初心者オヤジ感動の大文字山
(お前いつもながら大層すぎるのちゃうか)
山科毘沙門天から大文字山
親父の山歩き報告(NO.159)


 
半世紀前と変わらんな~
ホンマは変わってるのやろな  /火床から


2017年10月18日(水)

アクセス:
とゆうほどの事はなく事情があってカーチャンに車で毘沙門天まで送ってもらいました。(甘えとるな~)下山後は出町柳まで歩き、京阪電車、阪急電車(うわ~電車乗るの久しぶりやあ!)で帰宅


コース:
これもイマイチよくわからないのですが(コピーした師匠のマップ車に忘れました)とにかく林道を奥へ奥へ最後に斜面を登って尾根筋?に大文字山山頂ー火床ー銀閣寺(今週の師匠とほぼ同じコースです)




 大げさな表題には訳があります、約40年いやいや半世紀ぶり?の大文字山でした。こんにちは洛西オヤジです。本来は奈良か、比良の滝巡りに行くつもりでしたが、寝坊とゆうか明け方の夢見が?悪かったとゆうか4時に起きられず、5時、6時と気が付けば7時に、こりゃアカンボチボチ歩き出してる時間や、今日はヤメ!~。

 朝ごはん食べてボーとして、テレビ見てボーとして「今日は山行くのと違うのかー」カーチャンが心配して声をかけてきても、ボウーと痴呆状態、カーチャン「山いかへんのやったら車使うで~、山科に行く用事済ますわ」山科行くのかいな、そうや師匠が今週大文字山にいかれてるな~。

 俺も行こうかな~、大文字山か~、実はオヤジは本格的に山歩きを初めてから、一度も大文字山にはいったことがないのです。(え~ホンマかいな)そうなんです、オヤジが小学生から中学生のころまだ山科が田んぼや畑、藪に覆われていたころにオヤジは山科に住んでいたのです。(あんたの思い出話かいな)

 そんなガキの頃は田んぼで遊び、川に行くか、山に行くか、宿題もろくにしないで(もちろん塾などあるわけがない時代)お互い家にいるといろいろ手伝いさせられるので、なるべく外で遊ぶのが当たり前の時代です。

 山科盆地の真ん中あたりに住んでいたオヤジは、年長のボスガキについて(いつも3~5人ぐらいつるんで)周辺の山によく遊びに行きました、(当時はハイキングなどとはいわなんだなあ~)牛尾山から醍醐、東山なら渋谷火葬場から伏見稲荷、桃山まで、藤尾の奥から、大文字山、などに行った記憶がおぼろげながら、(ちょっとこの齢になると、つい感傷的になるとゆうのでしょうか)懐かしい、思い出として残っています。

 バスや電車に乗る知識もお金もなく、行き帰りはもちろん歩き、竹の皮に包んだおにぎりあればよいほうで、食パンだけ買ってみんなで分けて、後は現地調達(?)(なんや){皆までいわすな}(おまえ畑でトマトやキュウリ、秋なら柿やそのほかいろいろパチッたんやろ)まあそんなこともあったな~、おおらかな時代や、(あ~あ時代で済ますんかい、思い出話はええのや、今日はどないしたんや)そうそう、つい幼かりし頃の(ケ!あんたに幼いころがあったとは思えん)思い出にウットリと(気持ち悪い)してしまいました。

 お昼ご飯を食べて、カーチャンに毘沙門天まで送ってもらいます、もう13時を回っています。「こんな時間から大丈夫かいな」「うん、ま~何とかなるやろ」先に藤尾の奥から大文字山に行ったと書きましたが、そのほかにも、この毘沙門の奥からや日ノ岡、あたりから行った記憶がありますが、もちろんおぼろげで全く初めての歩きと変わりはありません。

懐かしいな~
ここまでは成人してからも何回か来たな~
うわ~、こんなはっきりした
案内板があるのや~

 師匠の長年の探索で作成された、大文字山周辺の緻密で親切な解説(眞に労作だと思います)が入ったマップをコピーして持ってきています。ところが(なんや)誠に書くのもお恥ずかしい、車に忘れた!(あ~あ、アホ通りこしてるな)歩き出して10分ほどして気が付きました。

 カーチャンに携帯連絡引き返してもらうかな~、又なんやかやいわれるやろな~、まあ何とかなるやろ、知らんコースでもないやろし、(50年以上前のこと覚えているわけないやろ)チンタラ、チンタラ、まだこの時点で師匠の今回の山歩き報告はされていませんでした。読んでいたらもうちょっと余裕かまして歩いたのやけどな~。

 しかしな~ホンマに全くおぼえてないな~、それより丁寧な案内があるな~、昔はこんなもんなかったな~(当たり前や)とりあえず案内頼りにチンタラ、チンタラ、30~40分ぐらい歩いたかな~、林道が終わり蹴上の方との分岐かな~があり、とにかく斜面に向かって進みます。

 途中でオヤジより高齢と思われる男性二人組に追いつきました。「こんにちは、この上が大文字山ですかね~」「そうやもうすぐそこや」「ありがとうございます、いや~結構しんどいですね~」「山に登ってるのや、しんどいのは当たり前や、そやけどあんた元気やな~」「いえいえもう限界です、もうあきません、初心者なんで、疲れました」「そうはみえんけどな~」「ま~頑張ります、失礼します」

なんやなんや子供の遊び場てなんや こんな丁寧な
オヤジの為にあるみたいな案内や

 元気なお年寄りたちです、(お前はなんや)前回も書きました、ヘタレの老いぼれです。そのうち階段が出てきて広い林道?みたいな広場を横切り大文字山の山頂に到着、毘沙門から1時間ぐらいかな~、師匠の地図には、もっといろいろなルートが丁寧に解説されていたな~、そやけどオヤジがやみくもに歩いたらまた迷子になって遭難するやろな~(お前ちょっとそれはなんぼ何でも、大文字山で遭難して新聞載ってどないすんねん!)

************実はいつもの調子でヘタクソ写真を何枚か載せていたのですが師匠の報告を見せていただき同じような写真が多く、あまりにも師匠の写真との差が歴然、自分の写真のヘタクソさに呆れて消しました*********

大文字山到着!ヤッタ ー
(いつものドテーはないのんかい)
立派な三等三角点

 それはともかく、なんとなくこの辺りは覚えているとゆうか、子供の頃はこの山頂よりも大文字の大の字の真ん中が(火床)が大文字山やあ~と思っていたような、目的地だったような気がします。今回も師匠たちはマニアックなコースを歩かれていますが、オヤジは山頂から一番はっきりとした登山道?を火床に下ります。

 暫し火床で市内を見ながら、感慨にふけるオヤジです。そんなオヤジをトンビが不思議そうに、いや老いぼれたな~と憐れむように木に止まってみています。おまえ50年前にもいたか(いるわけないやろ!)

 そやけど半世紀以上前にタイムマシンで戻ったみたいやなあ~、正確には最後にここに来たのは何年前かな~55年は、いやいやもっとかー、オヤジのそんな思いを現実に引き戻すように、ヨーロッパ系の外人カップルさんが到着、は~ここまで来るかあ~、嬉しそうに記念写真撮って(ええやんか、ひがんでんのか)さあボチボチ現実に戻って下りましょう。

うわあ~覚えてる、覚えてる、
涙出る~
トンビがオヤジを憐れむように
(自意識過剰や)
ふんわり
まああんたも頑張りやー

 オヤジは銀閣寺には降りた記憶がありません、いつも鹿ケ谷か南禅寺か蹴上か、とにかく山科に帰るのに近いほうに下りていた記憶があります。今日は初めて銀閣寺へ、もちろん師匠のようなマニアックな道ではなく一般登山道で、ヨタヨタと外人観光客人気スポット銀閣寺参道、時刻はもう15時を回っています、ものすごいな~外国の人ばっかりやな~。

 日本人はお店の人とオヤジだけやな~。余計に年月の経過を感じるな~、昔は修学旅行生ばっかりやったのにな~、今はめったに京都の他の観光スポットでもみないな~。

 そやそや、師匠お勧め「GOSPEL」さんか、「おめん」さんに寄るかな~、もう北白川にきたな~、戻るの邪魔臭いな~、そのまま何にも考えずにチンタラチンタラ、古本屋を覗きながら(へ~珍しいこと、本読むの?)なにゆうてんの、オヤジ古物の免許で書籍を取ってんの知らんのかいな(知らん、知らん、なんのこっちゃ)まあええわ説明すると長くなる。

一応登山口?なんやらの森 うわ~お祭りみたいに人が沢山や~

 チンタラチンタラ、結局出町柳まで歩いて京阪、阪急で帰宅、電車に乗るの何年振りかな~?(ほんまかい)電車に乗ったり、乗り換えたりが一番つかれた~(どんな生活やねん)

 さて今回はここまでとします、ちょっといつもとは異質な報告となりましたが、師匠が歩かれてすぐの同じ大文字山の報告、最も師匠はもっと中身の濃い歩きをされていますが、今回は便乗報告とゆうことで、特に写真などは師匠の報告を見ていただくと(おまえほんま師匠におんぶにだっこやのー)ありがたいです。ずーとずーと臨場感あります。山歩き報告とゆうよりオヤジの懐かしの センチメンタル老いぼれブルースにお付き合いいただき 感謝、感謝

                             【洛西オヤジ記】






■古書店で買った山頭火著作集 あの山越えてから
行乞代表作は巻頭序文より

    分け入っても分け入っても青い山   山頭火 
    蕎麦の花にも少年の日が懐かしい   山頭火

    絵は夢二 句は山頭火 秋の暮れ    拙句