能郷白山 (能郷谷ルート)

初心者オヤジ久しぶりのリタイア歩き
(皆さんの失笑を感じながら)報告
親父の山歩き報告(NO.141) 2017年4月25日(火)

甘いな~深田久弥先生のお叱りを受けたみたいです
(なんのこっちゃ?)初心者やな~改めて痛感

この後4~5m先も見えなくなってきました {前山到着}
⇒自分の足跡が消えないうちに、て・・撤退


2017年4月25日(火)   洛西オヤジ

アクセス:
・名神高速大垣インターR157-根尾能郷集落の猿楽舞台(白山権現神社)を目指します、右に舞台を見ながら直進林道をゲートまで進みます。
・注意! R157から能舞台への左折地点は案内が全くありません。(どないすんねん)。集落の中心部に向かう橋が目安です。不安なら能郷に入ったあたりで「能舞台に行きたい」と聞いてください。(ええ加減な案内するな!)
・それからオヤジのナビは古いので大垣インターを案内しましたが手前の東海環状に行けばいいようにも思いますがわかりません。(あ~あどないしょうもない案内や)

コース:
・ゲートー能郷谷登山口ー前山から五合目あたりでリタイア引き返す。





 こんにちは洛西オヤジです。この時期は非常に微妙な時期で、奥の山はまだアクセスが悪く(行く人はいくのや!)迷うところです。オヤジここ数年は荒島などに行っているみたいですが(自分の事やろ、他人事みたいにゆうな!)。そうや深田久弥先生が百名山を選考するのに、故郷の山を入れたく思い、荒島か、能郷白山か迷われたとの事ですが(どうせなら身びいきで二つとも入れりゃいいのに)先生が迷われた山を歩くのもいいか~といつもの調子で朝早くでもないのですが5時ころ出発、(これがそもそも甘かった~)。

 養老SAで洗顔、身支度、(あいかわらずやな~)しかし大垣インターで降りてから一般道が長かった~。R157有名な薄墨桜の里を過ぎて能郷集落、何とか猿楽舞台を右手に見て林道をゲートまで進みヤレヤレ到着、もう8時を回っています。実はこのゲートの事は事前に聞いて(本巣観光課に)知っていたのですが、思ったよりも手前で登山口まで1時間ほどかかりました。

これが唯一の目安になります ゲートです。左に車止められます

 だいたい今回のコース、山と高原社の白山、荒島、の地図で能郷白山は裏ページの小さな枠に載っているだけでそれをチラッとみて、そうかR157温峠からだと2時間強、能郷谷コースは3時間半~4時間、そうやなあ~やはり古道を歩くのが本筋やな~と能郷谷のコースを思いついたわけです。いつもそんなに緻密なコース検証をするわけではないオヤジ、今回もそんな調子でしたが、これが、何度も書きますが甘ちゃん、大甘ちゃん、縁日のたこ焼き食べながら歩いているみたいな(なんや、わけわからん)まあおいおい説明、自分の未熟さをさらけ出します。

林道チンタラ ヤマブキちゃんも綺麗です
なかなかの名瀑です 谷を左岸に渡り
まだ~前回の女性たちの気持ちがわかります やっと着いた~{登山口}

 だいたいゲートから登山口まで1時間もかかるとは思いもかけませんでした。とにかくマップの所要時間は登山口のからの案内、ゲートの案内はありますが登山口までの所要時間は書いて無く、観光課の説明でもゲートがあり登山口まで行けませんとゆう説明だけでした。その時オヤジが「ゲートから登山口までの時間は」と聞けばそれなりのこころ構え、又出発時間なんかも 考慮していたのですが、えらい長いな~まだかいな~とヨタヨタ。

 もう一つ気になる天気、いつもの天気と暮らすホームページ情報ではA評価、よしよし、徐々に下り坂、残雪、一応アイゼンを持ってきていますが下での雰囲気は必要はない感じ、これらすべてが初心者オヤジのアマチャン判断。

 何とか登山口に到着、まずは急流を渡ってですがこれが水量が多くアッチウロウロコッチうろうろしてやっとこさ渡渉、さ~登るぞ~はいいのですが、ずーと急登、ず~と、ず~と(わかった!しつこい)右手奥に山頂が(ちがうのやな~見えてないのです、能郷白山山頂は)これもあとで影響します。

簡単に見えますが渡渉に苦戦 これも普通に見えますが
中々厳しい急登で
この案内がこの後の目安になります
{一合目}
上部山頂(ではないのですが)ガスッてきました
ネコノメソウ お馴染イワウチワ

 何だかわけのわからないガードレールが現れます、イマイチわからないのですが。又ここから一段と厳しい登りが、は~まいった、バテた~、それに何だか雲いきが怪しくなってきました。ガスってきました。残雪も現れ、ところどころ登山道をふさいでいます。

なんでこんなところにガードレールが?
{林道のガードレールや}
癒されるね~古くはないのですが
まだまだ続く急登、ぎや~シンドイ~ やっと尾根で少し息が付けます
ここまで 登山口から1時間以上

 特にガスってきたのはチョットオヤジの気分をマイナーにします。午後から天気は下り坂、それが早まったのかな~、残雪もきになるな~、もともと豪雪の地区6月ぐらいまでは残雪があるとの事ですが、そんなことはオヤジもわかっているような、わからないような(どっちやねん)。

 やがて又例の案内の看板、まだ半分もきてないな~。しかしマップのコースタイムでは3時間半のコースタイムの内五合目までが2時間半、後の半分が1時間、いかに前半の登りが厳しいか、とゆうことでしょうか。そのうち段々残雪が多くなってきます。ガスもひどくなってきます、風も強くなり体感温度も下がります。なんや最近このフレーズ書いたな~、そうか霊仙やったな~、なんかいやな予感するな~。2時間以上歩いたかな~突然目の前に広い雪原(ガスでよくわからないのですが)、それまでところどころ見えていた登山道も見えず薄っすら見えていたトレースは消えガイドテープもなく、あれ~どないなったんや、しばらく広い雪原をウロウロ。

 あれ~ここは何処ーオヤジの感覚ではまっすぐ尾根に沿って行けばとゆう感じ(それがどうも間違い見たいでした)。しかしガスはますますひどくなってきます。ガスの向こうに薄っすら強烈な雪庇が見えます。ヤバイ、これはヤバイ、このまま天気回復せずに、ガスも晴れなかったら、だいたい現在地の正確な把握ができていないのです。ガスで回りが見えないのですから仕方ないといえば仕方ないのですが、とにかく、とにかく自分の踏み跡が見えているうちに登山道がはっきりわかるところまで戻ることにしました。

まだまだ先やな~ えらいガスッてきたな~
このガイドテープを最後にわからなくなりました
結局ここから左の方に
登山道は続いていたみたいです
オヤジは前方の雪原に向かいました
一瞬ガスが飛びました、正面の雪庇はヤバ!

 とにかくはっきりとした登山道に戻り時間を確認、12時半、大分悪戦しました。少しガスも晴れてきたようですが気持ちが萎えてしまいました。もう一度上部でルートを検証、判明したとして山頂到着はおそらく2時は回るでしょう。登山道入口から車に戻る時間を考えるとここで戻るのが正解みたいです。初心者は謙虚で臆病で、自然を敬い、従うのが初心者オヤジのモットーです。(たまにはええことゆうやんけ)いえいえそれほどの事では(調子に乗るなあ!)スミマセン。

 とにかくまずおにぎり食べて腹ごしらえ、ヨタヨタ戻ります。ある程度このパタ~ンの時は予測しているのですが、天気は好天に向かうのです。今回も登山口に降りてきたらもう初夏の新緑があふれる周囲の景観、あの五合目、前山?あたりの状態はなんやったんや。

下り出すと晴れるんです 登山道も見えひたすら下ります
堰堤もこれだけ続くと壮観です 今年載せるのは最後の桜かな。

 おまけに途中、温かいのかな~、今年最初のヘビちゃんまで出てきて、ちょっと早すぎるやないかい。キヤーキヤー怖い~(しらじらしい)。下山途中に(おにぎり食べながら前の山を見て)そうか勘違いしてたな~前山(だと思うのですが)から左に行かないとアカンかったのやな~。まあ次回のお楽しみや、そう思わなしょうがない。

 今回は天候の急変がちょうどコースがわかりずらい地点での事で、後でなんやそうかコンチクショウでしたが、あの状況を打開するのは引き返すしかなかったかな~と思います。結局深田久弥先生の百名山選択の悩みを理解するほどの歩きもできませんでした。まあ誰かさんの名セリフ「山は逃げへんで~」、またのチャレンジを胸に秘めて車を走らせ戻ります。

こうなったらお花を楽しみながら戻りましょう キケマン
気持ちが切り替わると花が目に付きます
(いかに余裕なく歩いているかや、
師匠や皆さんを見習え!)
は~い戻ってきました
ドア~開けたままか!いえいえ大丈夫です
着替えてから撮りました

 余談ですが帰りに時間が少し早かったこともあるのですが、根尾松田の初鹿谷の沢に向かいました(何しにや行ったんや)。まあいろいろな事情ですが、一口にゆうと天然記念物の菊花石が出る谷なんです。(なんやなんや又石拾ってこずかい稼ぎをたくらんでいるな~)、いえそんな不謹慎な思いはないのです。純粋な趣味とゆうか興味とゆうか学術調査(ウソつけ!)(いえいえ天然記念物ですよ、手が後ろに回ります。)みたいなものです。

 おかげで帰るのが遅くなりましたが、やはりお楽しみの温泉は行かないと。薄墨の里温泉、なかなか設備が整ったお定まりの三セクでしょうか、前にホテルもある施設でした。ゆっくり今日の反省を(ほんまか!)しながら浸かりました。結局帰宅は定番多賀サービスエリアの近江ちゃんぽん一日野菜盛りを食べて22時を回ってしまいました、カーチャンスミマセン。もう少し原点に戻って真摯に山歩きと向かい合わないといけないな~と深く反省させられました。能郷白山、自然の厳しさを思い知らせてくれた山でした。  感謝  感謝。


                           【 記:  洛西オヤジ 】