鹿児島県 知林ヶ島
2019.05.03


 
犬もお散歩


2019.5.3(金)快晴 23℃ ikomochi 他

・コース
田良岬 指宿エコキャンプ場10:00着~10:30砂州へ~11:10島到着~展望台P58 11:30~灯台12:00~展望台~キャンプ場13:50着









       海が割れる日 珍島ならぬ鹿児島県知林ヶ島に初上陸しました。

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 5月のGW長期間の休みが取れることになった息子一家が墓参に行きたいと言い出した。3月下旬大慌てで飛行機を予約し、レンタカーもぎりぎりセーフで確保。私の故郷鹿児島へ、総勢6人で出かけた。

 初めて鹿児島に行く息子家族は、まずは指宿方面に行きたいとのリクエスト。じゃあ 5月のこの時期にぴったりの場所、離れ島に渡ろうと計画した。「うみがわれるのよ。。。チンドのしまの。。。」で有名な韓国珍島には及ばないが、指宿の知林ヶ島の砂州もなかなかなもの。

 子どものとき毎夏島の近くにある指宿の知人の家に泊まりに行ったが、夏場の干潮時の砂州は狭く出現時間も短いので、4分の1くらいまで行っては大慌てで引き返すことがしょっちゅうであった。また、干潮時間帯がうまく昼間にあたるわけでもない。指宿の市街地のはずれにあるので、交通の便もよくなく、そんなに簡単に行ける場所ではなかった。従って、一度も島に渡ったことがない。

 遠足で行った従妹によると、「途中まで歩いていったら先生が引き返せ―と叫ぶので走って帰った。みるみるうちに波が押し寄せてきて、怖かったよー」とのこと。島に取り残される騒ぎも時々あるようだ。

 途中で潮が満ちてきたらどうしようーという息子家族。ともかく、干潮になったらすぐに渡れるように早めに出かけようと、わくわく出発した。

 10時過ぎに現地に着いたら、広い駐車場は半分くらい車で埋まっていて、既に砂州に繰り出す人の列。島の対岸、魚見岳の麓にはキャンプ場ができていて、トイレや休憩所も整備されている。

さあ 島へ出発 貝拾いに夢中

 10時半過ぎ、砂浜に下りて島を目指す。子どもたちは波打ち際を歩いて貝拾いに夢中、海の中に入って水遊びする子もいる。南国の太陽が照りつける浜だが、思うほど照り返しがきつくなく、砂浜も足が捕られるというほどでもなく、順調に進んでいく。まだ干潮の最中なのか、岩場が海面に出てきたり、ホンダワラなどの海藻が水面に浮かんでくるのが次第に見えてくる。

 のんびり遊びながらやっと島の浜に到着11:10。浜辺のテントでは、ボランティアガイドの方たちが島の説明を一生懸命している。今の時期が一番良い時期で、夏場は砂の照り返しと暑さでとてものんびり遊んでいられないとのことだった。頼めば、島を案内してくれるようだ。

島に上陸です 目八葵貝

 ガイドさんに教えてもらったが、砂州にたくさん転がっている白い貝殻は、目八葵貝といってもう生息していない化石の貝なんだそう。日本でこの知林ヶ島にだけ打ち上げられる貴重な貝だそう。2つ合わせるとハート形、3つ合わせると葵のご紋になるからこの名前だそう。それまでは、またあった 他の貝はないのかなあ と言ってたのが、俄然貴重品に見えてきて、こどもたちはお土産にするとたくさん拾った。

 島の上には展望台があり登れるというので、岩場を歩いて、島の上にむかった。整備された木の階段が続き、標高差58mまで一気に登った。

整備された階段を登り はるばると渡ってきたよ

 展望台から見る砂州は、思ったより長くなかなかのものであった。あそこを歩いて渡ってきたんだねえ と眺めたが、息子の嫁さんYちゃんは「またあそこを歩くのお。海を泳いだ方が楽なんじゃないのお」とお疲れモード。

知林ヶ島マップ

 せっかく来たんだからと、島の奥にある灯台にも行ってみた。整備された歩道があり、あたりの植生は南国そのもの。大きな葉っぱのバショウやホルトノキもうっそうとした森の中に生えている。甘い香りが漂うので藪の中を覗いてみたら、ゲットウの花が咲き始めていた。島の東端にある灯台はこじんまりとした可愛いものだったが、錦江湾を行き交う船には重要な目印だろう。後で気づいたが、灯台の近くには三等三角点P90があったようで、行かなかったのは残念。

知林ヶ島灯台 ノジギク

 島をぐるり一周して小1時間ほどとのことだったが、まさか島に上陸出来て散歩できるとは知らず、軽食も持ってこなかったのでお腹がペコペコ。急いで帰ることになった。

海藻 みんな夢中

 お腹が空いているけれど、また長―い砂州を歩かなくては帰れない。照り返しがきつくなった砂の上を避けて波打ち際をぶらぶらと歩いた。来た時よりも砂州は広がっていて、たくさんの子連れで賑わっていた。錦江湾の奥にうっすらと桜島や高隅山が見え、心がゆったりとなった。

帰路砂州はさらに広がって
遠く高隅山を望む

 一汗流しに開聞岳の麓の山川砂むし温泉に入り、夜になって帰る道中、田良岬に寄ってみた。暗い海が島の間にも広がっていて砂州のさの字もない。ちっちゃいなあ と子どもたちが笑った灯台は、煌々とした明りを放ってその仕事を果たしていた。

カイコウズが咲く 砂蒸し温泉で疲れを取りました
奇岩竹山(登れるそう) 薩摩富士開聞岳

 知林ヶ島に行ってきたと鹿児島の知人らに話したら、近くに生まれたけれど一度も行ったことがない という人が結構いる。渡ったことがある という人には出会わなかった。稀有な体験をした。

今は登山禁止の桜島

                             【 記:ikomochi 】