堂満岳 2016.02.02

初心者オヤジ2016年初山行きは
堂満第一ルンゼにノロノロと向かいましたが
えらい雪が少ないなあ〜登れるんかいな!
親父の山歩き報告(NO.103)

 
誰もいないので枝にカメラ乗せて自動シャッター
不気味な笑いのメタボオヤジ、
そうそうせっかく 小てつさんから小型の三脚もらっていたのに
忘れたースンマセン


2016年2月2日(火)   洛西オヤジ

アクセス:
イン谷まで車で向かいます。
コース:
イン谷ー正面谷ー第一ルンゼ取付ー山頂ーノタノホリ経由で下山ーイン谷





あけましておめでとうございます、(今頃なにゆうてんねん)毎年このフレーズで始めております、12月、1月は寒いので冬眠しております。今年は特に昨年末に膝が痛くなりじーとしておりました、体重5K増えました、おまけに痴呆が進行今日が何曜日かカレンダー見てもわかりません。(あかんがな〜山歩きする状態ちゃうで)いよいよ引退が見えてきた年頭のご挨拶です(最初からマイナーなことゆうな!明るくいけんか)。

 先日行われたOKAOKACLUB新年会に痛い膝をかばいながら杖を頼りに一日がかり皆さんの元気なお顔拝見して励まされました(チョット大層すぎるのちゃう)。JOEさんが堂満に行ってきましたとの事、そうや雪がないといけへんのやな〜とボチボチ冬眠から覚め行くかーとなりました、本当は新年会の後すぐに行くつもりが野暮用が入り一周ずれ込みました。

 寒いので、また途中で着替えるほどの距離でもないので家で衣装を着込んで出発(相変わらずなにゆうてんのかわからん!)1時間ほどでイン谷到着。身支度できてると出発が楽です(当たり前や!それが普通や)。8時頃出発正面谷にヨタヨタと今年の歩きはじめ、管理小屋で登山届を書いて(ほんまかい!)周囲は全く雪のユーもありません、しばらく進むと皆さんが停める駐車場(オヤジはいつも下のバス停付近に停めます)、一番奥の駐車場に青いテント、こんなとこにホームーレスかいな、いやいやちゃうなあ〜あのおっちゃんやな〜金糞峠下のテン場の住人のおっちゃんやな〜。おそらく冬季はここにお住まいみたいです。しかし例年はないな〜こんなテント。

 大山口をすぎてやっと雪が現れ最初の堰堤あたりからちょっと滑り出します。30〜40代の男性が70歳代かな〜の男性の足元でアイゼンを装着してあげています。おそらく親子みたいですが、ええな〜ええとこみられたな〜うらやましいな〜自分には考えられない場面やな〜。

 やがて第一ルンゼ取つきの堰堤上部へ、しかしあまりの雪の少なさにしばし唖然とするオヤジ、堰堤上部では若い男性二人組が準備中、ロープ、ハーネス、カラビナ、ヘル、ピッケル、学生さんみたいです。「コンニチワ」オヤジ「えらい雪が少ないですね」「そうなんですか、初めてなんでわからないのですがいつもはもっと多いのですか」と。オヤジ「そうですね〜3〜5倍ぐらいでしょうか」「雪があるから登れるとゆうのがここのルンゼなんで今日は逆にどうなんでしょうか」と、えらそうな事を言ってもオヤジはまだ3回ん〜4回目まああまり詳しくはないのですが。オヤジもモタモタ登攀準備、といってもヘルかぶってアイゼンつけてストックしまってピッケルに変えるだけ、若者二人は先に上っていきましした。

イン谷から正面谷に向かう途中の駐車場に
ホームレステントが、ちゃうちゃう
奥の深谷テン場のおっちゃんやろ
第一ルンゼ取り付口堰堤の上部

 積雪が少なく心配しましたがおそらく日曜日にドッと登られた人の踏み跡があり適度に凍てているのでその跡をたどります、まあなんとゆうか階段登りみたいなものでイマイチ面白みに欠けます(生意気ゆうな!)。

 いつもは膝上から深いところは腰近くある積雪、なるべく深いところを避けてもがくのですが今年は雪の有るところを目指して登ります。なんだかね〜でも楽なことは楽です、比較的に短時間で最上部ルンゼをぬけて山頂直下の尾根に取りつきます。例年だとここから深い積雪をもがきながら登るのですが今年は積雪がないところもあり拍子ぬけでした。

毎年のショットです、
斜度60〜70度ぐらいでしょうか
積雪は非常に少なく、心配しましたが思ったより
登りやすかったです。
強烈なデブリの巣、やはり雪崩はあるみたいです
くわばらくわばら太助(なんやわからん!)

 堰堤上部に取ついて2時間弱ぐらいでしょうか山頂に到着、もちろん先行の若者二人はもう降りたのでしょうか、おそらく第二か第三のルンゼで降りるのではないでしょうか。なんや大したことなかったな〜と感じていると思いますがなんのなんの例年はもうちょっと厳しいところですよ(いらぬオヤジのお節介や!)。

 オヤジはルンゼ降りたことがないのですが絶対ロープは必要だと思います。それにしても歩きだしは天気はイマイチでしたが山頂では最高の展望、物足りなかったルンゼ登攀も忘れてご機嫌なオヤジはもちろんいつものノタノホリに降ります。

尾根もご覧のとうり例年の半分以下の積雪です
例年はこんな岩は現れていません
山頂からの展望
琵琶湖が光ってもう春はすぐそこに
あまいな〜
まだまだ寒い日があります

 アイゼンだけつけた通常の装備に戻り東稜への急下降をヨタヨタと、アイゼンつけているほうが降り易いです。去年はルンゼは結構積雪があり半面東尾根はほとんど雪がなかったのに今年はアイゼンが必要な状態です、ほんまわかりませんね〜。尾根から植林帯に降りる分岐でちょうど昼になりラーメンタイムですが正月から過食症オヤジはおにぎり4個アンパン1個も買い込んだのでラーメンは自重して(そら食べすぎやろ)。

左奥に伊吹山が雪に覆われて見えています
次は雪を求めてあそこにいってみるか〜

 チンタラ出発、今年はまだアイゼンつけたまま植林帯を直下降ちょっとだけ得した気分になるオヤジ(単純なやっちゃ)。結局下の沢に降りたところでアイゼン外しました。そういえば去年の比良の最後は三山周りでこのコースでイン谷に戻ったのでした。まあ今回もヨタヨタとノタノホリホリに向かいます。ノタノホリは奥の日当たりが良くない部分で薄っすらと氷が張っているのが見えます。

ここは載せないといけない決まりでもあるのかな〜
ノタノホリ。
ちょっとだけいつもと違うアングルで
薄氷が朝晩の冷え込みを想像させます
年齢を重ねるほど枝の分岐が増えるそうです
折れているのが残念ですが

 今日は比較的に時間が早くチンタラ歩きが益々チンタラチンタラ、ちょうど沢が少し出てくる分岐のところで、あれー久しぶりに落とし角、残念ながら先は欠けています。3本の枝なのでそれほど年配の鹿ではないのでしょうか。でもやはり今年は異常なんかな〜、ちょっと講釈たれると落とし角は晩春の俳句の季語なんです、チョット早過ぎる気もしますが。オヤジはなぜか今回で4本目すべて水辺です。そのうち欠けてない完品は2本、まあ今年初めての山歩きでラッキー今年は良い年になりそうな(引退するのとちがうのかい)気がします。

 イン谷に戻ったのは14時前さすがに膝がまた痛み出しました。カーチャン何とか歩けたよー久しぶりの下山連絡して、イン谷定番比良トピアで温まって戻りましょう。山頂での好天気に恵まれた展望、ラッキーな鹿の落とし角ゲットやっぱり山歩きはええな〜何より痛めた膝が何とか持ってくれたことに 感謝感謝。

                             【 記:洛西オヤジ 】