愛宕山・竜ヶ岳
(いつも行かない季節の山で花を愛でる)

竜ヶ岳山頂


2018年5月26日(土) 曇りのち晴れ  森の旅人M

コース:
清滝~月輪寺参道登山口~月輪寺~大杉谷林道下山口~愛宕神社~竜ヶ岳分岐~竜ヶ岳~芦見谷出合~首無地蔵~梨ノ木谷~月輪寺参道登山口~清滝





 今日は新しいシューズの足慣らしが目的。愛宕山に行く時は冬場が多く,初夏に入山するのは珍しい。

 8時前に清滝の駐車場に到着,既に30~40台入っている。子供の連れの家族が多い。梨ノ木谷林道に入って行くが人の姿が無く,高雄分岐で男性一人に会った後しばらく誰にも会いません。多くの人は表参道を歩くのだろう。

 今日は月輪寺参拝道を登って行く。坂道は細い丸太の階段が続いているが朽ちている。急坂ではないが,それなり負荷がかかり途中から顔から汗が出る。杉林に月輪寺まで20分の標識があった。ここで下山の男性に出会う。着いた時間は18分後で間違いないようだ。

月輪寺参道登山口 坂道の丸太階段

 月輪寺に着くといつも吠えられる犬の声がしない。静かな月輪寺で休憩する。その後は急坂道を尾根に向かう。時期の遅れたツツジを見て尾根に乗る。その後,単独女性とすれ違う。大杉谷林道下山口過ぎてから珍しくまた単独女性に出会う。大岩群で市内を展望するが視界は良くないが桂川の流れは見える。石段下に来ると多くの参拝客と登山者が目に入る。

月ノ輪寺に着く 愛宕神社石段道

 愛宕神社に上がると,20人前後の人で賑わっている。気温は17℃,登山には寒くも暖かくもなくベストである。誰も居ない薄暗い休憩室に入る,すると小さな電球が点灯。明るくなりありがたい,そこへ2,3人と入って来た。

 昼食後は竜ヶ岳へ向かうため,人気のないジープ道を歩く。男性一人を追い抜いた後,夫婦連れとすれ違っただけで竜ヶ岳分岐に着く。竜ヶ岳へ歩き出すとタニウツギが目に付く。冬場には見られない花を目にして気を良くする。鞍部のところは密集して咲いていた。

 アセビのトンネルになり薄暗い道を上がって行く。細尾根を過ぎて男性に会う。次の小ピークから東へ下る。広い平坦地に出ると左手の谷にヤマフジが咲いていた。色あせているが近づいて写真を撮る。小岩の間を通り細尾根になると竜ヶ岳山頂に到着。雑木が密集して狭い山頂が更に狭い。ここからも京都市内が一望できるが今日の天気は良くない。よく見ると山頂の東西両側に赤いベニドウダンが咲いている。

竜ヶ岳分岐 タニウツギ
色あせて始めたヤマフジ 竜ヶ岳山頂のベニドウダン

 芦見谷に向かう。尾根を北に下るとテープがあり,そこから東に下る。途中で南に少しトラバースする。たどり着いた次の尾根を下って行く,その後も芦見谷まで急坂が続く。急坂で老年の男性と出会う。結構好きな人は登って来るようだ。

尾根から芦見谷へ 竜の小屋

 芦見谷に下り立ってから竜の小屋へ向かう。この先の分岐から首無地蔵に向かう。

 クリンソウがほんの数本咲いていたが,最盛期に見たいものだ。しかし,ヤブデマリが満開だ。首無地蔵に出ると来るたびに景観が変わる。杉林の伐採前は杉林に囲われていたが,ようやく雑木に覆われるように変わって来た。梨ノ木谷上流部も同様に丸裸同然だった谷も雑木林に戻ってきた。

満開のヤブデマリ 首無地蔵
梨ノ木谷上流部は雑木に覆われる クリンソウ

 雑木を抜けた先に目に入るのが黄色い花を多く付けるジャケツイバラだった。谷筋が黄色で彩られている。少し下るとクリンソウが数株咲いており楽しませてくれる。

ジャケツイバラ 梨ノ木谷を黄色に彩るジャケツイバラ

 いつもは登らない時期でありましたが,予想外にいろんな花を見ることができて満足な山行となりました。竜ヶ岳の自然深いことを知りました。感謝,感謝です。

 足慣らしの山行でしたが林道に下りて来る頃になると,いつも以上に右足裏が痛くな りました。この先もこの痛みを考えると辛いのは事実です。


                           【 記: 森の旅人M】