初心者オヤジ豪雪荒島岳は大人気
荒島岳(カドハラコース)

2021.02.22(洛西オヤジ No.290)

山頂記念写真今回、全く標識の部分が雪の下です
(2m近くの積雪なんかなあ~)


●【前回2月 同じく、山頂記念写真】


2021年2月22日(月)   洛西オヤジ

アクセス:
・湖西道路―敦賀―北陸道北福井IC-中央縦貫自動車道大野IC-R158-西勝原―勝原スキー場跡登山口

コース:
・スキー場跡登山口―上部リフト終点跡(登山口)-シャクナゲ平―餅が壁―稜線―中荒島岳―山頂(完全往復)



 沢山の登山者の踏み跡に助けられて何とか登頂出来ました。(えらい今回はしおらしい事ゆうてるやんけ)

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 こんにちは洛西オヤジです。今季は東北から北陸福井あたりの豪雪が報道されています。前回野坂で聞いた情報だと「まだ大野で70~80Cmの積雪で、荒島は相当な積雪でちょっと寄り付きにくいのでまだ行っていない」とゆう敦賀のベテランさんの話でした。まあ怖いもの見たさで(老いぼれはやめときとゆうてるやろ)好天の連休の谷間でヨタヨタと出かけてきました。

 毎度の4時出発湖西で敦賀とゆうのはもう定番になりました。さすがに前回野坂に行った時ほど高島付近、敦賀から福井市内あたりも雪はありません。中央縦貫に入って永平寺を過ぎたあたりから少し白くなってきました、勝山、大野、は屋根や田んぼはまだ積雪がしっかりと残っています、大野名物雲海らしき雰囲気も見られよしよし、R158に入って縦貫道の工事現場の傍に(大分進んで全貌が見えてきました)

勝山付近の朝です
最近大野城の天空雲海が
有名になってきましたが
まあこんな感じでしょうか
勝原駐車場入り口です
(工事でどうなんか心配していた)

 登山者駐車場は健在でした(工事で亡くなったかなあ~と心配でしたが)8時過ぎての到着、なんともう満車状態(20台以上?)うわ~平日やのにこの人気はナンヤ~。まーなー綺麗なネーちゃんいるとこ行ったらアカン、ネーちゃん達もホストクラブもアカン、カラオケ行ったらアカン、飯は黙って正面向いて食え!ではみんな山に来るわなあ~。

 ゾクゾクと出発していかれますが、オヤジは例によってモタモタと準備、皆さん何もって行くのかなあ~観察―(自分で判断せんかい)中々本格的にアイゼン、ワカン(シュー)ピッケル、ヘル、被る人、ぶら下げている人、いや~千差万別オヤジはそれなりにもっては来ていますが、ほとんど車においてアイゼンだけのつもりでしたが、ワカンを追加、さてさて先ずは先着の人が出発した後に鼻水啜りながら難儀な、難儀な、スキー場ゲレンデ跡を上部の登山口にヨタヨタ向かいます。

うわ~もう満車状態や~
ちょっとチンタラ走って写真など
余裕かましたからなあ~
ほなボチボチ行きまひょかー
(はくしょん!)なんや!
今日はものすごい事飛ぶみたいやで~

 ホンマここ嫌いなんやあ~シンドイー(わかった分かった、いかなしょうがないのや~)。以前は30~40分で登山口に着きましたが、最近は50~60分(1時間10分じゃあ~)かかってドテー、ハアハアゼイゼイもうアカン!後から来る人にどんどん追い抜かれて、やっと登山口から取り付きます、登山口の標識(1mぐらい?)などは全く見えず、スキー場のリフトの残骸もほとんど見えません。おそらく1m50以上はありますね~

この斜面ホンマ嫌いやあ~
シンドイ~イヤヤあ~
ようやくリフト跡に着きましたあ~
へろへろここまで写真なし~
それにしてもものすごい積雪やー

 ここまでの積雪は今まで5~6回?(覚えてへん)きましたが初めてです。ただ踏み跡はしっかりと着いていますし、今のところ沈み込みもほとんどなく付いていけます、仮にノントレースの腿上げ登攀ならオヤジでは絶対に無理です、昨日(日曜日)もおそらく今日以上の登山者が入っていると思われます。

登山口、あれー標識埋まってる~ ●【前回2月の同じポイントのショット】
右手に小荒島のピークが見えてきました 反対左上部がン中荒島の稜線です

 ヘロヘロになりながら、ありがたく進ませてもらいます。(ホンマは気に食わんのやろ)いえいえそんな次元ではないです、ヘロヘロになってシャクナゲ平とうちゃこ~(毎度の事ながら直下の急登200~300mがきつかったあ~)もう11時回って~しばらく雪の中で倒れこんで(お前大層なんや!これから本番やろ!)

ハア~ようやくシャクナゲ平に
バテた~
これから出んがなー正面に
もちが壁の急登が待ってまっせ

 さて毎度書きます、もちが壁に向かいます、いつぞや直登してとんでもない目に遭ったもちが壁(トラウマやな)通常の右側に回り込みます。トレースが付いてあのロープのところも雪に覆われて難なく登れます、心配した上部の稜線の沈み込みも無くやれやれ。

もちが壁直下右にトレイスー
これが思いのほか登りやすかったー
何とか思いのほかスムーズに
上部の稜線に乗れました
沈まないか心配しましたがOKです

 とは言え、もちろん山頂に向けての急登攀は厳しいのですが、トレース階段を一歩一歩、中荒島の稜線への急登攀も何とかクリアーできました、後は山頂まで300~400mぐらいでしょうか(もう少しだあ~)なにイチビッテるねん。

綺麗な稜線です燃えてきますね~
一番奥の小高いところが山頂です
(行くまでに燃え尽きるとちゃうかあー)
中荒島岳(稜線)ですもうひと頑張りです

 なんとなんと正午を大きく回って山頂到着!4時間かかった!(もう引退やなあ。ご苦労さん、アンタにはもう雪山は無理!)しかし神社の屋根がほんの少し出ているだけ、山頂の標識他すべて雪の下、こんな状況初めて見ましたあ~天気はピーカン360度、もちろん正面北には白山がドデン~その前の別山尾根、赤兔尾根(etc)、東、西、南すべて雲がないのですが、遠方の山は見えない~北、中央(御岳も)、南、アルプスは残念ながら見えませんね。PM25ですかね~?

山頂とうちゃこ~あれ~神社は~ ●【前回2月の神社です~】

 2月に春霞?よくわかりませんが、まあこの天候の下でゆっくり風を避けて、斜面にビバークポイントを作って体を休めながら、ゆっくりと気分よく展望を楽しみながらのお昼ご飯とします。

 今日は最初からラーメン炊かないつもりで、カオリダンゴ、バナナ、コンビニおにぎり、菓子パン(食べすぎやあ~山歩きして体重増やしてどうすんねん!)、思い思いに山頂で昼食を摂っていた人たちも下山して、7~8人いたかな、もちろん登ってくる時も何人も下山してくる人と会いましたが、今日は何人ぐらい入ったのでしょうかね~、ほとんどがカドハラからだと思いますが、他のルートからはトレースはありませんでした。

白山バックにカオリダンゴ 南の方角左端が能郷白山ですかねー

 まあこの時期はよほどのメンバーを組まないと、佐開や中出からは(う~んオヤジにはわかりませんが)キツイのでは、ただ山頂から東の尾根にしっかりとしたトレースが残されています、オヤジが最近気になってるR158の越前下山駅からのルートではないかと思われます、行ってみたいな~(無理、むり、)無雪期5時間近く掛かると思われるのですが、この時期よくぞ来られました、トレースに脱帽です。

 さてオヤジもヨタヨタとだれもいなくなった山頂を後にして(ホンマ最後になりました)いつも書きますが、この状況の下りはオヤジには一番きつい状況で、ヨタヨタどころかヨチヨチ歩きの子供みたいに恐々下ります、年々バランス感覚が悪くなってきて情けないことです。おまけにこの日は20度を超す初夏の気候のPM2時~3時、さすがの積雪も緩み気を抜くとズボズボ沈みます、ワカンに変えれるか迷いましたが、あのもちが壁の急降下を過ぎるまではそおゆうわけにもいかず、登りよりも時間がかかって何とかシャクナゲ平に14時を回って戻ってきました。

西北の方角福井北部の山なんですかね~ 下山しま~す
まあ簡単に言いますがこれが中々
(なんやねん!)いや厳しい~
シャクナゲ平に戻ってきました
一本立ててさ~ワカンにするか~
めんどくさいこのまま~行くかあ~
シャクナゲ直下のボランティア看板
誰かほり出した?
ここだけなんで?

 え~登りと変わらんなあ~普通は皆さんならどんどん踵でバランスとって下って行かれる斜面ですが、ヨタヨタ、エッチらどっこいしょ、途中で何度も休憩しながらバレンタインでもらったギリチョコ食べながら(まだ食べるんかい)どうにか登山道とりつきに戻ってきました(何時間かかってるねん下山で)、ええやんか、バランス感覚無くなって急がれへんのやから。

春の午後の陽を浴びながらいいね~
沈まなければてなことゆうてると
登山口にようやく戻ってきましたあ~

 もう16時を回っています、駐車場に戻るのにやめりゃいいものを、ゲレンデを一直線に降りたほうが短いな~(急がば回れ、アカンと思うで~)これがとんでもない、沈む、沈む、時には腰まで沈んでしまったりもんどり打って転んで、は~とんでもないアドベンチャ~を最後の最後にやらかして(まあちょっとおもしろかったけんど)1時間ほどスキーゲレンデ跡で戯れて何とか戻ってきました。

ゲレンデ上部
え~アレーこんなデブリ朝なかったで
横の斜面から見たいです。怖ッ!
ヤメときゃいいのにこの斜面を直下降―
案の定1時間ほど雪と戯れました

 あ~うわ~もう日暮れや~17時半や~(どんだけかかってんねん?普通往復6~7時間やろが)あれだけ停まっていた車はオヤジの車だけ、もう一台軽の車が停まっていますが、おそらくもちが壁の上部の稜線で出会った最後の登山者(単の若い男性でものすごい完全装備してたけどバテていたなあ~)荒島初めて~とゆう感じやったけど(あんたが心配するな~あんたは心配されるほうやあ!)はいはいまあ今回も何とか無事に帰還できました。(ちょっとイチびり過ぎましたが)。

 あれ~えらい上等なアイゼン、片一方だけ置いてある~(置いたんのんちゃうの忘れていやはるのや!)片一方だけ忘れる?(知らんがな!置いとき!)、どなたか知りませんが忘れてますよ~!

戻ってきました~うわ~最後やあ~ あれ~えらい上等なアイゼン

 帰路大野のいつもの銭湯に寄るか迷いましたが、信号がタイミングよく大野インターへの矢印になっいたので、そうやあ~まだ気を緩めたらあかんのや!不要不急の温泉に入るとは何事やあ!はいすみません、今回も車の空気だけ移動で自宅から登山口でした。

うわ~きれいな夕焼けやなあ~明日も天気かなあ~
ここのまま帰らんとどこか行くかあ~
(あきません!老いぼれは家に帰りなさい!)

 今回はさすが豪雪の大野、昔はすごかったらしいです、カーチャンの実家が戦前から戦後まで住んでいてよく話を聞かされました。特に大野、勝山、六呂師はすごかったらしいですが、近年は全く当時ほど降ることはないみたいですが、今年は特別みたいです、荒島岳も近年にない積雪でこれぞ豪雪の100名山だあ~満喫させてもらいました。(ほんとは余裕全くなかったくせにえらそうにー)昨日今日先行のトレース着けていただいた登山者の皆さん、 感謝  感謝。



【 記:洛西オヤジ 】