鈴鹿山脈 霊仙山 2020.03.21
(急坂の石灰岩道西南尾根に福寿草一輪)


近江展望台から霊仙山方面


2020年3月21日(土) 晴れ  森の旅人M

コース:
・滋賀県多賀町落合~今畑登山口~笹峠~西南尾根~近江展望台~霊仙山最高点~霊仙山~お虎ヶ池~汗拭峠~大洞谷~落合





 3月上旬に登った高室山から一望した霊仙山,次行く山に決めて行ってきました。 霊仙山には10年以上前に榑ヶ畑から登っており久しぶり。登った時期は8月の真夏で登山者も少なかった。山頂部の景色は頭の隅に残って居るが道など記憶にない。

 西南尾根の今畑登山口に8時前に到着したが近くの5~6台のスペースは満車,一番奥の落合の駐車場も既に満車,戻って広場の駐車中の車の横に停める。隣は浜松ナンバー,結構名古屋など東海地方の車が多い。洛西オヤジさんがよく停める登山口前の小屋の駐車スペースは泥道になっており空いている。

 今畑登山口から急坂を登って行くと10分で廃村今畑に到着。梅が満開だ。これから急坂登山が始まるので早くも服装調整。廃村風景をカメラに収めていると,同じ駐車場から出発した登山者が登って来る。一様に廃村の写真を撮って行く。福寿草が無いかと道から外れて辺りを見ると福寿草の黄色い花が目に入ってきた。結構伸びており花も終わり頃と思われる。

今畑登山口 急坂道を行く
廃村今畑 廃村今畑の福寿草は花期終盤

 登って行くと杉林からブナの木など雑木林に変わる。折り返し道が終わり登って行くとこれから登る西南尾根を一望できる場所に出る。見るからに急斜面だ。先に行くと平坦な笹峠に着く。

西南尾根の急斜面を望む 笹峠

 西南尾根に取付いて行く,見上げると青空の下に何処までも石灰岩の露出する山肌が続く。道は一本道で無く岩の間をすり抜けるようになっている。ルートが悪ければ岩に当たりよじ登る。御池岳に藤原岳が右手にずっと見えている。そんな中、慣れた感じで長くつ姿の男性が急坂道をすいすいと登って行く。今日の粘土質の道はしまって歩きやすい。雨の後は難渋しそうだ。上になるにつれて道は一本道となる。ようやく下から見えた上部に到着するが先はまだ続く。急坂はここまでで先に見える近江展望台に到着。岩場の展望台からは前回登った高室山がはっきり見える。

西南尾根の急坂が始まる 急坂の岩と粘土質の道は登りにくい
急登は続く 手前鍋尻山の奥に高室山
近江展望台を目指す 藤原岳(左)と御池岳

 西南尾根上部の切り立った断崖が山の険しさを見せる。展望台から霊仙山へ向かうことになるが石灰岩の岩場歩きは歩きにくい。泥の着いた岩の上をしばらく歩くが時間が掛かる。先行者が尾根を外れた斜面歩いているのでそれに続いて歩く。そうすると岩の間に一輪の福寿草が咲いている。ようやく目指す福寿草を目にして気持ちが和らぐ。

尾根を外れて歩く 福寿草が顔を出す

 次の鞍部からは石灰岩の尾根歩きとなる。見る福寿草は一輪ばかりかと思っていたらようやく二輪、三輪と咲いていた。麓と違いこじんまりしている。群落は結局見ることはなかった。

霊仙山全体を一望 福寿草二輪
福寿草三輪 石灰岩の道は歩きにくい

 鞍部に着くと近くに霊仙山と最高点を見る,どちらも登山者がいる。ひと登りして最高点へ,登山者は少ない。霊仙山山頂全体が見渡せて,多くの登山者が登って来るし下って行く。伊吹山が目前に見える,その右奥に真っ白な白山。東には御嶽山が薄っすら見える。南には御池岳,藤原岳が座る。そして西南尾根を振り返る。時間がいいので最高点で伊吹山を見ながら昼食とした。風は冷たくカップラーメンで体を温める。

西南尾根を振り返る 霊仙山最高点から伊吹山
最高点から霊仙山 霊仙山山頂

 霊仙山山頂へ向かう。手前のピークを避けて巻道から霊仙山への道に入る。登山者は多く,30~40人近くいる。昼食中の人も多い。女性グループにスマホの写真撮りに声を掛けられ応じる。お返しに写真を撮ってもらう。天気が良い中,360度の展望を満喫。

 10分足らずで下山開始、経塚山に向かって下る。登るつもりでいたがショートカットする人の姿をみて疲労感もありあっさり止めることにした。谷間を下って汗拭峠へ。振り返り駄々広い霊仙山全体を目に残す。お虎ヶ池前を通り急坂道を下る,多くの登山者が登って来る。五合目の見晴台を下ると雑木林になる。休憩中の老年男性と出会う,シカが身近に来たと少し興奮していた。下り先を聞くと落合と言う事でしばらこの男性の後を追う。天気も良く乾燥して道は泥道になっておらず良かった。

谷間を歩きショートカット 急坂道の折り返し

 汗拭峠から大洞谷へ急降下。初めての道で不安だったが大洞谷の山道は思っていた以上に歩きやすく問題ない。ピンクテープが多い。渡渉箇所は2か所と壊れそうな丸太橋の渡河は3回。登山者に数人出会う,聞くと逆コースで榑ヶ畑へ戻るようだ。写真を撮っている間に先行の男性とは離れてしまった。

汗拭峠 大洞谷へ一気に下って行く
渡渉箇所1カ所目 半分壊れている丸太橋

 やがて山道は林道に変わり落合へ戻って来た。停めた駐車場も満車になっていた。 急坂道でかいた汗を流そうと東近江市の日帰り湯クレフィール湖東へ向かう。場内に入る手前に何か看板が目に入り読むとコロナウイルス感染防止のため営業中止が記載されていた。こんなところにも影響があるのだと諦めて帰宅しました。

林道へ出た 駐車場は増えていた

 初めての霊仙山西南尾根でしたが他にない石灰岩の急坂道と福寿草,印象に残るコースでした。今日は天気も良く多くの登山者が登って来ていました。また夏の草原風景と全く違う山の姿がありました。何はともあれ無事帰宅できて感謝,感謝です。


                         【 記: 森の旅人M 】