鈴鹿 藤原岳孫太尾根コース

2020年3月31日(洛西オヤジ No.250)

藤原岳 山頂とうちゃこ~きっちり12時です


2020年3月31日(火)   洛西オヤジ

アクセス:
・名神―新名神―菰野IC-R306-青川キャンピングパーク入り口―孫太尾根登山口

・皆さんが指摘されていますが孫太尾根登山口へのアクセスは非常に複雑で(R306から現地までが)ナビでもむつかしいです。オヤジも北勢町新町と奥町の集落の中をうろうろしました案内は一切ないです。大まかにゆうと集落の一番奥のお墓の前とゆうことになります、なほ結構広い駐車場ですがお墓詣り用の駐車場ですのでおそらく個人か地元の共同の土地ではないでしょうか、お彼岸やお盆は登山者は遠慮すべきかもしれません。集落の中には停めるスペースはありませんR306付近から歩くしかないですね~

コース:
・登山道とりつきー丸山―P834(草木)-多志田山―治田峠分岐―孫太尾根筋―藤原岳(完全往復)





 初心者オヤジ恥ずかしながら有名な人気のコース全く認識無く初歩きでしたが、天気予報に裏切られスタートから久しぶりの完全雨仕様で色々勉強させていただきました。





 今日は洛西オヤジです。以前治田峠から藤原岳に向かったことがありますが(なんともう5年前になります)。その時孫太尾根分岐で尾根には踏み込まないようにとゆう案内があったので(地図にも)いまから思うと山腹道で上部の尾根にとりついたみたいです。その時の記憶が何かトラウマになっていたのでしょうか孫太尾根とゆうのはどうも思考の中から消えてしまったみたいです。

 もっとも山と高原社(オヤジのは2006年板の代物ですが)の地図には孫太尾根のルートは破線ですら載っていません(最新版は知りませんが)したがって先日福寿草の情報を(藤原の)見ている時に、あれ~孫太尾根とゆうのはこんなに沢山の人に歩かれているのやあ~と知ることになり今回出かけてきました。

 が、(なんやねん)予報では午前中は雨の確立0で指数も15時ころまではAとゆう評価でしたが例の土山付近から 霧で小雨が混じり登山口についてもそのままの状況、久しぶりのスタートから雨具、リュックカバーウエットグローブ フル装備でのスタートとなりました。

 菰野方面からR306で来ると青川キャンピングパークは右折して河川敷に沿って上流に向かいますが、左折して北勢の集落に向かいます。社名がわからないのですがこの神社の左側の道をとにかく奥へ奥へで何とかたどり着きました。もちろん他からも行けるでしょう。ナビ、地図、でもわからない神社です。土地の人に聞くのが一番だと思いますがなかなか人がいないです。このお墓の前が駐車スペースになります。

R306、ここで左折 神社の左側の道をとにかく奥へ奥へ
お墓の前が駐車スペース

 例によって寝坊気味の出発しかも冒頭アクセス欄で書きましたが、登山口を探して集落の中をウロウロしていましたので出発はもう8時30分を回ってしまいました。(実は前回もそうだったのですが)取りつきから踏み跡などとゆう次元ではなく歩きやすい整備された道が続きます。

 このお墓付近取りつき部で孫太尾根の標識を見たのはこの小さな手作りの案内板だけでした。(大丈夫かなあ~)。

 植林帯から尾根にとりつきます、心配はすぐに消えました、なんとなんと他では見られないほど整備された登山道が続きます。第一のピーク丸山に向かうあたりまで整備されたコースになっています。ボランティアさんなんですかね~?わかりませんが本格的な整備がされています。この登山道がどうして載っていないのか不思議な思いです。

取付きにある孫太尾根の標識 整備された登山道です
整備された登山道が続きます 頭上に登山者カウンターですか

 陰気な植林帯から尾根筋に乗り換えると急登が始まります。稜線から下を見ると青川の林道が見えます。(そおいえば長い事ご無沙汰しています)。そのうち丸山への急登が始まります。雨で鈴鹿特有のぬめった土が靴にこびりつきます。雨はやみそうにありません。厳しい状況ですが。頑張っています。(誰がや)不詳初心者ではありますが洛西オヤジ頑張ってます。先ずは丸山に到着です。

もう満開
天気よければもっと華やかなんでしょうが
植林帯から尾根筋に乗り換えると急登が
稜線から下を見る青川の林道 丸山への急登が始まります
花です。名前わかりません~
(調べる気があらへんのやろが)
花は花やろ間違いないやろが
(開き直ってどないすんねん)
雨はやみそうにありません 丸山到着~

 丸山からしばらくは穏やかな尾根が続来ますがしばらくすると右の下の方から重機の音が聞こえてきます。ダンプのクラックションなども聞こえます。雨中靄の中全く見えませんがおそらく藤原鉱山の砕石現場ではないかと想像できます。静かな山歩きには興ざめです。

 (何ゆうてんねん雨の中にぎやかでええやろが!)フン相変わらずバカなことを、静かな尾根を雨中の中ひっそり歩くのがポエムやんか。いやいや漢詩の世界やんかい、わからんか。(わからんなあ~)とまあなアホな事ゆうてるうちにP834(草木)に向かう急登です。

 段々足元の状態は悪くなってきます。雨は小雨?霧雨のような状況が続来ます。草木のピークで位置確認をするためリュックを降ろしていると単の若い男性が登ってきました。「えらい天候になりましたね」「このコースはあまり案内が出ていませんね~鈴鹿は案内の標識があるはずなんですが」どうやら案内板ここは何番とゆう例の鈴鹿特有の案内の事を言っているみたいです。

P834(草木)です

 「お先に行きます」と言われて瞬くまに姿が見えなくなりました。えらい急いでいるなあ~と思いながらオヤジもヨタヨタ進みます。しばらくは緩やかな尾根を進み次は多志田山への急登です。結局このコース最初のピーク丸山、そのあとが草木、そして多志田山と三か所のピークをクリアーして最後に孫太尾根最先端に向かう急登で山頂付近となるコースです。

 ピークの直下は急登、ピーク間は緩やかな尾根歩きとなります。多志田山に着きましたが、ここは分岐点で西に下ると治田峠から孫太尾根分岐(山腹道に向かうルート)に出合い、北へ向かうと直接孫太尾根で山頂に向かうコースになります。オヤジの持っている2006年板では立ち入らないようにとなっているコースです。

ピークとピークの間は比較的に穏やか 多志田山山頂
左孫太尾根分岐、右孫太尾根
稜線下急斜面
まだ頑張って待っていてくれた
孫太尾根の最上部の案内番号
消えていますが番号19番地点

 多志田山山頂からとにかく北へ進みます、ほどなく乗越のようなポイントにしっかりした案内板が建っています。重要なところなんですが写真撮るのを忘れました(は~あなんじゃい)このルートに出てきた初めての案内標識ですがこの地点から稜線沿いに登るのが危険とされているのでしょう。(孫太尾根難路)となっています。

 しばらく稜線を進みましたがすぐに斜面に下りテープに沿って進みます。さ~そこからがなんと説明してよいやら全く踏ん張り利かず急斜面に立ち往生することしばしお待ちください、(誰にゆうてんねん)福寿草が結構群生しているのですがそれどころではありません、最上部の岩場があるだろう稜線に出るべく登ろうとするのですがもうすでに遅し(なんや、)まっすぐ上部に登るにはキツすぎます。

 靴はもちろん、手袋、スパッツ、雨具の上着も泥だらけになりなが踏み跡はダメで土の見えていないところを選んで登ります。先行の男性の苦闘の跡が顕著に残っています。オヤジも苦闘何時間(うそうそ)(ホンマは30分もかかっていない)ようやく案内板のある稜線上部に出ました。

 もう雨の鈴鹿は絶対に来んぞ!(知るかい、大層にゆうなあ~)、おまけに雨風が一段と強くなってきました。(あ~あやはり日頃の行いやな~)冗談ゆうてる場合か!すぐに見覚えのある巨岩の並ぶ台地を進みます、本来は右手ほうに日本でも有数の(そうは思わんけどなあ~)カルスト台地が広がって見えるはずですが、ますます雨風が強く全く展望はありません。まもなく前方の岩の上に藤原展望台の看板、は~着きましたあ~。

見覚えのある山復道から取りついた地点 山頂への台地を進みます
とにかく写真だけ撮ってすぐに戻ります なんか咲いてまっせ

 先行の男性の姿はもちろんありません。おそらく小屋に向かったのでしょう大貝戸で下山でしょうか、孫太尾根とりつきまでのアクセスは?どうでもええねん、それよりさっさと元来たルートで下山です。

 (しかし単の若い男性といい、アンタといいこんな天候に物好きやなあ~)知らんがな午前中A評価やったんやあ!。さ~又番号案内19番の地点直進稜線岩場に進むか、右に泥田より滑りやすい急降下をするか、稜線の先端部の岩の上から前方を見ます(写真撮るのをわすれるほどの緊張感)アカン風が強すぎます。

 足元から吹き上げ、立っているのがやっとの状態、もちろん雨もまだ降っています。風に吹かれて滑落するよりは尻もち何度もついて泥だらけで降りるほうがまだマシか~。結局登りよりも時間をかけて下りました。しかも夢中で降りたため案内番号18番案内札まで降りて又登り返すことに(無様な格好してたやろなあ~)あのねーカッコかまってる状態ちゃうのや!。

登ってきたところを又降りることにします 18番の案内まで降りてしまい
又少し登り返しです。(ドジ!)

 ようやく孫太尾根稜線に戻って昼食、カーチャンおにぎり2個良かったあ~ラーメン雨の中で炊くのはつらい、さ~又チンタラ戻りましょう。多志田山、草木、丸山、3ピークこの孫太尾根の最難関よりはマシですが鈴鹿泥田登山道には変わりがなく雨もまだ止む気配なし、腹をくくって登ってきた時より時間をかけて降りる!ズル!ドテ!頭を傍の岩にゴチン大量の出血よりは少々時間遅くなっても全く問題ないのです。

登るときは撮り忘れました
前方の踏み跡を進むのが孫太尾根(難路)
多志田山を過ぎ次のピーク草木へ
雨中歩きのショットを
(アホか~カメラ濡れるやんけ!)
それが防水完全でんねん
【ヒロハノアマナ】
(これぐらいわかるやろがあ!)しらん!
(あ~あ怒られるわ)
少し小降りになって
ようやく周りの山の稜線がぼんやり
青川の工事現場 花など撮る余裕も少し出てきました
【コショウノキ】

 丸山のピークを過ぎて植林帯に入るころになってやっと雨が止みました。あ~あホンマに今日はまるっぽでしたね~、久しぶりです。5月以降いや4月でも最近はおられるみたいですがヒルちゃんがおられないこの時期でよかったです。鈴鹿の雨中のヒル地獄は知る人ぞ、いや知らん人でも知っている(なんやそれは)。

 もうちょっと薄暗くなった最後の植林地の中の整備された登山道にようやく戻ってきました。前方にお墓の石塔が見ます。オヤジの車だけです。あの単の男性ははたしてどこから、いやもう車に戻ったか?。16時を回っています。約8時間ほどの歩きでした。詳しくは検証していませんが登りも下りも同じ所要時間ではなかったでしょうか。

戻ってきました オヤジの車だけです

 何とか戻ってきましたが気になるのはあの草木でオヤジを追い抜いて行った単の男性の動向ですが、てっきり車があるものと思っていましたが。もう大貝戸表参道を降りてタクシーで戻って車を回収した?(ちょっと早すぎ?)、それともスタートが三岐鉄道の伊勢治田駅(あるいは丹生川駅)から歩きで登山口まで来たか(バスがあるにはありますが登山には利用?)わかりませんとにかく急いでいたのは確かです。まあ参考にしてください。

 オヤジは毎度のパタ~ンで菰野まで戻り最初は久しぶりにグリーンホテルの立ち寄り湯をと思い行ったのですが、新型コロナの影響で16時までの営業もう17時を回っているのでアウト、雨中歩きで体が冷えています。結局今回も片岡温泉アクアイグナスに入って体を温めてからゆっくりと新名神菰野インターから帰宅となりました。

 さて今回の孫太尾根コースはちょっと不思議な感じです。地図に載らず、地元での案内も無くコース上の鈴鹿の案内板は治田峠からのルートにしかありません。ところがとりつきからしばらくは丁寧な整備がされていて、踏み跡も治田峠からの踏み跡よりもよほどしっかり踏まれています。その人気のほどがうかがい知ることが出来ます。

 いったいどーなんでしょうか、おまけに孫太尾根には立ち入らないようにとまで書かれてね~、きついのは最後の方だけで多志田山までは危険個所はなく花も多く綺麗な尾根歩きが楽しめると思うのですが、結構オヤジははまり込みそうです。先ずは雨の中無事に歩き通せた今日に 感謝 感謝。



【 記:洛西オヤジ 】