半国高山
(初めての半国高山は残雪を見て登りました。)

半国高山北側斜面


2017年3月19日(日) 晴  森の旅人M

コース:
・岩戸落葉神社~岩谷林道~岩谷峠取付け~岩谷峠~半国高山~P534 ~供御飯(くぐい)峠~小野郷口バス停~岩戸落葉神社





 今回は北山でまだ登っていない山を目指そうと半国高山に初めて登ってきました。高雄を過ぎて国道162号を離れて大森へ向かうとすぐに岩戸落葉神社,神社前の北区小野郷出張所の駐車場の隅に駐車させてもらいました。

岩戸落葉神社 岩谷林道ゲート

 神社脇が岩谷林道の入り口,すぐに林道ゲートが見える。熊出没注意の看板が目に付く。地道の林道は中央にコケがわだちとなって続いている。川沿いの緩い坂道を歩いていくと右手の川向こうが大規模な倒木が発生している。少し広くなった場所に動物の駆除柵が置いてあった。緩やかな坂道が続きやがて大きく右カーブになった所が岩谷峠の取付きで標識が掛かっている。

岩谷峠取付き 小ナメ滝前を左へ折り返す

 取り付きから山に入ると広い谷になっており,倒木が多くいきなり進む道がよくわからない。右手にしっかりした道が見えるので最初歩いて上がって行くが急激に登る谷へ行くようなので戻り,改めて左の谷を歩いて行くとテープが目に入って来た。倒木で歩きにくい川を左右に渡り上がって行く。

 谷合流が現れ,右手右岸に渡る。小ナメ滝前で谷を離れて山道に変わり折り返しながら高度を上げていく。ようやく道もはっきりしてひと安心。青空の明るい雑木林に雰囲気が変わる。ロープが張ってあり細谷を渡る箇所があるがそれほど危険個所でもなかった。

 小広くなった谷になり横切り次の尾根へ。右手に谷を見て巻き道を行く。雑木の葉が落ちているのですっきりした谷になっている。谷を少し上がり途中で方向転換し谷を離れ杉林に入っているとそこが岩谷峠だった。

岩谷峠手前の谷筋 岩谷峠

 岩谷峠から右手(南)のピークへ向かう。小ピークから下り次のピークへ登り返すと地図にない隠れピーク。それに続く左カーブの尾根道が続く。下った鞍部から尾根筋を右に離れた斜面にわずかな残雪を見ることができる。半国高山手前の広くなった緩やかな坂を上って行くと道が薄くなり慎重に山頂に向かって歩く。

名残りの残雪 半国高山山頂

 半国高山山頂は左が杉植林地,右手が雑木林となっていた。長い尾根状の南側にあり,三角点はアセビの枝が折れて覆いかぶさっている。2時間弱で登って来たことになる。展望も無い山頂で写真を撮るとすぐに昼食場所を探すため下山開始。

 下山開始して気が付くのが岩谷側は多数のテープが見られたが,供御飯峠道は少ないこと。杉に巻いてあるピンクテープを頼りに下っていくが,杉の管理用テープの場合もあり信用もできない。大丈夫かと地図を見ながらの山行となる。山道の踏み跡は比較的しっかりしているので注意しておればいいようだ。下り道は尾根の分岐が多数あり道を間違えないように下って行く。

ピンクのテープ 尾根の細道

 細尾根道の杉植林に入り尾根分岐を右へ黄色テープが多数ある。急坂を下ると林道のような道に並行した場所に出る。左手の次のピークへ2本の松の大木があった。次の上り坂途中で振り向くと半国高山が見えるはずと木々の間から何とか見ることができた。

黄色いテープ 二本の松の大木
振り向くと樹木の向こうに半国高山 小野郷口の標識

 P534の尾根道を行くと直進に木が置いてあり右手に下って行く。広い鞍部となり青テープのある前方ピークへ向かう。登る途中に小野郷口の標識が立っていた。供御飯峠への最後の尾根端となり,ここで昼食を摂った。

尾根端部 尾根端部から下り道

 尾根端を南に下って行くと一本道で供御飯峠に着く。途中で愛宕山三山を目にすることができる。供御飯峠手前には杉の大木が2本あり地蔵様が置かれていた。後は広い林道を下り,小野郷口バス停に出て岩戸落葉神社に戻りました。

供御飯峠のお地蔵様 供御飯峠

 初めての山域で注意を使いながらの山行でしたが4時間で周回することができました。山頂付近には残雪が見られましたが,春浅く雑木林にはまだ新芽もなく見通しが良く気持ちよく歩けました。特に難しい箇所もありませんが尾根道では多数の分岐があり慎重な選択が必要と思いました。


                        【 記: 森の旅人M 】