奈良奥駆け玉置山宝冠の森

初心者オヤジ 登山口がわからへん〜登る前に遭難状態
結局ルート変更、いつまでたっても初心者から抜け出せません。
親父の山歩き報告(NO.126)

玉置山、別名沖見山、海なんて見えへん


2016年10月26日(水)   洛西オヤジ


アクセス:
京奈和道ー奈良市内からところどころ一般道ですが京奈和乗り継いで五条市本陣交差点ーR168−十津川折立ー 玉置神社車道ー近畿自然歩道玉置山登山口


コース:
近畿自然道玉置山登山口ー玉置神社駐車場ー玉置山山頂ー勧業記念碑ー宝冠の森(往復)−玉置神社ー玉置神社駐車場ー近畿自然道歩道登山口





 こんにちは洛西オヤジです。カーチャン曰く「いそがしい、忙しいと言いながら、無理やりでも山に行くのやし、忙しいといわんとき」 ハイおっしゃるとうりです。

 まあ何とか都合をつけて、日帰りで奥駆けの宿泊地として、有名な玉置神社の周辺を探索するとゆう思いで出かけました。前日の夜出発しようと思っていましたが、晩ゴハン(気に入ってるねん、このフレーズ)食べて結局寝てしまい、早朝(とはいわんやろ)AM3時に出発。ナビでは6時間強の案内ですが、3時間で折立バス停に到着。それほどぶっ飛ばしたわけでもないのに拍子ぬけです。

 何処か駐車場ないかな〜と探すとありました。何台か車が停まっていますが、有料とも何とも書いてありません。ヨシヨシええ感じや、車を停めていつもの衣装替え、モタモタ、7時頃出発です。

そりゃそうや、
こんな駐車場が都合よくあるわけないなー
(月ぎめの駐車場でした)

 さーここからなんですが、玉置山はほとんどの人が玉置神社の駐車場まで車で行って、そこから、神社、山頂と行かれるみたいです。オヤジの目指したコースは、山と高原社のコース案内に載っている{折立から玉置山}とゆうコースで、登山口への説明はこのように書かれてあります。(折立バス停から、玉置山の標識の前まで行き、南都銀行の後ろあたりから左の階段を上り、突き当りの民家から水平になった道を行くと、杉の植林に入り、ほどなく中谷の滝を見る)

折立バス停付近 わかりやすいのですがね〜 階段もちゃんとあります

 バス停付近の状況は、全く書かれているとうりでヨシヨシと、階段を登り進むオヤジですが、斜面にいくつもの民家が出てきて、どの民家かわかりません。又水平の道を右に行くのか左に行くのか、杉の植林もあちらこちらに見えます。

 とりあえず一番上の民家の前まで行きましたが、わかりません。朝が早く誰も人に出会いません、斜面に立つ独特の村の中を右往左往しますがわかりません。幸い携帯がつながりますのでネットで検索かけますが、先に書いたとうり、ほとんどの人が玉置神社駐車場からの報告です。

何処や!全然わからへん あれかな〜一番奥の民家やけどな〜
ええ雰囲気やんか

 うまく検索できずに「どないしょうな〜神社の駐車場まで行くしかないかな〜」と思案していると、畔の草刈りに来たと思われるオジサンに出会いヤレヤレ。「あの〜玉置山に行きたいのですが」と聞くと「駐車場まで車でいけるよ」「いえいえここから歩いていきたいのです」と地図と案内の冊子を見せました。

 「ああなるほど判るわかる、あの家の先や」と大分、下の家の方を指さして教えてもらいました。「そやけど、やめたほうがええでー、昔はよく歩いてみんな村の連中も登っていたが、車道ができて最近は誰も行かないようになった、荒れて道もわかりずらい」「標識や案内はないのですか」「ないな〜、上のほうに行けばあることはあるけどそこまで行けるか、山仕事の道があちこちあるし、標識なら神社への車道の途中に玉置山登山道の標識があるわ」

 おそらく地図にある近畿自然歩道の標識だろうな〜と思い、「大分、上ですか」と聞くと「いやすぐにあるで、それより車か」「そうです」「どこに停めた」ちょうど見える所だったので、指さしてあそこです、とゆうと、「あーあそこは、やめといたほうがええわ、あそこは月ぎめで、この近辺に勤めにくるもんが停めるので、やめたほうがええ、今の登山口の傍に停められる所がある」と教えてもらいました。

 どうも流れはルート変更して、本来は帰路に降りる予定だった近畿自然歩道で登りなさいと、言われているようです。(誰にや)そら山歩きの神さんや!「どうもありがとうございました、助かりました」お礼を言って、ヨタヨタと車のところまで斜面を降りていきます、確かに冊子にも、{昔は四方から参道が通じていたが車道の開通により、近年は地元住民でも麓から歩いて、登る人は稀でかっての参道は荒れている}、と書いてあります。

 まあオヤジには無理なルートだったかもしれません。しかしこの斜面の村での生活は大変やろなあ〜、十津川には、こんな集落がいくつもあるのやな〜勉強になりました。前振りがいつも以上に長くなりました、{いつもや不評を請うてるのがわからんか!}スンマセン。車に戻り車道を神社に向けて走ります。

 ものの5分もしないうちにありました、やはり近畿自然歩道玉置山登山道の標識です。ズボラかましてもう少し上部まで行きます、二か所目の標識の傍に車を停めます。時刻は8時を大きく回っています、結局1時間以上、折立の村落の斜面をうろついていたわけです。あ〜あ まあヨタヨタまいりましょう。

初心者オヤジには
これぐらいの標識でないとわかりません
結局2か所目のこの標識のところから
取りつきました

 予想はしていましたが、やはり自然歩道と言っても最近は歩かれていないみたいです。おまけにとにかく途中何か所も林道?作業道?らしきもので寸断されています。まあそれなりの案内はたててありますが、歩いていても落ち着かない感じです。最もルートそのものも、ほとんど植林地の中をくの字くの字コースであまり面白みはありませ。、やはり案内冊子のとうり行ければ、よかったのにな〜と悔やむオヤジです。

 車道の上に案内があるので登ってみると、登らずにそのまま目の前の次の取りつきに行けました。結局昔の参道の名残なんですね〜、そんな雰囲気がいたるところで目に付きました。駐車場から目の前の玉置山山頂とゆう案内板に向かい取りつきます。

植林帯の陰気なジグザクの道を登ります いたるところで作業道で
コースは寸断されています
標識を信じて登るとなんやあ〜 駐車場、奥が神社への入口です

 雑木の気分の良い広い道です、10分ほど行くと奥駆けの道に出合いました、本来オヤジが予定していたルートとの出合いです。は〜今更ながらコンチキショウです。どうしょうかな予定していた花折塚まで行くか、途中展望台もあるみたいやし、まあとにかく玉置山まで行って考えましょう。

 有名なシャクナゲの大群落を抜けると山頂到着です。よく紹介されますが地味な山頂です、別名沖見山と呼ばれるそうですが、オヤジには熊野灘は見えませんでした。

山頂へ広い道が続きます お馴染み奥駆けの標識です
本来前方から来る予定でした
(まだゆうか、あきらめが悪いやっちゃな〜) 
シャクナゲ群落
玉置山山頂
一番前方のピークが宝冠の森 ルート入口、行こうか迷うな〜

 さ〜この後どうするか、花折塚まで戻るか(往復2時間弱)宝冠の森まで入口の案内50分は往復おそらく2時間以上はかかるやろうな〜、現在時刻は11時少し前、両方は無理です。

 困ったときは久しぶりにストックホリ投げ占い、はい決定、宝冠の森に行きます。山頂から10分ほど下った所に勧業山記念碑と上平主税碑(誰や)がありました。

上平主税碑 右花折塚、左玉置神社 勧業山記念碑 正面に進みます

 玉置山直下の花折塚と玉置神社の巻道分岐です、そのまま直進して宝冠の森に進みます。登ってピーク下って鞍部、又登ってピークの後、激下降、頼りないクサリが出てきます。

又クサリやな〜 こんなロープはあかんやろ
しがみつくかどうかははあんたの責任
しかし鎖にに頼らないと登れません

 又今回も鎖かい、2週続けて鎖にしがみついて老体には過酷です。しかもなかなか強烈、まあ前回も八海山は有名な行場、今回も奥駆けの行場当たり前といえば当たり前です。痩せ尾根も出てきて、そうや肋骨折ったのはこんな雰囲気やったなあ〜奈良の山は鬼門です(その割によくいくな〜)それにしてもまだかいなクソえらいな〜最後の登りを喘ぎながら登ると少し広くなった所にデカイ 岩がドデ〜ンと現れ、お札がおかれてあります。

 宝冠の森 到着、有名な展望はもう少し先の斜面に出るとみられましたが、天気はイマイチ、秋だとゆうのに霞んでいます。そうそう秋といえば、もうちょっと紅葉が進んでいてくれてもいいのにね〜。今年はどないなってるのやろ、まだ全然アカンやんか!

鎖にしがみついていると癒されるねんー 痩せ尾根、戸隠思い出すな〜
宝冠の森 展望は先の斜面から イマイチの展望 瀞八丁方面

 一応、昼ごはん(好きやねんこのフレーズ)(わかったしつこい)鎖で疲れたしラーメン邪魔臭い、カーチャンおにぎり一個と行動食ボリボリ、で完了、又鎖にしがみついて戻ります。は〜ほんま2週続けてはシンドイ(わかったしつこい)何とか巻道分岐に戻ったのはやはり2時間以上かかっていました。

 山頂には戻らず巻道を神社に向かいます。15分ぐらいかな〜玉置神社に到着、さすがに奥駆けの中でも山上岳や本宮は別にして最大の建築物です。こんな山上によく建てたものです。奥駆け北から南はここが最後の宿営地です、最終本宮までは大森山を越えて、10時間以上でしょうかなんにしても大変そうです。

 玉置神社には、さすがに参拝客がおられます、しかし山歩きの恰好しているのはオヤジだけ、うろうろ神社の中をあちこち見て回り大森山へのルートも確認(いくつもりかい)駐車場に戻ります。近畿自然歩道を又下って車の所に戻れたのはもう3時を大きく回っていました。結構疲れました、暑かったせいでしょうか、汗びっしょり飲み物は空になっていました。翌日カーチャン曰く「あんた川にでもハマッたんちゃう、全部ボトボトにぬれてるで〜」まあメタボのオヤジはそんなもんです。

本殿です いくつものお宮があります
樹齢どれぐらいなんでしょうかね〜 駐車場からの参詣道です
本殿まで相当あります20分ぐらいかな〜
自然道の花  まあちょっと彩に

 靴を脱いで装具を外して さ〜温泉は、ナビ検索、十津川温泉の近くとゆうこともあり、いっぱい表示されます。こんなに出ると逆に迷います。距離はどれも同じような感じで、一番上に出ているホテル昴、源泉かけながしの湯とゆうのに向かいます。

何とか無事に戻れました
もう3時を回っていました
は〜おつかれさん
(誰にゆうてんのん)(自分にです)

 十津川温泉の中心から少し離れた、竜神温泉に向かうR425に入ってすぐの所にある、えらい近代的な施設でした。ちょっと高めの¥800でしたが、小さなサウナもあり、何より源泉かけ流し感がたっぷりの(前回のように熱くはなく)露天は気分良かったです。

 ゆっくり浸かってチンタラチンタラ戻ってきました。さすがに朝みたいに3時間では帰れませんでしたが、21時頃には「カーチャンただいま!」でした。今回は予定のコースに行けませんでしたが、あの朝、道を教えてもらったオジサンの指摘どうり、あのまま車を停めていたら降りてきた時に、まずい事になっていたかも。それを思うと、コース変更してよかったような気がします。

結局一日登山者には遭いませんでした。まあマニアックなコースなんでしょうね〜、朝の地元のおじさん、山歩きの神様(オイオイ大丈夫か)

 感謝  感謝。

                             【 記: 洛西オヤジ 】