとる。
ここからは初めてなので、テープを見落とさないように進む。オタカラコウの名残を見ながら沢沿いを歩く。「なかなか ええとこや」と哲郎が言っている。(毎回、何処に行っても決まったように言っているが・・・)さっきのあの荒涼とした景色を見ているだけにホットする。それに初めての道というのは新鮮でわくわくする。これで合っているのか、何処に出てくるのかなと考えるのも楽しい。
 |
 |
実が赤くなったサルトリイバラ |
全容が見える魚谷山
|
やがて、谷沿いの道から離れ斜面を登る。高度が上がるに連れて徐々に景色が広がる。登り切った所は視界が360度開ける最高の展望ポイントだ。全容の見える魚谷山、遠く愛宕山がかすむ 目の前にはススキが揺れ、サルトリイバラが赤い実を付けている。久しくこんな絶景を見ていなかった。ただ見とれるだけだ。
 |
 |
芹生峠へのテープ |
降りた舗装道にある標識
|
少し進むとササの中に『芹生峠』と書いたテープがあるので従う。杉林の間に黄葉したコアジサイの急坂を一気に降りると、芹生峠の舗装道に出る。
 |
 |
芹生峠へのテープ |
芹生峠の舗装道に出る
|
九十九折の舗装道を貴船方面に下る。40分ほど歩くと『アソガ谷分岐』に出合う。ここから叡電貴船口までは1時間ほどだ。
|
人は心に計画を持つ。
主はその舌に答えを下さる。
箴言 【 16−1 】
|
地下鉄国際会館より望む比叡山
|
|