愛宕山 中尾根と社務所裏道 |
![]() |
![]() |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2008年3月15日(土) くもりのち晴れ 森の旅人M
コース: JR保津峡駅〜中尾根取り付き〜米買道出合〜三角大岩〜中尾根西コース〜水尾分れ休憩所〜愛宕神社〜社務所裏道取り付き〜水尾(JA前)〜中尾根取り付き〜JR保津峡駅 ![]() ![]() ![]() ![]() 今冬は積雪が多かったのでまだ北山に入るには早いと思い愛宕山へ。今回のルートは初めてでJR保津峡駅より中尾根に取り付き水尾分れ休憩所より愛宕神社に向かいました。 JR保津峡駅で下りて中尾根取り付きへは,赤い保津峡橋渡り府道を水尾方面の左へ歩を進めます。駅では男女5人パーティが登山準備をしていました。人数は少ないがこの駅から登る人は結構いるらしい。右手に脇林道の鉄製門扉を見て,その先の保津峡ハイキングコース看板を見てから取り付きに到着,駅から20分弱でした。
中尾根の山道は急坂が続く。テープがあちこち,少し行き過ぎと思うくらいある,道は良く踏まれて充分わかる。マツ以外にアセビ,ソヨゴなど雑木が多い。一旦平坦路になり再び登り坂となる。尾根を歩き続けて汗をかきはじめたので服装の調整とスパッツを装着する。急坂が続くが,西側が伐採されて開けて明るい場所に出ると平坦路から下り坂になる。このルートここまでは平坦路が結構あり思いのほか楽である。緩やかな尾根道が続き下り坂になり着いた所で東西に延びる米買道に出会う。取り付きから丁度1時間です。
東へ進むとY字路となっている。南側の米買道には丸太橋が架かっている。今日はこの分岐を北側へ進む。天気は相変わらずくもり空,スギの高木が多く薄暗い道を登っていくと大岩と呼ばれている三角岩が目に入る。三角岩の手前が分岐になっておりピンクと黄色の布切れ垂れ下がっている。黄色の布切れには,「西コースです」と書かれている。今回のしんどい所はここからで,左手に回り込み今まで上ってきた谷の上部に出る。谷上部の尾根に乗り北へ向う。急坂なので九十九折の山道になっている,登るにつれてスギ植林地から雑木林に変わる。道は思ったよりしっかり,その上黄色のテープが道案内をしてくれるので心配はない。再びスギ植林地に入り急坂は九十九折から一本道に,スギ植林の幼木の間を登っていると上方から鈴の音が聞こえる。参道に近づいているらしい。そして途中のスギ林の間からようやく水尾分れの休憩所が見えた。米買道出合から小1時間で休憩所に到着。
小休止を取っているとおじいさんがやってきた,保津峡駅から南尾根を登ってきたことを話された。おじいさんは毎週,愛宕山を登っていて道に詳しかったが,中尾根については逆にどこに出るのか聞かれてしまった。4〜5人のグループがやって来たので休憩所をあとに愛宕神社へ向かう。黒門近くになると今まで見なかった残雪が参道の石段に残っている。凍結して硬くなった雪の上は歩けないので脇を行く。境内に入り参拝者が目に入るようになるがいつもより少ない感じがする。石段を登りきり神社に入ると屋根から下ろした雪が小山のように残っていた。お参り後休憩所で昼食を摂る。12時に近づいてくるとさすがに賑わってきた,今日目立った人は下から40分で走って上ってきたと言う若いサラリーマン,一斉に「すごい」の声を上げる。昼食を済ませると席を譲り休憩所を出る。神社の温度計は1.5度であったが風がないためそれ以上に温かい。少し陽も出てきてさらに暖かく感じる。
復路は,境内入口の灯篭手前から水尾へ通じる社務所裏道を下る。一旦北に向って下り始めるが,その後南へ転向し急坂を下って行く。北斜面になっているためか,山道に雪がきれいに残っている。急坂のうえ残雪があるので歩きにくく足元を気にしながら下っていく。右手は岩ヶ谷になっている。10分下ってようやく雪が消えるが急坂の下りは続く,足に負担が掛かる。この道は登るより下りに利用すべき道だと思われる。ようやく坂も緩やかになるものの,すぐに下りが始まる。
黄色のネットフェンスがありスギの植林地を歩く。雑木林になり前方に何か動く気配がある,近づくと鳥かと思ったら,よく見ると灰色の「リス」であった。山歩きで初めて出会う動物であるが,残念ながら写真を撮るまで待ってくれずに山中へ逃げ込んでしまった。 リスを見てからすぐに水尾分れからの水尾参道に合流,標識があり今下ってきた道を農林道と表示してある。さらに先にはベンチと水尾の紹介表示板がある,そこを過ぎると水尾浄水場に出た。急斜のコンクリート道を下ると,小学校前を通り水尾JAのある府道に出た。途中振り返ると愛宕山が青空と一緒に見える。
JR保津峡駅に向って歩き出す,民家のブロックに約4Kmと表示してある。自治会バス停の先からは府道から離れて下道を歩く。近くの梅の花は今が満開,山間部なので遅いのかもしれない。渓流沿いに歩いて行くと,明智越の標識が丸太橋のたもとに立っていた。すっかり天候は回復し快晴となり気持ちよい。府道に合流後,朝歩きだした中尾根取り付きを通り過ぎる。そしてJR保津峡駅に戻り周回コースを終えました。
結局,往路復路ともに誰にも会わないコースでした。道はしっかりしているものの地図に載っていないルートなので仕方ないでしょう。愛宕山へのルートですが,どこから登っても結局しんどい山です。まだ知らないルートもありコース選択に迷う愛宕山です。山頂では残雪もあり今年の雪の多さを見せていたが,空気は柔らかく春本番は近いと思いました。 ![]() ![]() ![]() ![]() |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
![]() |