南アルプス 聖岳~光岳(てかりだけ)(2)


南アルプス最南端沢山の出会いがありました
山好きの強者ぞろい、マニアックなコースです

初心者オヤジテント担いで従走はこれが最後かな~
親父の山歩き報告(NO.152_2)


 
聖岳山頂


2017年8月2日(水)~8月6日(日)    洛西オヤジ

アクセス:
・名神高速ー中央道ー飯田山本ーR151-R152-下栗遠山川沿いの県道ー北又渡大橋登山者用駐車場(オヤジの下調べ不足)
・相変わらずええ加減な説明ですが今回は特に難儀な事になりました、説明は本文で。


コース:
■8月2日
Am7時自宅を車で出発ー北又大橋登山者用駐車場ー徒歩易老渡登山口ー聖光小屋ーテント泊

■8月3日
聖光小屋ー西沢渡ー薊畑ー聖平小屋ーテント伯

■8月4日
聖平小屋ー薊畑=聖岳(往復)-上河内岳ー茶臼岳分岐ー茶臼岳小屋ーテント泊
■8月5日
茶臼小屋ー茶臼岳ー仁田池ー希望峰ー易老岳ー三吉平ー静高平ー光小屋=光岳・光岩(往復)ーテント泊
■8月6日
光小屋ーイザルヶ岳ー易老岳ー面平ー易老渡ータクシーで北又大橋駐車場まで




 こんにちは洛西オヤジです、諸般の事情でなかなか本格的に山歩きができずに天候までソッポ向いてしまい気分は沈むばかり、難儀な台風5号を気にしながらやっと念願の南アルプスの最南端、聖岳と光岳の二座に年金生活者定番のテント担いでヨタヨタと歩いてきました。


 ■8月3日。

 夜中に降った雨もやみ、いよいよ今日から本格的に登攀です、準備万端いざ出発は良かったのですが、しばらく歩き出すともう夕べの雨の影響か湿度が高く汗が吹き出しリュック重く、(おいおいまだ初日やで)日頃の、特にここしばらくのトレイニング不足がもろに応えます。

 何とか西沢渡に到着、やはりここは話の種に荷物用ロープウエイ(とゆうのかな~)乗って対岸に(絶対やめた方が良い、シンドイだけ)。腕ダルイ余計疲れた(あほなやっちゃ)。さ~ここからいよいよ本来の登攀が始まります。しかも強烈な登攀です、湿度高く風が通らず、おまけにあれだけ晴れていたのに何やらショボい雨が、あ~じゃまくさいな~。

登山口取りつき部です 西沢渡、やめりゃいいのに
イチビッテ乗るんですね~
ちゃんと橋があり簡単に渡れます ここからが本格的な登攀です

 しかし初日からリュック濡らすわけにはいきません、カバーをかけてふと足元を見るとスパッツに見慣れた方がピコピコ、ヒョコヒョコ。うわ~南アルプスにもヒルちゃんがいるのや(当たり前や)。しもたな~ヒル除けプレシャワーもってきてないな、コンチキショウ、と指でつまんで口に入れ(あほな事書くな!)へへ冗談冗談、気が付くと手の甲に一匹くらいついていやがります、正にいただきます寸前、いやちょっとお吸いになっています。

 夏は何処の山でもホンマにスプレイヒル除け必要ですね~。仕方ないので又指でつまんで、ストックの柄ですりつぶします。(お前残酷やな~)なにゆうてんのですか当たり前です。しばらく立ち止まってヒルと闘っていると下からご夫婦と思われる方が追いついてこられました。

 「こんにちは、いや~ヒルにやられました」と話すと「私もです、スプレイで撃退しました」ちゃんと持ってきておられます。さすが関西の西宮からこられたご夫婦で先月は光岳だけ行かれたそうで今回は聖岳に向かわれるそうです。百名山走破を目指しておられるとの事で、今回の聖岳で99座目後は新潟平岳が残るだけだそうです。

営林小屋跡を回り込み いかにもヒルがいそうな
何度も、何度も休んで やっと陰気なところを抜けて

 いや~すごい、すごい、結局この方たちもベテランらしくゆっくりマイペースの歩きでバテバテのオヤジと前後しながらの登攀となりましたが、それにしてもオヤジのバテ方はひどいもので1時間歩くのがが関の山で薊畑の分岐まで何回リュックを下したことやら。いや~もうリュック担いでの登攀は限界かもしれません。

 薊畑に到着する少し前から雨が強くなり出し、安モンカメラレンズに湿気の影響が出てしまいました。ヘヤードライヤーないので自然乾燥しかありません、おかしな写真ばかりになってしまいました(フン、おかしいのはいつものこっちゃ)。

何とか薊畑の分岐に、左聖岳、右聖平 雨が又降りだしました

 薊畑から、小屋、上河内岳、のT字分岐まで20分ぐらい、小屋まで木道歩いて5分ぐらいでしょうか、はあ~やっとついた~。登山口から6時間以上、キツイ~あわよくば今日中に聖岳登頂などと、ムリムリ!バテておまけに小降りながら雨も降っているので登頂は明日にして、とりあえず受付を済ませてテント設営。。

分岐です、小屋はもうすぐ レンズ濡れてしまいました
小屋への木道
聖平小屋 テン場

 受付でおね~さんが「フルーツポンチ食べてくださいよ」と声をかけてもらいました。オヤジ最初何のことかわからなかったのですが、入口にフルーツポンチがいっぱい入った鍋がおいてあります。ネットでは有名な事らしく皆さん紙コップで食べておられます。もちろんオヤジも「いただきます!」。おそらく缶詰めなんでしょうが山ではなかなか贅沢な話で、おいしかったです。

 幸い雨もやみ、テント設営、そうそうもう一つうれしかったのは飲用できる水が小屋の前とテン場にあり、テン泊者としてはホットします。小屋泊りをされている百名山挑戦中のご夫婦がこられて、いろいろお話を聞きました。明日は山頂に行きもう一度小屋に戻って泊まられる予定だそうです。ゆっくり、ゆったり、ベテランの風格を感じます。

食べ放題フルーツポンチ
レンズまだ湿気てます
お休みなさい

 オヤジは明日が正念場、まずテントデポっておいて山頂往復、そのあとテント撤収、上河内岳から茶臼小屋を目指します。10時間前後の歩き、オヤジなら11時間は覚悟しないといけません。アルフアー米ドライカレー食べて早めに、おやすみなさい。

                             【洛西オヤジ記】