北八ヶ岳 天狗岳

初心者オヤジ台風一過のワンチャンス
山の天気も大事ですが交通情報も大事です
台風一過高速道路は大渋滞
(あんたはいつも常識が欠けています)
(NO.160)

東天狗ピーク(山頂とはいわないのかな~)


2017年10月24(火)~25日(水)   洛西オヤジ

アクセス:
■中央道と一般道登山口までの情報ばかり気にしておひざ元の名神の情報を軽視していました。
・名神京都東インター → 栗東インター → 一般道 → 名神米原インター小牧JK → 中央道 → 諏訪湖SA(車中泊) → 諏訪インター → 一般道 → 唐沢鉱泉登山口


コース:
■10月24日
唐沢鉱泉登山口=第一~第三展望台=西天狗=東天狗=中山峠=黒百合ヒュッテ(宿泊)

■10月25日
黒百合ヒュッテ=渋の湯、唐沢分岐=唐沢鉱泉登山口





 こんにちは洛西オヤジです。それにしても今年はよく台風が上陸しますね~。それもなぜか週末いろんな行事やイベントがあるのに意地の悪いとゆうか、今回は京都の時代まつりが中止になりました。土曜日は近所の小学生が運動会中止になり普通の授業に変わったと泣きそうになりながら登校していきました。

 競馬好きの友達は(どろんこの田んぼで競馬してどないすんねん)と怒っていました(どうも淀の競馬場で菊花賞とゆう競馬があったみたいです)(テレビで宣伝していたやんか。そんなことより、選挙の投票日やろが、それを一番に言わんかい)。そうでしたスンマセン皆さん投票には行かれましたか(お前は行ったんかい)もちろん行きました、自分の名前書いてきました(アホかあ!)冗談ですがな。(ゴチャゴチャ前振りが長すぎるのや)そうでしたスンマセン。

 今年の予定の5番目ぐらいの順位(けったいな順位やなあ)北八ヶ岳の天狗岳に急に行くか!と、思い立ちます。何とか今週の前半空きがあります。(フン忙しいのちゃうんかい)。

 台風一過の好天気?一応24日(火)A25日(水)最初Aその後BからCに(なんやねん)。台風の影響を気にしつつ23日(月)朝から現地の道路情報確認(茅野市役場)問題なし、山小屋予約確認「今日はだれも来られていません」。そりゃそうやまだ八ヶ岳は暴風圏内、高速道路情報確認、諏訪インターの手前で通行止めになっていましたがその後解除になり、この時点でよしいくぞ~。

 リュック作り衣装を車にぶっ込み「カーチャン行ってきますー」は15時過ぎ、京都東インターに向かいます。山科のトンネルの手前からえらい車が多くなります。何やえらい混んでるな~脇道ぬけて何とか東インターから乗り込みますが、電光案内版に渋滞の案内がズラーと。まず新名神が災害の為草津JKからアウト、その影響で彦根まで渋滞アチャー、そうかおひざ元の名神の情報気にしてなかったな~(あんたらしいなあーとゆうよりあほらし、抜けすぎや)。

 おまけにチンタラならんでいたら、後ろから緊急車両が看板に事故処理緊急車両の赤表示点滅させながらサイレン鳴らして横をすり抜けていきます。え~まだこの上事故かい、彦根まで100分米原130分一宮予測不能のーーーーーアチャこら今日中に中央道に入れんで山行きどころやないな~どうしょうな~中止して帰るか(悩むオヤジ)。

 どうやらこうやら栗東まで来ました、しょうがない栗東で降りて一般道でとにかく米原を目指します。こりゃ山歩きよりも疲れるな~。もう完全に日没状態、何とか米原から再度高速に乗り込みました。まだ一宮近辺に渋滞の情報は出ていましたが、何とかとゆうかようやく中央道に入れました。とにかくメシ、メシ、晩御飯、恵那SAにやっとたどり着いて遅い夜食、ついでにコンビニで(最近はほとんどの高速SAにコンビニが出来ています)明日の食料買い込みます。

 この時点で、今日中に登山口に着くのはあきらめて高速のPAかSAで車中泊をすることに決めました。ちょうど出口に当たる諏訪インター手前の諏訪湖SAで車中泊としました、時刻はもう10時を回っています。は~つかれた~。長い前振りスミマセン、山に入る前の悪戦苦闘を(誰も聞きたがらないの、あんたの一人相撲、さっさと寝んかい!)はいやっとおやすみなさい~。

■10月24日

 5時ころに目が覚めました、なかなか高速PAの車中泊も悪くはありません。目の前にトイレはありますし着替え洗顔に便利です。自販機で温かいコーヒーは飲めますし、SAならコンビニもあります。これからは無理に登山口に行かなくてもよいかーと思ったりしながらチンタラ着替え洗顔、モーニングは前日のコンビニで買ったパン、おにぎり。

諏訪湖を見ながら おはようございます 諏訪湖SAです

 諏訪インターで高速から降りてR152から更科高原別荘地を走り抜け唐沢鉱泉登山口に(かおりさんや火野正平さん風に)とうちゃこ~時刻は7時半ごろ。高速を降りて30~45分ぐらいでしょうか理想的なパタ~ンです何処もこのように運ぶとよいのですが。ハイハイ駐車場は広く無料(大好き)結構車が停まっています、早速リュックを作っていざ出発です。

朝の別荘地を抜けて 登山口駐車場 結構車が停まっています
唐沢鉱泉
風格ありますね~帰りはここで決まり
登山口

 唐沢鉱泉の立派な建物見ながら登山道に、チンタラヨタヨタ。最初は比較的に歩きやすい道で長い目のジグザクは傾斜が緩やかになりありがたいです。八ヶ岳らしいとゆうのでしょうかシラビソやカラ松の樹林、下に映える苔は昨日来の雨で緑を一段と増しています(えらい文学的な表現やんけ)へっへっ、たまにはまじめに(すぐ調子にのるなあ~)。

 ヨタヨタ、そのうちになんや大きな岩が現れ、だんだん岩渡に(なんや、なんや岩渡て)岩の上を歩くことが多くなってきます。第一展望台、に着きました、天気は予想に反してイマイチ、ただガスッテいないのでそれなりの展望は楽しめます(中途半端な表現やなあ~)。

八ヶ岳らしい登山道(どうちがうねん) ものすごい根っこ道
陰気な登山道から解放第一展望台 正面が赤石岳かな~
ちょっと大台の雰囲気もありますが 第二展望台(第一とおんなじやんけ)
そんなことゆうたら身もふたもない

 傾斜が段々きつくなってきます、西天狗手前のピークからいったん鞍部に下り岩だらけの急斜面を登ります。前方に男性一人女性三人組のグループ、男性がリーダーらしくルートを指示しながら登っています、メンバー中若い女性が先行して進みます。

 やはり若さのパワーはすごいな~とオヤジも若い女性に引っ張られるように登りますがヨレヨレで、なんとかここはお馴染みのフレーズで{ドテーとうちゃこー}(えらい流行ってるな~)(おまえ盗作や)西天狗岳です。

西天狗直下岩がゴロゴロ 親切なルート案内
先行するグループが見えます
西天狗岳 北アルプスはもう冠雪しています
右の方に槍が見えています 御岳山、来年から入山できるかな~
(無理かな~)
正面東天狗のピーク 急にガスッてきました
皆さんと東天狗に向かいます

 西天狗岳で一応記念写真、先の4人グループさん特に若い女性はノリノリで写真撮りまくり、おそらくインスタ投稿でしょうね~。今は猫も杓子もSNS(すんません悪気はないのです)オヤジもインスタ大好き(え~参加してんの?)まさか。

 しばらくするとガスが上がってきました、東天狗に向かいます。実際はどちらが標高が高いのかよくわかりませんが鞍部にいったん降りて又エッチらです。どうせなら降りずに行きたいのですが、(それは~双耳峰と言わないの)(どうゆうねん)(ダダ広い山頂や)なにおゴチャゴチャ、15分ほどで東天狗にとうちゃこー(もうええ、怒られる)。

 幸いガスも晴れてちょうど正午です。お昼ご飯にしましょう、先のグループ以外にも結構登山者が登ってきます。さすが人気の八ヶ岳いろんなルートでこのピークに来ることができるみたいです。

正面赤岳、右が阿弥陀岳?左の台地が硫黄岳
西天狗を振り返ります お昼ご飯
シーフードヌードル、お赤飯おにぎり
稜線を中山峠に下ります
見た目ほど危険なコースではありません
又ガスッてきました

 皆さんは日帰りの人が多く急いで降りて行かれますが、オヤジは今夜は小屋で一泊の予定、余裕かましてラーメンなど炊いて、いや~やはりオヤジのように老いぼれてくると余裕が大切(フンしらじらしい)食事をゆっくりして展望も楽しんでヨタヨタ下りましょう。

 ま~それにしても八ヶ岳とゆうのはいろいろなルートがありますね~。マップ見ていてもそれこそ何が何だか分からなくなります。今回オヤジは日帰りコースの一番定番ルートを歩いています。今晩宿泊の予定の黒百合ヒュッテは、ネットなんかでなかなかレトロな雰囲気が人気の小屋で、一泊しようと気持ちが動きました。まあ本来はもっと北の北横岳から麦草峠などを経て2泊ぐらいかけて縦走したかったんですが、まあ来られただけで良しとしましょう。

結構冷え込んで氷柱になっています 怖そうに見えますが全然大丈夫です
(ホンマかい)
もう晩秋? 相変わらず岩がゴロゴロ
重要分岐点中山峠に降りてきました 黒百合平に向かいます

 中山峠の案内板、何処がどうなっているのかマップを見ると、なるほどいろんなルートがここを通過しています。重要な分岐地点なんですね~。分岐から10分ほどで黒百合平に到着、今夜宿泊の黒百合ヒュッテ、噂どうりのなかなか雰囲気のある小屋です。

黒百合平に着きました 黒百合ヒュッテ
なかなかレトロな雰囲気がうれしいです

 右からの横書き看板がうれしいじゃあないですか。受付に入ると誰もいません、「こんにちはあ~」と大きな声をかけると若い男性が奥から現れました。本当に出てきたじゃなく、現れたとゆう感じ(どうちがうねん)まあそんな雰囲気の(ようわからんな~)。

 驚いたのは受付中に例の4人グループが到着、あれ~どこで追い抜いたのかな~いよいよオヤジもボケて徘徊歩きがひどくなっているのかな~。4人は今日中に唐沢鉱泉に降りる予定だそうです、小屋によって休憩、女性陣は、バンダナ、バッチ、「Tシャツありますかあー」いや~なかなか元気、元気。

 小屋は1階が広いそれこそ昔の古民家の居間みたいな感じで、炬燵がありストーブも炊かれ「後でお布団んにご案内します、食事は、夜、朝、共に5時半です」と。堀炬燵の上に熱いお茶がおいてあり黒糖かりんとうまでおいてあります。ほんまこんな小屋ははじめてやな~、先客は若い単独女性1名、同じく若い女性の2人組。若い女性とゆうとうれしがってすぐに掘りごたつで話し込むオヤジ、女性陣は今日唐沢鉱泉から入ってきて明日天狗岳に登頂予定だそうですが、天気がイマイチで心配しています。

昔の我が家を思い出します ランプやともっと雰囲気あるのやけどな~
(ぜいたくゆうな!)

 そこに中年のご夫婦らしき男女が(夫婦は男女に決まっている)到着、「あれ~東天狗への稜線でおあいしましたね~」とオヤジ、「はい、ガスッて気温も下がってきたので戻ってきました」との事、そうか~無理せずに戻ってくるのはなかなかベテランさんです。

 結局この6人が今夜の宿泊客となりました。食事までいろいろ皆さんの山歩き体験を聞かせてもらいました。特にご夫婦は名古屋の方でいろいろな山を楽しんでおられるみたいです。なかなかの理論家で山歩きの含蓄をお聞かせいただきました。黙って勉強させていただくのが大切です(そうか~)。食事を終えて、ランプとはいきませんがLEDではない懐かしい電球の下、なおも続く山歩き談義から抜け出してオヤジは2階で布団に潜り込みお休みなさい。


 ■25日(水)

 朝起きだして薄暗い中外を見ると、アチャー真っ白みたいやでー、女性陣も外に出て「いや~雪やあ~、いけるかな~」。口には出しませんがオヤジの判断も、う~ん微妙、岩の上を結構渡らないといけないので、もちろんアイゼンは必要ないですが(アドバイスせーへんのかい)。

 昨晩の彼女たちの今までの経験談から行けるような気もしますが、「行けると思いますよ」とゆう度胸はありません。やはり卑怯ですが自己判断にお任せしましょう。食事を終えて名古屋のご夫婦は一番に下山出発、オヤジはイチビッテ、リュックデポってスリバチ池を観に小屋の前の斜面を登りますが結局ガスで池は見られずすぐに引き返します。

 結構厳しい状況、こりゃ女性陣には登頂は自重を進言した方が良いと急いで小屋に戻ります。ちょうど単独の女性が下山に出発するところで「そうですね~登頂は改めて挑戦のほうが良いと思います」。二人組の方は中山峠まで行ってもどるとゆうことです。

オヤジとしては初冠雪体験です 天狗の奥庭スリバチ池に向かいます
結構厳しい状況 ガスッて見えません 小屋に戻ることにします

 単独の女性と出発しますが、オヤジは「ヨレヨレ歩きなんで先に行ってください。写真撮りながらユックリ歩きます」と先に行ってもらいます。まあ本当は唐沢鉱泉が10時からと小屋で聞いていたのでなるべくそれに合わして歩きます(アンタなら普通に歩いても10時に着くのは無理違う)。

 おっしゃるとうり小屋で唐沢鉱泉まで約2時間弱のコースと聞いて来ましたが、2時間半以上かかって戻ってきました、ヘタレオヤジはまあそんなもんです。

下山道もなかなか厳しい状況です 注意しないと迷いそう
2時間近く降りるとやっと雪が無くなりました 登山口に降りてきました
やれやれですが
レンズが又湿気ってしまいました
唐沢鉱泉

 先ずは車に戻り、改めて風格のある唐沢鉱泉に向かいます。旅館風の建物で内部も昔の温泉旅館風です。いたるところに剥製がおいてあります。立ち寄り湯¥700透明な単純アルカリ鉱泉でしょうか、古い杉の木の浴槽で入浴客はオヤジ一人ゆっくりと楽しませてもらいました。

 さ~、またチンタラチンタラ車を転がして戻りましょう、もう停滞も解消されているはずです。カーチャン連絡「居眠りしたらあかんで~」「は~い休み休み帰りますー」。今回は急に思いついたとゆうか年寄りの気まぐれ、いや焦りかな(なに焦ってるの)11月はおそらく遠出は無理です。小屋も締まります。

 今回のコースはオヤジでも日帰りで回ってこられたと思いますが(無理違う?)一泊して大正解。まあ今までの山小屋とは違う雰囲気の、そうやね~オールド登山愛好家がうれしくなるような雰囲気は、昔から(戦前から)人気のある八ヶ岳ならではの小屋でした。最近は何処も綺麗に改築が進む山小屋、それはそれで喜ばしいのですが、昔ながらの雰囲気がある小屋に泊まるのも又一興です。

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 台風一過のワンチャンス、二日目は予想より天候が悪くなりましたが(おかげで初冠雪に出合えましたが)今年の目標の一つ北八ヶ岳に行くことができました。    感謝 感謝。

                             【記:洛西オヤジ】