金勝山(竜王山)
(上桐生~落ヶ滝線/狛坂線)
大岩群の芸術に触れ合う,変化あるコースに納得
2019.01.14

 
天狗岩と鶏冠山


2019年1月14日(月:祝) 曇り後晴れ  森の旅人M

コース:
大津・上桐生駐車場~落ヶ滝線~天狗岩~白石峰~竜王山~白石峰~狛坂線~出合~南谷林道~上桐生駐車場





 前夜の0kaokaclubの懇親会,okaokaのお二人はじめ皆さんご苦労様でした。日本酒の獺祭で賑やかな時間を過ごすことができました。

 今回の金勝山は初めての山行となります。登山口の上桐生は20数年前に職場と町内会のバーベキューに来たことがある場所だ。覚えていたのはオランダ堰堤だけ。

 駐車場(有料)に到着すると思いの外多い20台近い車が停まっていた。地元滋賀と京都ナンバーがほとんど。スパッツを装着するか迷っていると先着の男性が正にスパッツを着けているところで,迷わずスパッツを着ける。トイレもあり更にパンフレットも備えてあるのでありがたい。準備完了後,駐車場の奥にある登山口の標識と矢印に従い入山して行く。

駐車場から登山口へ 北谷線(左)と落ヶ滝線(右)分岐)

 北谷線に入り分岐で落ヶ滝線の右に進む。アスファルト道路から地道になり広く開けた所が溜池。山道らしく細くなり渡渉を繰り返し上がって行く。十字路分岐を直進し落ヶ滝分岐から落ヶ滝に寄り滝を見る。滝の高さは15mから20m前後か,今日は少ない水が滝を下っている。ここで服装調整後,本道に戻り尾根に向かう,傾斜が少し強くなってくる。

渡渉を数回繰り返す 落ヶ滝

 山道はよく踏まれて尚且つ標識が丁寧に多数設置してある。展望のある場所で年配男性と二三言葉を交わす。谷の岩場道が現れ大岩に上がる。変化に富んだ道だ。岩場を登る道がしばらく続く。鶏冠山分岐尾根に着くと先ほど声を掛け合った年配男性が休憩している。男性は71歳で地元の山岳会に入って,週2回ジムにも通う元気な方でした。

岩場を慎重に進む 尾根に出る

 曇り空から予報どおり青空になる,展望のある尾根に出ると比叡山,愛宕山,伊吹山が見える。比良山系は鶏冠山で隠れて,ここからは見ることはできない。小さいアップダウン道が続く,大岩の展望のある所は西側の北から南180度が広がる。すれ違う人に次々と出会うようになる。高度を上げて行くと更に展望は広がり,遠く雪で白くなった伊吹山、霊仙山,先ほど見えなかったが比良山系も見える。三角形の三上山が近くに目に入る。

伊吹山 三上山

 大岩の間をすり抜けてから一旦鞍部へ,登り返し行くと天狗岩の下に着いた。バックをベンチに置いて早速大岩に向かって登って行く。取り付けにロープが張られて上がって行くが,岩場の迷路道ですんなりと行かず違う方向に進んでしまう。一旦戻り別の急坂を登って行くと先客の男性が一人立っている岩の上に立った。天狗岩上には登れずたどり着いたのは隣の岩,ここから天狗岩を見ることになる。見る場所で姿が変わる面白い岩だ。

岩場を登る 天狗岩
鶏冠山の向こうに比良山系 琵琶湖の向こうに比叡山

 ベンチに戻り昼食を摂る,いつもどおりカップラーメンと??二つ。ベンチは二つあり,着いたときは誰も居なかったが,次々と登山者が現れ賑やかである。昼食後は白石峰に向かう。

 多くの登山者が行き交う姿を目にする。ここでも大岩の間を通る。石段道を登ると白石峰に到着。続いて金勝山最高峰の竜王山へ向かう。比較的平坦な道が続く,コールポイントK-15から一旦下り登って行くと道脇に雪を見る。竜王山山頂はこじんまりして,北のみ展望があり三上山,比良山系が見える。

大岩の間を通る 白石峰
竜王山 重ね岩

 白石峰に戻ってからは,狛坂線を下り途中にある狛坂磨崖仏を見てから南谷林道との出合に出ました。岩の多い道が歩きにくい。この後は,新名神下を通り,上桐生駐車場に戻りました。この間にも逆さ観音,オランダ堰堤と見どころも多い楽しい登山でした。

岩の多い道 狛坂磨崖仏
出合Y字分岐 新名神下を通る
逆さ観音 オランダ堰堤

 駐車場にあったパンフレットには「金勝山ハイキング」となっていますが,ハイキング以上のレベルの山でした。低山ながら琵琶湖を望んで見える展望は素晴らしかった。

                             【記:森の旅人M】