鈴鹿 コクイ谷から根の平峠

2020年11月27日(洛西オヤジ No.277)

キノコ岩、怖かったけど登って記念写真


2020年11月27日(金)   洛西オヤジ

アクセス:
・名神―新名神―甲賀土山IC-青土ダムーR477(鈴鹿スカイライン)―武兵峠

コース:
・武兵峠―沢谷分岐―コクイ谷分岐―コクイ谷出合ー直接本小峠に向かうー神崎川右岸にータケ谷南側尾根(P807経由)でタケ谷と千草街道合流点に向かう(タケ谷分岐)-根の平峠-国見岳-国見峠-御在所山頂-武兵峠





・初心者オヤジ久しぶりの山歩きは迷いましたがR477(鈴鹿スカイライン)冬季閉鎖になる前にどうにも目覚めが悪い本小峠から根の平峠に向かいました。御在所でのサンセット時間調整したのですが(嘘つけバテテ遅くなっただけや)イマイチでした。





 今日は洛西おやじです。今年はいろんなイベントが中止でもう少し山に行けるかな~と思っていたのですが中々厳しい状況で全く山歩き出来ておりません。上高地シャトルバスが今季終了するのに合わせてチョコッと出かけましたが報告するほどの事もないおのぼりさん散策でした。

 さてようやく少し時間が取れたので、以前(今年の4月)イブネ、クラシから本小峠経由がわからなくて結局水晶谷手前の千草街道で根の平峠に行ったのがどうにものどの奥に小骨が(又かい、こだわるやっちゃな)。今回も同じような状態でしたが何とか回ってきました。

 いつものパタ~ンで5時過ぎに出発チンタラ新名神から土山―鈴鹿スカイラインと走り、毎度の武兵峠トンネル手前の駐車場に車を停めようと、ナンヤ、なんや、(なんやねん!)消防車、警察パトカーがズラーと、おまけに机を並 べて物々しい状況「あのーなんかあったのですか登山に来たのですが車を」と聞きますが停める余地はありません。

 反対側の駐車スペースにもズラーと「すみません昨日から入った単独の女性が戻ってこないので捜索中でこの駐車場は申し訳ないのですが関係者で使わせてもらっています、下の駐車場に停めていただけないでしょうか」「わかりました」ここは 物わかり良く少し戻って駐車場ではないですが路肩の駐車スペースに車を入れます。(抵抗しとんな~)。

新名神ご来光(とは言わんやろ) なんや、なんや、物々しいな~

 モタモタ準備をしてスタートします。もう一度登山口に居た警察官に聞くと情報が全くないそうで60歳ぐらいの単の女性、雨乞に行くといっていたらしいのですが、毎度のことですね~登山届出さずに下山で道迷いですかね~、何となく今日オヤジが行く予定のコクイ谷出会いから武兵に戻ってくるのに違う谷筋に入ってとゆう予感がするのですがね~(何えらそうにゆうてんねん)。

 スンマセンまあヨタヨタとスタートでおます。今日は雨乞にはいかずに沢谷からコクイ谷に直接入るつもりなんでそれなりに注意しながら、そうそう分岐の手前で若い男性が降りてきました、「えらい早いですねーテン泊ですか」「はい南雨乞でテント張っていました」「そうですか~寒かったでしょう」「はい、でも風があまり吹いていなかったので助かりました」。

 聞くと藤原岳からの縦走みたいで根の平から千草街道でコクイ谷出会いに出て杉峠に登り返して雨乞に登り東雨乞でテン泊、(彼が南雨乞とゆうのは東の間違いだと思いますが)。これから武兵峠に行って御在所に登ってロープウエイで下山するとの事です。まあ何ともすさまじいとゆうか根の平から御在所に行けばいいのにと思いますがどうしても雨乞に行きたかったのでしょうね~。

 「それだったら武兵まで戻ると又大変ですし山頂直下の長者ヶ池に向かうのが良いです」とえらそうにアドバイスをしましたが、こんな老いぼれのゆうことを聞いてくれたかどうか(あんまりわかったようなことゆうたらアカン)。はい、はい、そうか~縦走か~来年はオヤジも考えようかなあ~(やめとき、やめとき老いぼれの冷や水や)。

ヨタヨタお腹道(?)を進みます もう冬を待つばかり
長者ヶ池への分岐尾根 沢谷コクイ谷分岐
久しぶりに入り沢谷相変わらず陰気です

 約小1時間沢谷分岐に到着、久しぶりに沢谷に入ります。こちらからコクイ谷に向かうのは何年ぶりかなあ~、いや反対コクイ谷からも永い間来ていません。一番最初入る時に気おつけや、気おつけや、いくつも谷筋が出てくるので間違ったら飛んでもないところに行くで~と脅かされたのが今でもトラウマになっています。

 今回久しぶりに歩いて驚いたのは結構案内の標識が出てくることでした一番最初に入った時は(コクイ谷から)目印は積んである石が目安だった気がするのですが(もうよく覚えていないのですが)。ちょうどコクイ谷に入った辺りで尾根筋の反対側あたりから姿は見えないのですが「おーい!おーい!」とゆう声が聞こえてきました。捜索隊ですね~ご苦労様です。

これはいいですね~当分消えないですね~ 以前はこんな丁寧な案内はなかったです

 いきなりその声がピタッと止みました、その後全く聞こえなくなりました。どうやら何か進展があったのか?。オヤジはコクイ谷に出てビビりながら渡渉を繰り返してコクイ谷出合いに到着です。

なかなか厳しいポイントです この石垣は印象に残っています
コクイ谷を渡渉を繰り返しながら下ります コクイ谷の出会いに着きました

 もう10時半を回っています。そんな時ヘリが上空を飛んでいきましたがどおゆうことになったのか判りません。さて通常なら右の水晶谷に向かい神崎川に沿って根の平分岐に向かうのでしょうが(前回その先の千草街道で根の平峠に向かいましたが)今回はどうしても本小峠を踏みたいので先ずは左に(杉峠神崎川源流)に向かいます。

 いったん渡渉をして杉峠(御池鉱山跡)に向かいますが、途中から右の斜面?尾根に向かい上部の稜線に向かいます(お前わかってんのか?自分が今どこにいるのか)。いや何となく前回の記憶を頼りに一応見てもわからへん地図などを参考に(ええ加減なやっちゃな、朝からの捜索隊明日はアンタがお世話になるのちゃうか!)。

 何となく踏み跡のような、ないような(どっちやねん)斜面をよじ登ると目の前にはっきりとした登山道らしきものが現れました、(イブネ、クラシコ間の尾根からの道みたいです)テープもあります。あ~ここかあ~見覚えのある所で鞍部になっています、どうやらここが本小峠みたいです。

いつもの神崎川杉峠への道です 対岸に渡り本小峠を目指します
とにかく斜面を登っていきます
テープもあり、イブネ、クラシからの道です
標識はありませんが本小峠みたいです

 前回は気が付かなかったのですが左(東側に)激下りのザレがありロープが下がっています。そうかどうやら前回はそのまま進んで小ピークを越えてしまったみたいです。恐々ロープにつかまり溝の中を下ります。10分以上かかってようやく平坦な川沿いに出ました、小峠付近でしょうか案内の標識があります。

 どうしょうかなあ~このまま左岸を大瀞(オヤジは未踏なんです)まで行って中峠~水晶岳~根の平峠とゆうのも一瞬浮かびましたが、まあここは自重してタケ谷出会いを目指します。その前にもう正午近いので対岸に渡ったところで昼食です。

 前回は時間に追われて(雨乞、杉峠、イブネ、と回ってきたので)厳しかったのですが今回はゆっくりと余裕かまして、あわよくば又御在所でサンセットを期待して(甘いなあ~)餅入りラーメン、コーヒーカロリーメイトビスケット(食べすぎや!ゆうのに)。

小峠への激下り 何とか神崎川の左岸に降りてきました
小峠付近案内板があります
大瀞に行くかあ~(やめとき、やめとき)
対岸(右岸)に渡って昼食とします

 さてちょっと油断しすぎたかな13時前に下流に歩き出しますが、いきなり足元が沈み込んで、よく見ると湿地帯に入りこんでいたみたい。まあ道があるようなないような(どっちやねん!)いや広い河原?湿原?踏み跡らしきものがあるようなないような、適当に歩いてんか、とゆう感じで結局ここらあたりかな~。

 タケ谷の取りつきに(案内があるはずなんですが見ないで)右の斜面に向かったのが間違いで(この辺りほとんどテープはありません)。タケ谷の南側の尾根筋を登る羽目になりました(なんやメチャクチャやな~)。まあどのみち根の平の稜線に向かうのですから(そんな問題ちゃうやろ!)。結局タケ谷と千草街道との真ん中をよじ登って(お前好きやね~よじ登るのが)見覚えの千草街道の大杉の手前に出てヤレヤレどす。

右岸を徘徊状態でタケ谷の出会いに タケ谷の表示がなく(本当はあるみたいですが)
もう少し先がタケ谷の取付きみたい
薄い踏み跡らしきところを尾根沿いに登ります 何とかなじみの千草街道の大杉に出ました
タケ谷出会いです 根の平峠とうちゃこ~

 やがて根の平峠とうちゃこ~13時半、結構苦戦したのです(あたり前や訳わからんとこ、もがいて登ってきてからに)。でも前回は15時半いや16時近かったなあ~今日はルンルンやなあ~てなことゆうてたら国見岳に向かうのがきつかったあ!

 ここにきて一か月近いブランクがまともにオヤジを襲います。その割に前回スルーした、キノコ岩などゆう観光ポイント?にも寄ってきたのですが、キノコ岩、怖かったけど登って記念写真。ヘロヘロ、ヨレヨレになって国見岳とうちゃこ~。

国見岳へはここからが本日の正念場 ここまで来るのがキツイ!
こんな稜線ばかりやと楽なんやけどなあ~ キノコ岩分岐前回スルーしたので
今回は寄ります
キノコ岩 国見岳とうちゃこ~

 さ~目の前にそびえる御在所の施設に向かいます。時刻は15時、ここまでくればあわよくば綺麗なサンセットなど(甘い!ゆうてるやろが!)。おそらく日の入りは16時後半のはずです。

 ゆっくり行きますかあ!(そんなんいわんでもヘロヘロなんやから)。降りたくない国見峠へザレ場を下ります、下った分登らなアカン(しょうもない、当たり前や!)。ヘロヨレで何とかロープウエイ駅下の石垣が見えてきました~は~シンド。

毎度のショット石門です ザレ場急下降
国見峠とうちゃこ~ 菰野から奥が濃尾平野
この石垣をみるとヤレヤレです

 おーまだリフトが動いています。よっぽど山頂まで乗るか~と思いました。逆にそれも邪魔くさいのでアスフアルトの道をチンタラ、山頂に向かう階段を上り出したらいきなり蛍の光が流れました。「あと10分ほどでロープウエイが終了します。山上駅にお急ぎください」誰もいないけどな~。

 オヤジの外に誰かいるのかなあ~(勝手に流れているのや、アンタにゆうたはるのちゃう!)。時刻はもう16時を回っています、残念ながら今回も期待のサンセットはダメみたいで西の空は雲が一面に覆ってしまっています。

 しばらくリュックを作り直したり、ヘッデン準備したり(えらい気合入っているやんけ)。いえいえ前回よりも日没がはるかに速いので又いるのではないかと思い。(へ~えらい慎重なとこあんのやな~)。

山上公園から鎌ヶ岳を見ます 暮れ泥む御嶽大権現の社です
御在所山頂、4月と全く同じ服装
(あ~スパッツだけ色が違う~)
【暗くてみえへん!】

 結局16時半ごろ武兵峠下山口にとりついて下ります。お馴染みのザレば激下り、ただ今回はどうやらヘッデン点けずにかろうじて武兵峠まで降りてこられました。もちろん完全に日没状態、4月とは偉い違いまだ17時過ぎ、もう真っ暗ですがまだ目の慣れで何とか駐車場に降りてきました。何とか戻ってきましたあ~

 ものの見事に朝のあの状況は皆無で誰一人、車一台もありません。どうなったのでしょうね~あの時のコクイ谷の呼びかけが急に無くなった時点で発見されて入ればよかったのですがね~あの後ヘリも飛ばなかったので、どうなったことやら。

武兵峠へのザレ場激下り 何とか降りてきました武兵峠
何とか戻ってきましたあ~

 まあそれはともかく自分があの人たちにお世話にならなくてよかったとしみじみ思います(ホンマかいな、性懲りもなくわけわからん歩きしてからに)。スンマセン!まあ~何となくのどの奥につかえてたものが取れた気がします。   感謝 感謝。



【 記:洛西オヤジ 】