峰山・朝日峰
(久しぶりの山は初めての感覚で上ることに)


 
朝日峰山頂


2017年1月7日(土) 晴  森の旅人M

コース:
市営高雄観光駐車場~高山寺~峰山~林道~朝日峰~松尾峠~松尾地蔵分岐~谷山林道~駐車場





 新年最初の山行は,久しぶりに峰山から朝日峰へ行くことにしました。紅葉時期だと,とても駐車できない高雄の市営駐車場も数台乗用車が停まっている程度です。しかし,冬場の今も少ないが観光客の姿が見られます。

 駐車場からは高山寺裏参拝道の石段を上がり山門前へ,晴天になり明るい朝日が静まり返った境内に注ぎます。男性が一人カメラで何か撮っていました。境内を進み,明恵上人御廟を右に見てそのまま境内奥へ入ってしまいました。金堂まで来たが山道が見当たらない,あれと思い引き返すと上人御廟脇に細い道がありました。御廟を巻くように上っています。すっかり道も忘れていました。

高山寺へ 明恵上人御廟

 右手に谷を見て薄暗いスギ林の中を上って行きます。いったん谷沢に下りて次の右手谷筋を上って行きます。このコースで一番道は荒れている。初めて来たような気がして以前の記憶が無い。テープも多く付いている。谷筋から離れてスギ林を抜けて雑木林に変わると一気に明るくなる。以前と違い倒木の連続で道を塞いでいる。道の近くの上方で多くの白木が立っている場所を見る。酸性雨かなと思いつつ通過。

峰山取付き道 谷に下りて渡渉
荒れた谷筋を上がる 朝日峰-峰山-高山寺分岐

 ようやく平坦路になりまたスギ林に変わる。峰山の東面に着いたが,道がはっきりしていないので,西側から上ろうと北に回り込み西面に出る。朝日峰-峰山-高山寺の分岐があり,そこから少し50~60m南に行くと峰山の取付き標識が立っている。歩きやすいまで踏み込まれて急坂を上りきると峰山山頂に出た。

峰山山頂 蓬莱山と花脊の大鉄塔

 広い山頂は以前と変わらずヒノキと雑木で360度展望は全く,味気ない山頂です。  小休止の後,来た道を下り分岐から朝日峰を目指します。尾根を行くのだが比較的平坦で歩きやすい。しかし雑木林は続き展望はここでも無く,雑木林の隙間から愛宕山と竜ヶ岳が見える。以前ははっきり見えていたのだが大きく成長した樹木で隠れてはっきり見えない。歩いていると木にロープの張ってあるスギの切り出し場に出た。そこからは北に展望があり冠雪した蓬莱山と手前に花脊の大鉄塔が見えました。ササ道であった山道はすっかりササが薄くなり消えかかっていた。

竜ヶ岳 林道を歩く

 林道終点に出る。ここから朝日峰取付きまで長い林道歩きが始まる。カーブとアップダウンはあるものの展望もなく特徴のない林道で飽きてくるころようやく朝日峰取付きに着いた。12時も過ぎていたが山頂をまず見てから昼食にすることにした,雑木の坂道を上がって行きます。イノシシでしょうか道が掘り起こされています。ふかふかの道から少し急坂になり上りきると朝日峰山頂に到着です。

朝日峰取付 朝日峰三角点

 三角点がここにもありまず。この山頂でも展望は無いのですが,唯一東側に比叡山を望むことができました。三角点周辺になぜか多くの石が散らばっている山頂です。

 林道に下ってから昼食にしました。ボトルで持ってきたお湯でカップラーメンを食しました。日差しがあり暖かいですが運動をやめると寒さを感じます。暖かい食事は元気になります。

 食事後は,松尾峠先の分岐で地蔵前を通り谷山林道へ下って帰りました。ゲートがあり分岐を左にとり,また次の分岐がありここでも左の細い山道を下って行きます。細い道も下るにつれて広くなり途中から林道くらいの幅となる。折り返し道になると林道が近くなりやがて谷山6号橋たもとに合流します。谷山6号橋から林道終点の高雄の橋まで2.4Kmの表示があります。

松尾峠 松尾峠の地蔵
ゲート 谷山林道6号橋

 ゆっくりと高雄に向かって歩きます。市営駐車場に着くと路線バスが到着したところで観光客が数人下りてきてバスの運転手に行き方を聞いていました。

 久しぶりの峰山と朝日峰でしたが,実は12年前に登ったきりでした。すっかり記憶が薄れて歩いていても初めて来たような感覚で進みました。少しよみがえったのは林道に出てからですが周囲の樹木も大きくなり思っていた愛宕山と竜ヶ岳の一望する景色も見られず時間の長さを感じました。


                           【 記: 森の旅人M 】