初心者オヤジやっとお目覚め連荘雪渓歩き
 堂満第一ルンゼ  2017.02.28

何がお目覚めじゃあ~月末になってバタバタするのは
現役の時からのヘタレ癖(NO.135)

 
昨日みたいな好天気ではありませんが
風がなくゆっくりできました 堂満山頂にて


2017年 2月28日(火)   洛西オヤジ

アクセス:
湖西道路ーイン谷

コース:
イン谷ー正面谷ー第一ルンゼー堂満山頂ー東南尾根ーノタノホリー桜の馬場ーイン谷





 前回断念の敵討ちですが、チョット物足りなかった登攀です。前回とは違い条件が良すぎました。(なに贅沢ゆうてんねん)

 おはようございます、洛西オヤジです。連日の山歩き、これも冬眠でさぼっていた報いでしょうか、昨日伊吹からカーチャンに帰りますコール「あれー帰ってくるのー、そのままいくのんかと思っていた」オイオイ家にいれてくれよー(えらそうに、ゆうな、家に泊めてくださいやろ)はいはい、まあ最も奥の山縦走なら毎日歩くわけですから、これもトレーニングみたいなものですね~。

 今日は家で身支度、そりゃそうやほとんどリュックそのまま、カーチャンおにぎり(ありがとうございます)飲み物を補充しただけ、日の出を見ながら湖西道路をイン谷に向かいます。前回はイン谷にも着けませんでしたが、今回は全く問題なし、橋の手前の定位置に停めて、ヨタヨタ準備をしてスタ~トします。オヤジのすぐ後に隣に若い男性が車を停めて同じく準備、スタートはオヤジのほうが早かったんのですが、すぐに追いつかれ、先に行かれました。この頃歩き出したオヤジが、先の人を追い越すことはめったにありません、まあ老人のヨボヨボ歩きが当たり前の近況です。

日の出を見ながら イン谷到着です

 前回とはえらい違います、そうかもう一か月以上前やもんな(確認前回は1月31日、やっぱり月末や)ヨタヨタ何人かに追い越されて正面谷に向かいます。初めての堰堤の手前でアイゼン装着、結構今朝も冷え込んだみたいで、雪が締まってアイゼンが良く利きます。

 やがて第一ルンゼの堰堤が見えてきました、前回は堰堤の上にも行けませんでした。左からの踏み跡が見えています、おそらく日曜日か、土曜日に行った人が」何人もいたのでしょう、最近人気が出てきたルンゼ登攀です。そおゆうオヤジもまだ4回目?、5回目?、最初は第二ルンゼでした、まあ年寄りの冷や水とヒンシュクを買いながら、ここ数年この時期来ていますが、さて今回も堰堤の上で身支度です。

前回とえらい違いですが
溶けた水が凍って怖いです
見えてきました
第一ルンゼの取りつき堰堤

 ストック仕舞ピッケルに、ヘル装着アイゼン締め直しいざアタック、やはり相当土日で登られているみたいで、トレースがしっかりついています。しかも今朝の冷え込みで雪質は登攀には最高の締まり具合、やはりこれだけの急登になると雪質の状態は大きく影響します。

堰堤上部 結構普通の谷筋に見えるのですが
カメラの魔法、錯覚

 毎回いくらトレースがあっても積雪の深いところでは、どうしても漕がないといけないところがありますが、今回はそこが深く掘れていても硬く凍結しているので助かりました、とゆうか後で言えることですが、物足りなかったのか、緊張感が希薄だったのかな~、いつもは胃が痛くなるような緊張感があるのですが、慣れたのか、登攀条件が良すぎたのか。

振り返るとこれなら
高度感がありますかね~
上が明るくなってきました
もうちょっとやあ~

 しかし斜面にへばりついて登っているときは余裕はなく、踏み跡の硬そうなところを選んでしまいます。(年寄りなんやから、それでええのやあ!)喘ぎ、あえぎ、10歩20歩30歩、は~ 又10、20、30、息つぐのも、だんだん多くなります。

 やがて上部が明るくなって周りにしゃくなげの灌木、灌木につかまり、つかまり、ドテー(倒れ込む音)(芸が細かすぎる)着いたあ~、山頂より5~6m東に到着。いつもより30分ぐらい早い2時間弱ぐらいかなあ~。

灌木が出てくるとやれやれ
掴むことができるので
着いたぞー
琵琶湖バレー(ちゃんと正式名称書けよ) 皆さん撮るアングル、曇っています

 ついてしばらくすると、縦走路方面から年配の男性到着、間もなく東南尾根方面からも単独男性到着、先の男性が「前にいなかったね、何処から登ってきたの」「はいそこからきました」と指さすと「え~ルンゼかいなあーそりゃ元気やな~、踏み跡あったかー」「はいしっかりあったので助かりました」「そうか最近多いのや、ルンゼ行く人が」「あぶないのやけどな~」

今からあそこまではしんどいな~
(武奈ヶ岳)
ボコボコやな~東南尾根

 まあお話を聞いていると、相当の比良のベテランさんみたいで、キムケンさんやジョーさんなんかはご存知かも、オヤジは東南尾根から来た男性に状況を聞きます。「まあボコボコやけど凍てているので、何とか来られた」とゆうことです。時刻は11時過ぎです、オヤジは挨拶をして東南尾根に下ります、ここは昨日の伊吹の雪渓とは又違った緊張感があります。

尾根も結構な積雪です いつもの溝っこもご覧のとおり

 尾根の途中で正午になったので、カーチャンおにぎりいただきます。ダイエットオヤジ、今日はラーメンは我慢です。尾根から右に降りる杉林のいつもならジグザグの登山道、皆さんの踏み跡が直進でついています、ボコボコ、時々ズボーと沈み、登ってこられた人は大変だったろうな~と感心するオヤジ、ここまで3人ぐらい出会った人たちがいますが、なんかルンゼのほうが今回は楽な気がします。

 下の沢ではいったん雪が無くなりましたが、アイゼンはそのまま、平坦な道に入り、溝っこ道、やがてノタノホリについて、アイゼンを外しました。ノタノホリ全面凍結、珍しいです。

ノタノホリ全面凍結 最後にイン谷の橋の上から、猫柳の芽
もう春はそこまで来ています

 後は登山口から桜の馬場経由イン谷に戻ってきました。オヤジにしては比較的に早く2時前です、さ~いつもの比良トピアに、チョット待てよ!まだはやいな~、今なら湖西の真野ジャンクも混んでないやろ、市内もまだ帰宅ラッシュまでに通過できるな~、そうや地元の竹の郷温泉のただ券があるのや~(毎年、お年玉年賀はがきの番号でもらえるのです。)(相変わらずせこい事かくなー)よし今日は一目散に帰るのだあ~。

 やはりこの時間帯だと早いです、キムケンさんもよくぼやかれています、琵琶湖大橋からの合流で混むのかな~、真野インターあたりの混雑がないのが大きかったです。3時過ぎに帰宅、すぐに竹の郷温泉に、いや~これもなかなかいいもんです。今回連荘の山歩きとゆうか雪渓訓練とゆうか、二日間ともお天気に恵まれました。まあ伊吹と堂満ルンゼは、この時期行かないと何か落ち着かない気がします、今年も無事にクリアーできました。  感謝 感謝。

                             【 記:洛西オヤジ 】