白滝山
(16年ぶりに大滝を見て山頂立つ)

白滝山山頂


2018年4月22日(日) 快晴  森の旅人M

コース:
・坊村~明王谷林道~伊藤新道出合~ワサビ大滝~白滝山~オトワ池~夫婦滝~牛コバ~坊村





 久しぶりに白滝山へ行ってきました,2回目だが頂上に立ったのが16年前でこれだけ空けると全く記憶がない。この時は牛コバから夫婦滝を見て白滝山へ登ったとメモがあった。今回は白滝山から夫婦滝への逆コースです。

 明王谷林道脇の桜も2~3分残っているが葉桜に近い。雑木の若葉も快晴の空の下輝いて気持ちも軽くなる。順調に伊藤新道出合まで上って来ると休憩中の男性二人に出会う。二人は牛コバ方面に歩いて行った。そして私はワサビ谷に入り白滝山を目指す。

伊藤新道出合 ワサビ谷

 林道歩きからいきなり急坂道に変わり,足元を気にしながらの歩行となる。スギ林から雑木に変わる。ワサビ谷は狭く,急峻な谷で緩やかな場所がない。山道は谷筋左岸を登って行く。急坂道が続くので汗も出るが真夏ほどの事はない。

 やがて左岸から右岸へ渡渉,この先から更に急斜面になる。しばらく登るとワサビ大滝とさらに右側に別の滝が見える場所に出る。この周辺だけ樹木がなく視界が広がる。カメラに滝を収めた後,前方に二人の人影を目にする。

谷が狭くなった場所で右岸へ ワサビ大滝(左)

 急斜面のところにロープが張られている。登り切ってワサビ谷上部を横切り西に進むと,今度は見上げる高さから水を流れ落ちるワサビ天井滝が目に飛び込んできた。その滝壺近くに三人が立って写真を撮っている。こちらは一段下から天井滝を撮影して先に進むとその三人と出会うが,先に行かせてもらう。もう一度細谷を横切り元のワサビ谷上流部へ向かう。

ワサビ天井滝 短い折り返しを登る

 この先が短い折り返しの急坂が続く道が始まる。こんな感じの道は,この前も歩いたなあと思い返すと峰床山登山だ。大きく右に巻いた所で休憩を取っていると中年男性が追い抜いて行った。折り返し道は続くようで男性の姿がしばらく見えていたが,やがてその姿も見えなくなった。

 コナラ林に変わると空が近くになり明るくなってきた。急坂はその後も続き北側のピークに出た。おばさん歩き隊Tさんの山行文にあるように道迷い防止用のロープが張ってあった。南の白滝山へ向かう。

北のピークにはロープが張っている 白滝山山頂

 白滝山に着くと先ほどの男性が休息を終えてオトワ池へ向かう所で,入れ替わりとなった。山頂は南北に細長いはっきりしたピークはない。東側を背にした山頂標識の木陰の奥に見えるのが北から武奈ヶ岳,コヤマノ岳,東に摺鉢山,烏谷山か,はっきりとは分からない。山頂で昼食を摂ることとする。天気は良くて陽が注いでいるが,優しい光で日向でも暑さを感じない。相変わらずのカップラーメンとおにぎりだ。

 白滝山からオトワ池へ下ると広い谷間になり,次第に道ははっきりせずニシヤ谷分岐に着いてしまった。オトワ池は何処?と地図とにらめっこ,分岐から西に行くと木にテープがあり従って進むとオトワ池に出た。三角おにぎりのような小さい池であった。池は濃い茶色をしていた。

オトワ池へ オトワ池

 分岐点にもどり東へニシヤ谷を下る。落葉の溜まった山道からやがて小川になり谷らしくなり下るにつれて谷間の水が増えてくる。数回渡渉して杉林に入り,やがて瀧見不動明王泰安所に出る。脇を通り夫婦滝を見に行く。

ニシヤ谷へ 瀧見不動明王泰安所
夫婦滝 白滝谷道から渡河場所を振り返る

 泰安所に戻り白滝谷道へ渡渉するため,岩を飛び移るが滑らないかドキドキだ。白滝谷道に入ると谷から離れて高巻道を北へ下って行くが,狭い道に足場も悪く歩きにくい。そんな中,シャクナゲの群生があり,ほぼ満開の花から蕾が膨らみかけたものまでバラツキが大きい。しばらく留まってカメラに収める。次の週末が見頃かな。

足場の悪い道も多い 満開に近いシャクナゲ
シャクナゲが楽しませてくれる スベリ石

 その後も谷に下りたり,高巻きとなったりコースは変化している。大岩が転がるの中,スベリ石を過ぎて行く。気をつける所では渡渉,数回あり岩の上を伝って行くが倒木につかまったり,ロープ頼りにへっぴり腰で渡る。

倒木をつかんで渡河する 林道終点へ出る

 白滝山登頂後,登山者には会わなかったが,スベリ石下流で釣り人の姿があった。やがて明王谷林道終点に出て安堵感に浸ることができた。この辺りも若葉が萌えて青空の下生命力を感じる。その後,牛コバから坊村駐車場へ帰ることができました。感謝,感謝です。


                           【 記: 森の旅人M】


 【追 記】

 4月7~9日の2泊3日で,しまなみ海道70Kmを尾道から今治までサイクリングで走行してきました。3つ目の生口島と今治に宿泊しました。1月に予定が決まってから,できるだけ山行より自転車で遠方に何度も出かけて走力を鍛えました。

 自転車は尾道でレンタルし,6つの島を通るのですが,その度に高速道の橋に作られた自転車,歩行者用のレーンを走ります。島内の道から高速道路の橋まで高度30~40mを上って行くのが一番きついです。橋の上は風の影響を受けて思いの外走りにくいものでしたが,いい思い出になりました。

 嫁の以前からの希望だったので約束を果たすことができました。

因島大橋の走路 生口大橋を走る嫁
これから走る多々羅大橋 多々羅大橋
レンタサイクルと多々羅大橋 来島海峡大橋