大文字山 被害
2018.12.24


 
三角点から美しい夕陽を眺めました


2018.12.24(月) 晴 Ikomochi


・歩いたコースは、山科駅~疎水公園~一燈園の尾根を登って蔭山山頂~県境尾根~藤尾神社コースの谷へ下り~林道&谷道を雨社分岐~雨社~大文字山三角点~火床~銀閣寺 です。



 雨が降り続いた3連休の後半、朝起きたら空が明るくなっているのでザックをしょって大文字山に道探しに行ってきました。詳しい報告はまた後日 地図と共に書きますが、大文字山の倒木被害が聞きしに勝るひどさと広範囲に渡っているので、急ぎご報告します。

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 一燈園の尾根は数か所で倒木があり、乗り越えたり避けたりしながらまあ少しの苦労で歩けます。細い尾根なので、芯を外さないように進めば迷うことはありません。

一燈園の尾根を歩きます 蔭山山頂

 蔭山山頂から県境尾根はなんなく歩けます。同じ日に諸羽神社から諸羽山の尾根を歩いて三角点に行った友人夫婦によると、こちらのコースは問題なく歩けたそうです。

 県境尾根に登り、未踏コースを探して尾根を東へ行きましたが、すぐの小ピークで一面の倒木に出会い、うろうろしました。ピークを一周して結局南側で山道を見つけ、その後鉄塔に出ました。

小ピークは一面の倒木です 藤尾神社コースです

 ここから谷を目指して下り、川を渡渉し雨社~藤尾神社コースの林道に上がりました。林道は倒木があるものの大したことはありません。如意ケ岳の尾根を見ると斜面一面に倒木が続き、たいへんなことになっています。

 林道が終わり、雨社分岐に向かう谷道に差し掛かるとだんだん辺りは怪しくなってきました。谷を覆うように倒木 また倒木の山で、一抱えはある杉の幹を乗り越え潜り、道を探し。奮闘すること30分。最後にやっと県境尾根との分岐にたどり着いたときはほっとしました。

最初はよかった谷道ですが だんだん怪しくなって

 今この道は、初心者では厳しいと思います。体力さえあればどうってことないのですが、道を知っている人、山の位置関係を理解している人でなければもし下手にコースを外れた場合、道迷いにつながる山域です。

山盛りの倒木群です 乗り越え潜り迂回し奮闘

 雨社に行ってみてまたびっくり。ともかく倒木 倒木で、山道はよく見ながら歩かないといけません。山道と並行して走る林道を歩いた方が無難です。

分岐にやっと到着 雨社周囲はひどいです
山頂への山道もこの調子

 山頂へ向かう道と蹴上コース永観堂コースの分岐点も、また倒木でややこしいことになっています。トレイルの標識は無事立っているのでしょうか?

 三角点から火床の道は、被害も少なそうで大勢の人が登っていました。特に外国人の姿が目立ちました。蹴上コースの途中で出会ったカップルは初めて来たと行って進んでいきましたが無事に帰れたかなあ。拙い英語で、この先は危ないと注意はしたのですが。。。

 山頂で出会った方の情報によると、長等公園から如意ケ岳を越える縦走路は倒木被害が大きかったそうですが、作業が進んでおり、通信施設から京都側がまだ厳しくて池の地蔵に迂回したけれどもあとは歩けたとのこと。年明けにはまた整備作業が進みそうだとのことでした。

 okaokaさんの倒木被害報告にもあるように、大文字山全体が尋常じゃない様子です。NHKでも盛んに大文字山と愛宕山登山の注意をうながしていましたが、くれぐれも安易に立ち入らないほうがよいです。

 この倒木被害は、京都から若狭まで広範囲に広がっているそうで、山の様相ががらりと変わりますね。復旧作業に当たる方々に感謝です。

                             【 記:ikomochi 】