初心者オヤジ、2018京都横一文字ぶった切り
(又ど大層な見出しで始めたな~)

初詣稲荷山
洛西の我が侘家から洛東稲荷山を越えて
山科椥辻までひたすらヨタヨタ歩く老人のお正月
親父の山歩き報告(NO.167)

このショットも最近よく見かけます
伏見稲荷大社


2018年1月2日(火) 洛西オヤジ単独

アクセス:
自宅から徒歩-山科椥辻地下鉄から乗り継ぎ帰宅

コース:
自宅から久世橋通りを東へ東へ十条通りにスイッチ師団街道から伏見稲荷参詣-滝巡りルート(?)-山頂お社-大石神社ルート(?)-稲荷トンネル山科入口-十条通り-地下鉄椥辻駅

略すと洛西-洛南-洛東-伏見稲荷山頂超えて山科西野山-椥辻






 明けましておめでとうございます。洛西オヤジです。皆さんお正月も頑張って歩いておられることと思います。お天気も良し、お雑煮を食べておなか一杯、オヤジもお正月二日目になるとチョット歩いてお腹減らさんと。(どんだけ食っちゃ寝してるのやあ!)

 寝巻の上からユニクロズボンとジャンパー着込んで、最初はスリッパ履いて出掛けてきます~。あ~靴だけは履かんとあかんな~ヨタヨタ、まずは西へ大原野神社へ、ところが何も考えずに西へ西へ歩いて気が付けば、京都縦貫大原野インター入口。

西山大原野インター 振り返り東の方向を見ると
山のアナアナ
(なにゆうてんねん、パジャマ着て)

 東を見れば京都市内、東山、山科の向こうに音羽山(?)山の彼方の空遠く、幸いすむと人のゆう、ああ我ひとととめゆきて、涙さしぐみかえりきぬ。山のあなたになほ遠く、幸いすむと人の言う。(三代目三遊亭圓歌落語名作、山のアナアナから)(落語違う、カールブッセが怒らはるで)(なんや、なんや、正月早々なにゴチャゴチャゆうてんのや!)

この道をまっすぐ幸い求めて遥か彼方の山へ
(ほんまに、物好きやな~)
JR桂川駅

 そうか遥か東の方向に見える山を目指して歩こうかあー。(え~え~どないしたんや、まさか正月ゆうことで酒飲んだんちゃうやろな)

 まあやはり痴呆が進んでいるのでしょうね~、徘徊とはこおゆう心境になって始まるのですね~、一応なんぼ何でもパジャマを下に着込んでの歩きでは、本物の徘徊なのでいったん戻って(といっても上の写真の道沿いみたいなものなので、時間はかかりません)カーチャンに「お稲荷さんにお参り行ってきます」と告げますと。まさか歩いていくとは思っていないカーチャン「えらい珍しいとこにお参り行くのやなあ~」「はい幸い求めて山のアナアナです」「は~?」まあ行ってきます。

桂川にかかる久世橋を渡ります 久世橋の上から北山を、愛宕も見えています
加茂川を渡り 今度は疎水を渡ります

 ポカリと南京豆と大福もちをズタ袋に入れて、ヨタヨタゆっくり東へ東へ洛西は境谷本通り。R171からは久世橋通りと名前が変わり、その後は十条通りに上がってなほも東へ国道1号線を渡り進むます。師団街道過ぎて本町通に出て南に下がればお稲荷さん。(えらい簡単に着くなあ~)はい文章で書くのは簡単です。

向こうJR、手前が京阪
この踏切は広くなりましたね~
段々人出が多くなってきました

 段々人出が多くなってきます、噂の外国の人も多いです、普段は外人ばかりだそうですが、さすが今日は日本語が周りに聞こえます。何せ京都は外人観光客が日本でNO3に入り、そのまた中でもNO1がお稲荷さんだそうで、本町通りの門前界隈の土地の値上がりは、近年凄まじいものがあるそうです。(知ったかぶりしやがって!)(あのねーお正月なんやから、もうちょっと上品にコメントしてください)

表参道からしか入れません まあ定番のショットで

 本殿に近づくに連れて行列状態、お参りするのも大変なんです。実はもう何年もお正月にお参りに来ておりませんが、現役の時は(しかも若い時)年末に奥の院から千本鳥居の途中のお社、最後は山頂のお社まで、アルバイトの山岳部の学生さんと背負子で清酒を(もちろん瓶詰めの)届けに来るのが恒例でした。もう20~30年前の(いやもっと前か)懐かしい思い出です。

 そのほか今回はゆっくり見られませんでしたが、スズメの焼き鳥(稲荷といえばスズメの焼き鳥、ウズラもあります)が代名詞みたいになっていました。今はどうなんでしょう、裏参道にはいかなかったのでとゆうか、あまりの人出にとにかくゾロゾロ流れに流され千本鳥居に入りますが、此処もものすごい事になっています。

千本鳥居はこの状態
よく見かけるような写真は撮れません
ヤレヤレちょっとホットします

 歩けない状態なので、途中から散策(?)路に(竹乃下道)逃げて、それこそ懐かしい滝巡りルートゆうのでしょうか、まあちょっとは山歩き報告なんですから、山の中を歩いている雰囲気も載せないと申し訳ありません。

よく手入れされています 嘘か誠か竹取物語の舞台だそうですが?
谷に沿って
いくつも行場の滝が出てきます
同じくです
急な登りで一気に山頂に向かいます 山頂お社の後ろです
なんで?正面は人が多く写真撮っていたら
怒られそうで

 本来はもっといろいろな観光的に見どころがあるルートで山頂に行けますが、今日はとても無理な状況お許しください(誰もそんなこと気にしておられません)(そうそう、そおゆう風に優しくコメントしてください)最後の御劔ノ滝から一気に山頂に向かいます。懐かしい車でここまで来てここから担いで重い酒瓶を運んだ思い出のルートです。

途中視界が開けて伏見城が見えます この滝が一番奥になります

 余談ですが一番沢山運んだのが山頂の社務所でした。当時を思い出したら息が切れて、はあ~シンドイ~(えらい細やかな神経しとるんやな~)山頂の社に行くまでに山科に降りる分岐がありますが、先ずは山頂お社にお参りします。もちろん行列ができています。下の社務所では懐かしいご神酒が売られ、お蝋燭も売られています。面白いのはお蝋燭や、奉納用の鳥居を買うと並ばずにお参りできるようになっています。

山科方面に向かいます 重要な(大層なやっちゃな)分岐です
大石神社に向かいます

 いや~結構、結構、景気よくお金を使ってください、お賽銭は日本でも指折りの伏見稲荷、毎年賽銭開きの様子がテレビで放映されます。もちろんオヤジは(¥8000のお蝋燭買うたんやろな)いえいえ一般参詣で長い事並んでお参りしました。(あ~あ今年もお金はあんたには来んわー)参詣済ませて又分岐に戻り山科方面に向かいます。まあここからは山歩き報告と言えるかな~。

ふる~い思い出のお社が ポッンとおられるとホットします

 さて又ちょっとオヤジの懐古にお付き合いください。(いややあ、辛気臭い)まあそんなこと言わんとチョットだけ、以前大文字山の報告をしたときに、オヤジの幼き頃の思い出を書かせてもらいました。その時に渋谷街道から(昔の火葬場の入口付近)尾根伝いに南の方に歩き滑り石、稲荷山、時には深草や桃山御陵まで歩いたとゆう思い出がありますと書きました。ちょうど今回歩いているこのルートです。

 ほとんど覚えていませんが、途中にある石組のお社や石仏などは遠~い記憶を思い出させてくれました。仕事でお稲荷さんには来ていましたが、裏山のこのルートはそれこそ50~60年ぶりでしょうか、正にウサギ追いし故郷の山!とゆう感じが(えらいセンチメンタルやんけ)何ともうれしくなりました。滑り石方面も行きたかったのですがまあここはおとなしく大石神社に向かいましょう。

西野山、滑り石方面も懐かしいですね~ 途中山科が見えてきました
正面から降りてきました
大石神社の北側の取りつき部です
ビックリするほど変わりました
稲荷山トンネル付近

 20~30分ぐらいヨタヨタ下ったでしょうか(こんな高い山やったかな~)大石神社の付近に出ました、ここは稲荷山トンネルができる前は、もう少し昔の雰囲気がありましたが、トンネル開通、すなわち十条通り延長となり、全く様相が変わりました。滑り石超えの入口もわからないほどです。改めて我が幼少の砌、(ケ!気持ち悪い、ガキの頃やろが)遊んだ故郷はなくなったんやなあ~涙するオヤジです。(キャ~泣けなけ~誰も何とも思わないの!)

 ハイハイ、東には大原野のインターから見えていた山が見えています。あの麓には岩屋神社がありますが、まあ今日は平路とは言いながらも長時間疲れました。手前の椥辻で地下鉄に乗ることにしましょう。

東を向くと正面に音羽山? 市営地下鉄椥辻駅
お疲れさん、は~しんどかった

 2018年新春京都横断横一文字ブッタ切など書きますと、えらい威勢よく颯爽 と歩いているように感じる方もおられるかもしれませんが、その実はヨタヨタ、ヨボヨボの徘徊歩き。まあ無事に歩き通せただけでも良かったです。(それで山越えして幸いに出会えたんかい)

 いや~なかなかそんな簡単なものではありません。でも50~60年ぶりに幼いころの懐かしい思い出がそうですね~圓歌師匠(違うカールブッセ)のまさに、涙まさぐみ帰りきぬでしょうか、じんわり胸に戻ってくるのが感じられて幸せなお正月でした。   感謝 感謝


                        【 記: 洛西オヤジ 】