百里ヶ岳 2021.02.04


寒いです~! 百里ヶ岳山頂


2021年2月4日(木) 晴れ  洛西オヤジ

アクセス:
・自宅―鯖街道(R367)-梅の木―朽木小入谷バス停付近
コース:
・小入谷バス停付近車デポ地―百里新道―百里ヶ岳―根来坂峠―焼尾地蔵―小入谷車デポ地



 今日は洛西オヤジです。この時期オヤジが唯一行ける北山、百里ヶ岳に行ってきました。初心者オヤジ山歩きの前から大チョンボ、己の老いぼれ加減情けなさに打ちひしがれました。(なんやねん出だしから)語るのもお恥ずかしい。



 北山の外の山は雪で踏み跡が見えないと、それでなくとも通常時でも此処は何處?になるので特に冬季は足を踏み入れません。ただ百里ヶ岳は比較的にルートもわかりやすくテープもっしっかりあるので何とか行けます、(ような気がします)。

 頑張って5時前に出発、いつものコンビニで食料おやつ、カップコーヒー買い込んでチンタラまだ明けやらぬ市内を大原に向けて走らせます。右手に比叡の山陰を見ながら、そうやースマホ充電しとかなあかんなあ~あれ~スマホ、スマホ、あれ~あらへん~忘れたあ~。コンビニや~コーヒー入れてる時に台に置いたんやーもう山どころではありません。

 公衆電話探してコンビニに電話するにも番号わからず必死のパッチで戻ります、(朝早く車少なく助かりました)。ようやく自宅近くのコンビニまで戻り車から転げるように下りて店に飛び込み「すみません、すみません、携帯、携帯私の携帯忘れてなかったでしょうか」。びっくりしたような顔した女性の店員さんが「店長携帯の届、最近ありました?」「最近ではなく今日の朝1時間ほど前です」「いや~ここしばらく携帯の忘れ物は届いていませんね~」。

 ガクー、目の前真っ暗―しょんぼり車に戻るオヤジ。ドアーを開けると、なんと、なんでや!ドアーとシートの間狭いところに、{あった!}へなへな、崩れ落ちるように倒れるオヤジ(お前何一人で芝居してんねん、あほらしい、阿保かあ!)。結局探したときはまだ暗くて見えなかったのです、ズボンのポケットから乗った時に滑って隙間に落ちてしまったのですね~(わかった、分かったもう今日の報告はこれでやめとき、あほらしくてこの先読む気がせんわ)。

 結局仕切り直して小入谷のバス停に着いたのはもう9時前、7時台には出発したかったのですが(お昼過ぎから雪が降る予報)、今日はもう坊村から武奈ヶ岳にするかじゃがたらお春(蛇谷ヶ峰)にするかとも思ったのですが、一度決めたからには俺も男やマドロスや!(しょうもない、ホンマどうしょうもないなあ~)。

 しかもここまで来る途中積雪はほとんど見られず、あ~あ今回も又雪なしかとあきらめ乍らきましたが、山には鈴鹿の時とは比べ物にならないほど積雪が見られます。

うわ~桑原、古谷、集落雪は無し 小入谷バス停にようやく着きました
遅くなりましたがボチボチ行きまひょか 先ずは百里新道に向かいます

 ワカンはどうするか迷いましたがアイゼンだけ持って9時過ぎやっとスタートです。百里新道の登山口に着いたのはもう10時前、最初ここにデポるか迷いましたが一応根来峠に向うつもりで下に(小入谷バス停)にデポって来たのですがどうなることやら。

 登り出してすぐにもう雪がサラサラ音を立てて降り出してきました、思ったより積雪もあり、雨具着込んでアイゼン装着、身支度やり直してスタートです。

 百里新道そのものはクソえらい登山道ですが、ほとんど迷うところもなくオヤジでもチンタラ行けばそのうちに根来坂峠の分岐から山頂へ!とゆう感じでしょうが(どこでもそうなんや!)、今日は何分にも時間が気になります、珍しく死にもの狂いで(大層にゆうなあ!)写真撮るのも惜しんで進みます。(そのほうが師匠喜ばはる)。

百里新道登山口、ここにデポるか迷いましたが 下の里とはガラッと雰囲気は変わります
アイゼン装着
毎度のヤバイポイント
雪で倒木歩きにくい!
百里新道の根来坂峠/山頂分岐にとうちゃこ~

 何とか根来坂峠分岐に着いたのはちょうど正午、このまま根来坂峠に向ってもよいのですが一応山頂を踏まないと、(そりゃそうや)(山頂往復1時間半?行くしかないかあ~)。

 もちろん積雪はさすがと思わすようになってきました(それでも以前に比べれば少ないです)山頂とうちゃこ~12時半をまわってもう40分です。

 風強くほとんど展望なしもちろん風に雪が混じり寒いです。早々に退散とにかく風が強いのでリュックおろして休む間がありません。戻って来た分岐でようやく斜面で風を避けて、ほとんど立ってかおり御大専売特許の三食ダンゴを食べます。

根来坂峠/山頂分岐から山頂へ向かう
雪庇は少ない
山頂手前 山頂、やはり積雪は少ないですね~
駒ヶ岳方面かろうじての展望 稜線名物雪庇も迫力ありません

 もちろんラーメン炊く余裕なく行動食バージョンです、こんな時は三食ダンゴは腹持ちもよく、なるほど良い山食です。さすがです。

 さて下山ですが、根来坂峠から小入谷への鯖街道ルート(根来坂)の積雪がどうかですか、まあ行くより仕方ないです、最悪アスフアルト林道歩きで下れば仮に暗くなっても大丈夫でしょう。(簡単にゆうなあ!メチャ長いで~)。

 根来坂峠に向います。今日は全くノントレースオンパレード気分はいいです。先ずは一旦下って根来坂峠上部のピークに登り返しです。膝あたりまで積雪がありますがラッセルとゆうほどの事もなくピークとうちゃこ、すぐ下の根来峠峠に下ります。

カオリダンゴ立ったままいただきます~ 根来坂峠への尾根
根来坂峠上部のピーク871?とうちゃこ~
【P871はおにゅう峠手前のピーク】
【ここは白石山】
根来坂峠に下ります。又吹雪いてきました
ほどなく根来坂峠とうちゃこ~

 2年?いや3年ぶりかな去年来たかな?(どうでもええのんやあ!痴呆なんやから覚えてへんのや)問題はそこから折り返すように鯖街道(根来坂)に進みますが、これが斜面状態で積雪深くまともに進めません。もっと先では平坦になるのはわかっているのですがとにかく下に見えるアスフアルト林道に降りることにします。

 がこれがまたなかなか曲者で、すぐそこに見えていますが、整備された林道は斜面を削り取ってあるので大変ヤバイ状況は皆さん誰しも経験されていると思います。何とか降りられそうなポイントまで恐る恐る急斜面を移動、最後は低い灌木にしがみついて何とか林道に降りましたが、左の斜面5m以上ありますね~。

鯖街道(根来坂)を進むも斜面の積雪多く ヤバイ!メチャヤバかった~
何とか林道に降りましたが 林道から焼尾地蔵にトラバース

 はい後はチンタラチンタラ戻るわけですが、林道に全面的に頼ると相当距離が伸びてしまいます、鯖街道の標識を頼りにポイントポイントはトラバースしながら下ります、一つ目は焼尾地蔵上部、もうひとつ目は小入谷への下山口です。

 特に小入谷へのとりつきをスルーするととんでもないロング林道歩きになるみたいです。焼尾地蔵に着きお参りをして暫しお堂で休憩させてもらいます。幸いにも、もう通常の登山道になっているので、根来坂峠直下みたいに恐々斜面をあることはなく何とか小入谷登山道入り口に戻ってきました。

焼尾地蔵で休息 林道から小入谷への下山取り付き
小入谷登山口に降りてきました 対岸に渡ります

 アイゼン外して(今日はほとんど最初からアイゼン装着の歩きでした)チンタラ、チンタラデポ地に戻ります。デポ地に戻ったのはもう17時前になりました、根来坂峠から半分以上3分の2?はアスフアルト林道を歩いたから何とか日没前に戻れたとゆう感じです。

 元をただせば己の朝一の勘違い大チョンボで、ほとんどゆっくり写真撮る余裕もなくひたすら寒さに耐えながらの歩きとなりました(そんな時なんでいくねん!)。もちろん最初から最後まで登山者は誰にも遭わず里の人もほとんど見かけませんでした。

ボチボチ暗くなってきました ようやく戻ってきました~ヤレヤレ

 帰路、これも皆さんご存じR367の鯖街道に戻るまで携帯つながりません、カーチャン連絡「えらい朝早く出た割に下山遅かったなあ」「はーまあーいろいろありまして~温泉もちろん寄りませんのでお風呂お願いします~」カッコ悪いのでカーチャンには朝の出来事は秘密です。(すぐバレるわ)まあ朝一のアクシデントにも関わらず冬の北山老いぼれ徘徊無事に帰還。    感謝 感謝。


■ 追記

 前回の鈴鹿ブナ清水の報告で青岳どこや~と書き込みましたが、師匠から県境稜線国見岳の手前とご教授いただきました。よくよく考えれば根の平峠から県境稜線を国見岳に向かう時に通過した(写真も撮っていました)のですが全く覚えていないのです。

 あ~あホンマお恥ずかしい痴呆進み前回どこの山に行ったかもわからなくなってきているオヤジです。(迷惑かける前に山歩き引退したらー)ハイ考えています。

【 記:洛西オヤジ 】