大台ヶ原日出ヶ岳

初心者オヤジ カーチャンとキーチャン(誰や?)
(義妹)と百名山 初めての山歩き(?といえるかなあー)
の案内をさせていただきました
(えらいいつもの見出しと違ってまともやなー)
親父の山歩き報告(NO.113)

特有の枯れ木が段々少なくなってきています


2016年4月25日(月)   洛西オヤジ


アクセス:
京奈和ーR169−新伯母峯トンネルー大台ヶ原ドライブウェイー大台ビジターセンター駐車場
帰りは洞川温泉に向かうために西原から行者還りトンネルを経由、洞川温泉立ち寄り湯、天川経由で帰宅

コース:
・大台ビジターセンター 東大台時計回りコースー日出ヶ岳山頂ー正木ヶ原ー尾鷲辻ー大台ビジターセンター





 こんにちは洛西オヤジです、人間時々気の迷いとゆうか魔がさすとゆうか思い付きとゆうか(なにがいいたいねん)。

 カーチャンがテレビの日本の名峰か、100名山かそおゆう番組を見ていて、私もあんなとこ行ってみたいなあ〜と言い出されまして。「うわ〜ものすごいところ歩かなあかんのやね〜」カーチャンは膝が悪く普段の通常の生活でも歩くのがつらそうな恰好して歩いています。

 オヤジ「まあ100名山とゆうだけなら誰でも行ける山はありますが」と、恐る恐る話すオヤジ、「エーほんま富士山とかそんなん無理やし」「いえまあ山頂付近まで車で行ける山はいくつかあります」「近場では大台ヶ原の日出ヶ岳がそうです」「あ〜あ見たことある、田中君がいかはったのみたみた」へ〜結構山の番組見ておられるんや、「まあ、あそこなら遊歩道散策みたいな感覚で行けると思いますが」「ほんま〜キーチャン(妹)誘っていこうかな〜案内してくれるのやろ」。

 「はいそれはもう行かれるとゆうのであれば」それが春先の話で「まあご案内はさせてもらいますが、4月の20日から大台ヶ原ドライブウエイが開通ですのでそれまでは無理です」とゆうと「ほなそれまで歩きトレイニングしとくは」と。まあそれはそれでいいことなので「いや〜頑張ってください、なんといっても100名山なんですから」と邪魔臭いな〜などとは思わずひたすら応援したかいあって本日挑戦してきました、(あ〜長い前説や)。

いつもよりは出発時間が遅くなりました、もちろん今日は身支度をちゃんと整えて出発です。なにぶんにも初めて山らしいところを歩かれるお二人のガイドなんですから。結局奈良市内の朝の停滞につかまりビジターセンター駐車場到着は9時半を過ぎて、歩き出したのは10時前になってしまいました」。

 東大台コース時計回りで山頂へは普通の歩きなら1時間はかからないコースで早い人なら30分以内で山頂に到着するコースですが、まあオバチャン(スンマセン、すんません)二人組では中々大変です。尾根に取つく直前の登りあたりからは水前寺清子バージョン(なんやそれは){三歩進んで二歩休む}(又ギャグがふるいな〜)で頑張られました。

お馴染み大台ヶ原駐車場 散策道をヨタヨタと
「これぐらいはシンドクないでしょう」
「しんどい。」(先がおもいやられる)

 尾根取りつきの展望台残念ながらガスッて展望はありません、申し訳ございません。「なんで〜なんで見えへんの〜こんなしんどい目してんのに」「はい、スミマセン、申し訳ございません、私が悪いのです」ひたすら謝るオヤジ、「何とか山頂展望台では見えるように頑張ります。」(おまえな〜なに頑張るのや、無理やろ!)。はいまあそうなんですがなかなかそのあたりを理解してもらうのはむつかしいとゆうか、人情的には何とか、素晴らしい和歌山方面の海や遠くの山を見せてあげたい思いがありますので、ハイ。

 しかし現実は厳しく結局そのあとの山頂までの木道階段を何とか頑張って登られたお二人ですが、残念ながらガスが視界を遮り期待した展望はありませんでした。その代わりといえばなんですが、消防隊の方が4〜5名で視察とゆうのでしょうか、どうもピータンの電波状況の調査をしておられたみたいですが、キャンペ〜ンのテイッシュと携帯買い物バックをいただきました(なんでそんなんもっておられたのかな〜)。オバチャン二人組が喜んだのはもちろんで、まあちょっとはご機嫌が治ったのではないかと、ヤレヤレのオヤジです。

尾根に何とか取りつきましたが
ガスでなにも見えません
山頂付近、これではね〜
がんばられたお二人に拍手
なるべく顔わからないように
小さくしてくださいとのことです

 まだちょっと昼食には早いので(結局1時間チョットで到着)正木嶺に向かいます。もう一度展望台のある鞍部(とゆうほどの事もないですが)に戻り木道階段を(エ〜又登るの〜)とゆうお二人を励ましながら進みますが、なんとガスが嘘みたいに晴れてきました。もう少し早く晴れてくれよ!これもやはりオヤジの人徳のなさ、日頃の行いのせいでしょうか。しかし何とか正木嶺では海までは見えませんでしたが遠くの山々が見え、山頂とは全く雰囲気が変わり「うわあ〜きれいやね〜高いとこまできたんやあ〜、さすが100名山やー」「やれやれ何とかご納得いただけたみたいです。

 木道階段の下り、ところどころに設置されている休憩スペース、ちょうど昼時なので空きがなかったのですが、最後のところで、休んでおられたアベックさん(又古い表現や)が出発されたので、やれやれ、ヨタヨタ、休憩、お昼ご飯、お湯沸かして、卵スープ、(えらい上品やんけ)おにぎり、サンドイッチ、食後のコーヒーゆっくり食べて(オヤジの山歩きにはない休憩タイムです)ガスが晴れた展望を楽しんでいただきました。

振り返ると山頂の展望台が
嘘みたいに見えています
正木嶺です
曇ってはいますがガスは晴れました
残念ながら熊野灘方面の海は
かろうじてしか見えません

 食後、オヤジがこのコースで一番心配な下りです。普通の登山道なんですが、ご婦人方二人とも膝の痛みを日頃から訴えておられます。今までの木道の下りと違いどうかな〜と、実は計画を立てた時から心配していた尾鷲辻までの下りです。

 まあボチボチ頑張ってもらうしかありません、妹さんのほうは歩いているうちにえらい快調になってきたとゆうことで先に進んで降りて行かれます。まあ間違うとゆうのはそれこそむつかしいコースですので「先に尾鷲辻とゆう分岐で待っていてください」と、声をかけてオヤジはカーチャンについて下ります。まあ膝の痛みは下りが応えるのはオヤジもよくわかります。

 ゆっくり時間をかけて何とか尾鷲辻の分岐に到着、先に降りていたキーチャンと合流、ヤレヤレまあ、あとは平坦な道だと思います。とゆうのはオヤジは尾鷲辻から駐車場に戻ったことはないのです。お二人がもう少し歩けるようなら大蛇ーまでご案内とゆうところでしょうが、ちょっと無理な感じです。今日はこのまま駐車場に戻りましょう。

膝が痛いとまあね、なかなか厳しい下りです 尾鷲辻分岐から駐車場に戻ります

 尾鷲辻から駐車場までは、平坦な遊歩道とゆう感じでしょうか、ゆっくりチンタラ戻ります。途中でバードウオッチングの人と出会い、お二人さん「何がいるのです、何処にいるか見えるのですか」とえらい興味深々でした。約1時間ほどかかって尾鷲辻から駐車場までの2,6Kのコースを無事戻ってきました。いや〜お疲れさんでした、いや〜ご苦労さんでした、大したものです、さすがです。見直しました。(おまえな〜しらじらしい、持ち上げ過ぎ)。出発10時帰還15時途中の食事休憩1時間弱、なかなか大変な歩きでした。

ほとんど車がいなくなった駐車場に
戻ってきました

 さあ、あとはお楽しみの温泉ですが、洞川温泉はご存知のようなのでどうせならそちらにご案内とナビを入れたら、なんと行者還りトンネル越えを指示するではないですか。えーい遅くなりついでにオヤジは頑張って運転します。途中弥山登山口を説明しながら、うん、なんやこれは、雰囲気かわってるで〜。なんとトンネル西口に有料駐車場の案内がありロープで囲んであります。{1日1000円。}は〜しばらく来ないうちに、相当下まで規制のロープが張ってあります。なんやしみったれたことするのやな〜。

今回のコースには関係ありませんが
番外情報です//変貌した弥山登山口
立派な小屋までおったてて
小屋の右が登山口ですね〜

 それはともかく立ち寄った洞川温泉は例によって平日は貸し切り状態、透き通った炭酸温泉でお二人さんには喜んでいただいたみたいです。湯上りは名物ゴロゴロ水で酒豪のお二人にはもう少し我慢していただきます。後で豪華に(?)回転寿司で大宴会(?)(ただ単にすぐに食べられるものがよかったんやろ){まあそれが本音です}。

 今日は山頂こそガスッてしまいましたが、そのあとガスも晴れ大台の自然を満喫してもらえたのではないでしょうか。「いやもう、しんどくて風景どころではなかったわー、」「いえいえそんなことはないでしょう結構感動しておられた」と、ガイドとしては感じております。がしばらくはテレビで感動していただくだけのほうがありがたいです。

 今日は何とかガイド役を全うできました。少しはお二人さんに山の素晴らしさを感じてもらえたのではないかと自画自賛しております。ガスが何とか消えてくれて面目を保てたことに  感謝感謝。

                             【洛西オヤジ記】