三十三間山 2018年4月23日(月)

初心者オヤジ気分の良い尾根歩きと
今年初めてのカタクリとご対面
オバチャンパワーに励まされて歩いてきました
親父の山歩き報告(NO.176)

女性陣の後についていきます、正面が山頂です
三十三間山


2018年4月23日(月)   洛西オヤジ


アクセス:
八瀬ー鯖街道R367-R303-R27-倉見登山口

コース:
倉見登山口ー風神の滝ー最後の水場ー夫婦松ー風神の石塔ー尾根出会いー三十三間山山頂 ー尾根出会いー轆轤山ー尾根出会いに戻るー往路を戻るー倉見登山口





 こんにちは洛西オヤジです。先週は奈良でした、今週は北の方に行くかあ~、比良はシンドイな~。もっと北とゆうと高島トレイルはオヤジではむつかしすぎるなあ~、小てつさんのようにはいかんなー。そうや野坂岳の傍に大きな案内板が立ってた、あれ何とゆう山やったかいな~。

 困ったときのネット検索(フン出来るんかい)三十三間山、けったいな名前の山やなあ~地図ないので山歩きを載せておられる人のコースマップを印刷して(お前地図ぐらい買えよ)(急に思い立つのやから無理なんです!)。その人は三十三間山から轆轤山経由で林道からR27に周回しておられるのでオヤジも一応そのつもりで。そやけど轆轤山の先はルート不明となってるなあ~、まあとにかくチンタラ向かいます。

 お馴染みの坊村通過、朽木も通過ーR303に出て、湖西から来るのと鯖街道で来るのとどっちが早いのかな~小てつさんに聞かんとあかんなあ~。倉見登山口到着9時前、やっぱり坊村より大分遠いな~(当たり前じゃ)。着いてトイレにも行って身支度していると女性5人組の登山者が到着、モタモタしているオヤジより先に出発していかれました。(お前相変わらずドンクサイな~)。なほもヘタクソ写真撮ったりしているうちに5人組は林道をどんどん進まれてオヤジの視界から見えなくなりました。(おいていかんといて~)。

そやそやこの看板や、印象に残っていたのは 登山道到着
女性5人組到着 お馴染み防獣扉をくぐって

 まあ案内の標識がはっきりあるので大丈夫でしょう。防獣扉をくぐりチンタラです。先週今週とまずは林道歩きではじまります。先ずは風神の滝、しばらく進むと最後の水場の案内から本格的な登山道、それなりの傾斜で、そうですね~最初は綿向山の歩きとなぜかダブっていました。

林道チンタラ、女性5人組はもう見えません 大きな案内でオヤジでも安心?
風神の滝 最後の水場

 前方に先の5人組が休憩しておられます。夫婦松と呼ばれている地点です。「こんにちは、いや~はやいですね~」「はいこんにちは」「どれが夫婦松なんですか」「もう涸れてしまって、今は残骸がこれです」と教えていただきました。「どちらから来られたのですか」「はい京都からです、初めて来たのですがシンドイですね~」山でのお馴染みの会話。

 傍に大きな案内板に山頂まで1、5Kとなっています林道分岐あたりで山頂3Kとなっていたと思うのですがまだ半分か~「まだ半分ぐらいなんですね~」「そうです、ここからしばらく急な登りです」「へ~ここからまだ急登なんですかもうしんどいので帰ろかな~」「いや折角遠い京都から来られたんですから、ここまで来たのですからもう少し頑張ってください、尾根に出たら後は楽です」。

 「そうですか、それでは何とか頑張ります、後からヨタヨタ付いていきます、ドテと倒れたらお願いします」(おまえよっぽどしんどそうに見られてんのやで)。いや実際しんどいのやもん。それから先も、ついていくのにゼイゼイはあはあ、オバチャンパワーは元気です。

雑木林の中を進みます。シンドイ~ 夫婦松はご臨終になっていました

 やがて風神の石塔に出合います。「はいもうそこが尾根ですよ、そこからは楽です」「ありがとうございます。もう死ぬかと思いました」「上の尾根は見晴らしがよく、気分がよいです」。風神の石塔にお参りして戻ってくるときに足元にカタクリが咲いているのを見つけ写真を撮っていると「山頂にはもっと沢山咲いていると思いますよ」「へ~それは楽しみです」。

尾根はすぐで 風神石塔

 風神の石塔からすぐに尾根に出ました、なるほどそこから左に見える山頂まではもうそれほどの登りはないみたいで、そうですね~武奈の西南稜みたいな感じですかね~(全然ちゃうやろ、無茶ブリするな!)。ただ尾根出会いのところでものすごい異臭がしています、傍に、何かなあ~狸にしては大きいなあ~イノシシかなあ~ご遺体が草むらにあります。あ~あ、この世は無常です、ナンマンダブツ、ナンマンダブツ、女性5人組について山頂に向かいす。

 山頂下の広場でリュックをデポります。女性の中の一人が「私はここでリュックの番をしているから行ってきてください」「お願いします」(珍しいお友達になってるなあ~)。

 山頂は展望が利きませんが足元にカタクリが咲いています。群生とはいきませんが結構2~3株ずつ何か所にも咲いてくれています。一緒に登った方に記念撮影のシャッターを依頼しますがあとで見るとこれがま~自分自身が恥ずかしい情けないメタボのオッサンが写っています。は~ひどいなあ~めっちゃ落ち込みました。したがって今回山頂記念写真は無しです。(何をいまさら、大体自分の姿を見るとゆう行為自体が間違いや)。

尾根に着きました。ヤレヤレ 山頂です。展望はありません
カタクリがひっそりと 尾根の広場に戻ります

 山頂から戻り女性陣はお食事タイム、オヤジもお付き合いします、(オヤジににしては珍しいです)もう11時を回っています。いろいろなお話を聞かせてもらいました。

 敦賀の方から来られているみたいです。同好会の皆さんみたいですが、中でも一番ご高齢と言われれている方は昨日も、その前日も山歩きで年間 65日以上は山歩きされるそうです。すごいですね~、お歳は聞きませんでしたが初心者オヤジなどが付いていくのに必死になるのは当たり前の皆さんみたいです。

 オヤジがこの後轆轤山から尾根を下り林道でR27に周回したいのですがとゆうと「やめた方がいいと思うよー途中でわからなくなる、私たちも昨年何回か行っていたのに迷ってしまたので」とのことで「ネットにも書いてあったのですがそんなにわかりにくいのですか?」「踏み跡が全くなくなり、尾根が何か所も分岐があってわかりずらいからやめた方がええわ~」「わかりました、轆轤山まで行って引き返してきます。」この辺りがオヤジが進歩したところ(何がや?)人の意見を素直にきき、ヤバイ事はしない。君子危うきに近寄らず(ふん、何が君子や老いぼれが、まあ無茶できんようになってきたんやよしよし)ありがとうございます。

 お礼を言って先に出発、尾根の出合からまっすぐ轆轤山に進みます。チンタラ、ヨタヨタ、展望よく、ただ春独特の霞んだ状況はいかんともしがたく三方方面に海は見えず、南の方面の山々もスキッとはいきません。しかし風が気分よく汗を拭いた手ぬぐいをいつものように腰にぶら下げて歩いていると次に吹くときは乾いています。

 それなりの踏み跡がありますが広い砂地の斜面は何処でも歩いていいよ~とゆう感じでしょうか、アップダウンを繰り返しますが何処が轆轤山の山頂かわかりません。どうやら着いたなあ~と思われるピーク、ネットでは轆轤山とゆう小さな標識があると書いてありますが見当たりません。

 うん~まあええかあ~、ここが山頂にしとこ(おいおい、無茶苦茶やな~)。ええのや雰囲気は何処もおんなじみたいやし先に行ったら迷うのやし引き返します。そんなわけで山頂らしきところから尾根出合に戻ります。それでも結構時間がかかりました(轆轤山頂往復かわかりませんが)出合に戻るまで1時間半ぐらいでしょうか、後は又登ってきた来たコースをそのまま戻ります。

轆轤山に向かいます 灌木は風の影響で低く砂地が多いです
アセビが群生していました
灌木はすべて南に傾いています
あれかなあ~山頂は
着いたような? 自分の中では一応轆轤山山頂?
この先はここより高いピークないなー 三角点もあるしなあ~
何とかごろも(お前怒られるわええ加減な)
【キランソウ】
同じく
調べ方わからへん~師匠~ 藪椿ですか。風神滝の傍で

 そうそう風神の石塔とか風神の滝とかやたら風神とゆうのが出てきますが、先のオバチャン(スンマセン)曰く、この尾根筋は日本海から琵琶湖方面に抜ける風の通り道でとにかく風がすごいそうで、冬なんかは体ごと持っていかれるぐらいの風が常に吹いているそうです。灌木の低さや南に傾いて生えているのを見てもなるほど納得です。

 ネットでもあまりの風で轆轤山まで行くのをやめて下山とゆう報告がされていました。冬季でしょうがオヤジなんかには無理な山歩きの状況です。ハイハイ講釈はそれぐらいで何とか間違えようがない林道から防獣柵を抜けて戻ってきました。駐車場の傍のあぜ道に結構懐かしい花が咲いています、ヘタクソ写真に収めて車に戻ってきました。

【カキドオシ】 かおりさんやったら
もっとカッコよく撮らはるやろな~
は~い戻ってきました

 はい今日も何とか無事に戻ってきました、オバチャンたちのアドバイスのおかげです。いまごろまだウロウロしていたかもしれへんな~。5人組の車はもちろんもうありません、今日は他に単独の男性二人を見かけました。

 そうそうこの三十三間山とゆうけったいな名前は京都の有名な三十三間堂の棟のヒノキをこの山から切り出したからやとゆう言い伝えがあるとの事です。なるほど、なるほど。

 余談ですがネットで検索しているときに見かけた報告ですが、R303の水坂峠辺りから武奈ヶ嶽~三重ヶ岳~三十三間山~轆轤山~熊川宿~水坂峠と周回された報告が載っていましたが可能なんですかね~。小てつさんのご見解をききたいところです。特に三重ヶ岳から三十三間山なんて回れるのですかね~。

 はいはい次は温泉、温泉、オヤジの古いナビでは瓜破の湯が表示されますが、何年か前から閉館になっています。てんくうまで戻るかあ~とR303をチンタラ戻っていると熊川道の駅のところにやまびこ温泉2Kとゆう看板があります、どうも先週と似た展開です。

工事中の河内ダム ダムの近くに立っていました
右奥が駒ヶ岳みたいです

 河内の集落に向かう道沿でちょうど河内ダムの工事現場の傍でした。ダムの工事はもうほぼ完成で今秋には水がためられるみたいです。温泉は家庭の風呂の大きいバージョンみたいな感じですがなかなか風流?な感じでもちろんオヤジ一人だけ入っていや結構結構。因みにこの温泉の建物から先に進むと駒ヶ岳の福井側からの登山口になるそうです。今度行ってみるかあ~。

 ゆっくり浸かってダムの写真など撮ってチンタラいつもの鯖街道を京都市内に戻ってきました。は~いただいま~は,もう18時を回っていました。行き当たりばったりの山歩きでしたが今年初めてのカタクリ、爽やかな風、親切なオバチャンたちの初心者に対するアドバイスに心より 感謝 感謝。

                             【洛西オヤジ記】

 世の中は春の夜の夢尚長し洛西村の侘び住まい、されども盛者必衰世の習い威張るお上や嘘つき大臣どんなに己が大事でも金も名誉も権力もあの世に持って行けませんよ~   洛西オヤジつつ”り方教室。