荒島岳(中出コース)

初心者オヤジひたすら雨中の訓練歩き
親父の山歩き報告(NO.128) 2016年12月5日(月)
天はオヤジを見放したのか!(なんやなんやどないしたんや)
入れたはずのサンドイッチがない!(ハーなんやねん)

雨中でも笑顔を忘れないオヤジです
(まだ雨具の下はいてないのかい)


2016年12月05日(月) 雨  洛西オヤジ

アクセス:
名神高速ー北陸道ー福井インターR158−県道171−中出登山口ー林道途中まで入り路肩に車を停める。

コース:
中出登山口(林道途中)ー小荒島分岐ー小荒島ーシャクナゲ平ー荒島岳
下山同じコース





 こんにちは洛西オヤジです。いやはや何とも情けない歩きとなりました。だいたい師走のこの時期はもう例年冬眠に入っているオヤジなんですが、今年はあまりウロウロした実感がなく冬眠に備えて歩き回る熊のオヤジよろしく、各地の山の天気予報を見ています。本当はもう一回ぐらい北か南のアルプスに入りたいのですが、今年も早速室堂で雪崩の報道がされています。毎年ありますね〜、大汝山からの表層雪崩でしょうかね〜(怖いです〜)。

 もう少し近場で白山かな〜、そういえば近場の荒島の前回とは違うコースも行ってないな〜。 ”天気と暮らす山情報” 体が空いている月曜日、天気は曇りやけど降水確率0、登山指数A、よしよしひょっとしたら少しだけ白くなっているかな〜。

 毎度おなじみ道具と衣装、念のためアイゼンも、車にぶっこみ、早朝(とはいわんか)5時ごろ出発、アカンETC忘れた。結局5時半ごろになり、コンビニでおにぎり買ってサンドイッチも買って(わかったどうでもええねん)名神から北陸道スイッチ。福井の手前の大きなサービスパーキング南条でボチボチお目覚めバージョン(今まで寝てたんかい)、洗顔、お着替え、ナビ設定、天気は想定どうり曇りなれど温かく雨の気配なし、よしよし。

南条サービスエリア 県道171沿い中出集落付近の登山道案内

 中出集落から林道(アスフアルト)を進むと、途中新しい登山者用駐車場が左にできています。さらに進むと(オイオイ停めへんのかい)林道の分岐点、左に登山道の案内が、本来はここが登山者用の駐車場だったようです。心配した通行禁止の表示はありません、まあ本来は作業のための林道なんですが体の弱いオヤジはもう少し先まで地道の林道を進ませてもらいました。

 結局この先通行禁止の案内があるところまで車できました。ちょうど登山口の表示があり本来はここまでは林道を歩いてくることになっています。新しくできた駐車場からだと1時間ぐらいかかるかもしれません、よぼよぼの老人故お許しください。(あまえるなあ!)

アスフアルトの林道をドンドン進みます 新しくできた駐車場、帰りに撮りました
登山口取りつき点
前方右札この先通行禁止表示
こんな感じで車をデポりました。スンマセン 

 車をデポってリュックを作りなおして出発、もう9時になります。ちょっと頑張らないと、と思う矢先に雨が、なんやねんなんでやねん降水確率0ちゃうのんかい。(しょうがないの、あれは大野市の予想、ここは山の中、今更なにゆうてんのや!)。しかもズボラなオヤジでも雨具装着バージョンの降り方、あ〜あ再度リュック下してカバーかけて、コンチキショウ、ズボン履かんといたろ(何意地はってんのや){基本的には上下履かないとだめですよー}(そんなこと皆さんご存知、いちいちゆうな!)。

 は〜この調子やと展望どころか寒いだけやで。は〜しんどいな〜、ここしばらくトレーニング全く出来てないもんな〜ブツブツ。ガイドブックにもあるとうり何回か林道を横切り陰気な植林地を進みます。雨は強くないのですが雨具は必要とゆう状況、登山道はよく踏み固められていて人気のコースとゆうのがわかります。そうか、もう少し早くくるべきやったな〜、紅葉が綺麗なコースやろな〜(ほんま時期も何にも考えんと歩くのやから)。

何回か林道を横切ります
この辺まで車で来たらもっと楽やのに
(アカン怒られるで!)
植林帯ぬけてやっと明るくなってきた
尾根から比較的に緩やかな雑木林 イヤミか!(雨降り展望台)

 なんとか尾根に出て少し行くと山腹道が続くようになります、依然弱雨ですが止む気配はありません。は〜ホンマやったら曇っていても結構展望もあるやろにな〜ぶつぶつ。こんな時はなかなか目標に着きません、ひたすらヨタヨタ、は〜まだかいな〜。

 なんとか小荒島岳分岐に到着、どのみち行っても展望はないし通過するかーそんなこといわんと行くだけでも価値が、わかりました行きます。はいやはり何にもなかったです。

ブナが少しだけ出てきますが
勝原コースほどの巨木はありません。
やっと第一目標、小荒島岳分岐 
小荒島岳 ホンマやったら展望がたのしめるのやろな〜
(小荒島岳)

 この天気ではね〜、戻って先を急ぎますボチボチズボンも濡れて(まだ履いてへんのかい)寒いです。分岐から30分以上歩いたでしょうか(もっと長く感じましたが)やっとシャクナゲ平に到着、前回は雪に覆われアイゼンなかったオヤジはどうするか悩んでいたのが思い出されます。今回はアイゼンはありますが雨で座るところもなく、は〜なんだかね〜水分だけ補給して先を急ぎます、もう頭は下山して温泉に入る事だけ(オイオイ早すぎるで)。

 シャクナゲ平から下ってすぐ佐開コースの分岐、そしてもちが壁からこのコースの核心部登りです、まあそれほどビックリするほどの登りでもないのですが。なんせ今回は雨とゆうこともって慎重にヨタヨタ、前荒島から中荒島、本来はこの辺り展望が開けてテンションが上がってくるところなんでしょうが。

佐開コース分岐、今度はこちらから?  もちが壁の急登
(とゆうほどでもありませんが)

 雨は小降りですがふり止まず寒いー、とにかく先を急ぎます。なんとか山頂の社の頭が見えヤレヤレ、もう12時を大きく回って半ごろです。オヤジ歩きにこの雨、いや〜ご褒美の360度の素晴らしい展望、あるわけないやろ!この山に来て白山の素晴らしい展望を見ないとゆうのは、(なんやねん)遠山の金さんの桜吹雪が目に入らなかったとゆうか、水戸黄門の印籠を出し忘れたゆうか(なんやねんそれは、)。

 まあどうでもいいのですがとにかく寒いので社の後ろで風を避けて、ラーメン炊く余裕はもちろんありません。行動食、そうやサンドイッチを食べて・・・、サンドイッチ、サンド、サン、あれー無いでー、なんでーなんでや〜。そうか〜リュック作るとき車のダッシュボードに置いたな〜。あ〜アカン!おなか減って死ぬう〜(ほんま大層なやっちゃな〜)。

 仕方がないのでカロリーメイト、ボリボリ2ブロック、何とか水と一緒に飲み込んでそそくさと退散、まあ死ぬことはないでしょう(当たり前や!)。このままではあまりにもみじめ、とゆうかこの報告を見ていただいている方に申し訳ございません。(おーどうやねん、なんか景品か現金でもだすんかい)。いやいや何年か前の勝原コースから登った時の写真などを(載せるんかい!)いや探してみてください。(なんやねんそれは)。

中荒島岳?雨ふり止まず風も出てきました。
(なんでこんな時に来るのやあ!)
実はこれでも雨が少し止んでいるのです
祠の後ろでリュック下して休憩のつもりですが

 下山はもちろん同じコースを戻ります、やはり濡れているのでもちが壁の下りは気が抜けません。それとよくやる落ち葉で足を滑らせて尻もちを付くのが雨の時の定番になっているオヤジですが、今回はひどい状況になったためかこれ以上痛い目に合わないように注意して車まで戻ってきました。車のダッシュボードにご褒美のサンドイッチがチャ〜ンと待っていてくれました。泣ける話やなあ〜(あほらし!)。

下山中唯一見えた下界展望、これではね〜

 後は温泉、温泉、ナビ検索、六呂師高原温泉ピクニックガーデン(炭酸泡漬き温泉)とゆうのが検索されました。なんかイマイチわかりませんがとにかく向かいます。途中中出の集落でやっと携帯がつながりカーチャン連絡、「えらいおそいね〜」「はい、一日中雨で苦戦しました」「へ〜こっちは全然降ってなくて温かかったよ」「え〜降ってないのですか」。まあこちらも降ったといっても弱雨程度の雨ですが。

 まあとにかく六呂師高原に向かいます。雨はもう全く降っていません。六呂師高原もスキー場があるみたいで(有名なんやぞ!)、ただまだ16時過ぎだとゆうのに辺りは薄暗くライトをつけないといけない状況で、本来ならここでも高原の風景が楽しめたのにと残念がるオヤジ。

 到着した施設はちょっとコテージ(?)風の実際は地元の人の入浴施設みたいで、受付のおじさんが「あれ、山にいってきたんけ」「はい荒島に行ってきました、雨でまいりました」「いやーわしも以前一度行ったが大変な山だーえらかったな〜」「昨日か一昨日なら天気が良かったのにねー」「まあゆっくり浸かって、疲れが取れるで」。

 浴槽は町の銭湯風が一槽、変わっているのは露天ではないのですが別にもう一槽あり泡漬き温泉本物です。飲料許可ありぜひ入ってくださいとの案内、なんかわかりませんがオヤジはそちらに入ります。オヤジが入ってからも3〜4人が入れ替わり入ってこられ、中には2Lのペットボトルを何本も持って入ってこられています。なるほど持ち帰りも可能なんや、温泉そのものは温度もオヤジ好みでうたい文句のとうり上がってからもポカポカとして気分よく、もう真っ暗になった高原の中を降りてきました。

 帰りはR158の出るのに少しモタモタしましたが、福井インターからチンタラチンタラ戻ってきました。カーチャンただいまーは21時前、お腹減ったー!約7時間以上の雨中歩き、展望無、紅葉無、雪無、一体何しにいったんや。確かにね〜高い高速代払って、クソえらい思いして。そやけどこんな歩きも思い出には残るんです、きっとオヤジの山歩きの記憶として残るんです。 ・・・・感謝 感謝。


                           【 記: 洛西オヤジ 】