愛宕山(三山巡り)
2016.12.18 (小てつ NO.103)

 
愛宕三角点


平成28年12月18日(日) 晴れ       小てつ単独

コース:
愛宕寺横空き地稲妻号デポ〜試峠〜金鈴橋〜大杉谷登山口〜月輪寺道出会〜ジープ道〜愛宕三角点〜地蔵山(尾根道)〜滝谷〜竜ヶ岳〜尾根道〜ジープ道〜大杉谷道〜デポ地





 またまたしばらくぶりの投稿となります。春にもそうでしたが、次女が次々と催し物をぶちこんでくるので、山行がままならず、思えばまともな山歩きは10月に木村先生御夫妻と行った城丹国境尾根以来となる始末。山行がままならないのに、普段の生活はままなので、体重は増えるばかり。こんなメタボ状態でJOEさんと雪山に行ったら、恐ろしいことになってしまうから、雪がどっかり降るまでに、何とかしないといけないと思ってはいますが・・。

 久々の山、それに師走となるとなんとなく気ぜわしく、遠くの山まで足をのばす気にはならならなくて、いつもこの時期は「鉄板愛宕」行きとなる。2,3日前には愛宕も真っ白になったから、少しばかりは雪も踏めるだろう。

 朝は外が白んでくるのを待ち、7時少し前に自宅を出る。コンビニに寄っても7時ちょうどにデポ地に到着、靴を履き替えスパッツもつけて出発する。いつものようにトンネルではなく試峠を越えていく。今日は冷え込みもきつくなく、路面は濡れている程度。これなら峠の向こう側がテカテカということはないだろう。

 峠の乗越っしあたりで先行の初老男性に追いつく。挨拶をし、追い抜くでなく話かける。それも男性がシリオのちゃんとした登山靴をお履きになっていたからで、やはり月に2度は愛宕に通われている常連さんだとか。大杉谷から取り付かれるとおっしゃるので、それなら同じですねと林道歩きを御一緒することにする。

愛宕寺横にデポ バス停脇に狂い咲き

 あれこれ話しながら大杉谷の登山口まで、あっという間という感じで到着する。お互いにいよいよの準備を整えだすが、小てつが先に用意でき、いつもなら長く感じる林道歩きですが、おかげで助かりましたとお礼を言って、先に出立させていただく。

 挑戦的な大杉谷の最初の急坂、とにかくドラム缶まではとワザと大きく息をして、身体の中の酸素を入れ替えることに専念する。ドラム缶を過ぎ第一ベンチまで、いつもこの時期ならウラジロに霜が降りているんだが、今日は全くないので暖かい。

 第一ベンチのところで、もうすでに降りてくる単独男性がいて、登りの小てつに道を開けて待っていてくれる。お礼を言ってお顔を見れば、何と商売関係の知り合いだった。上桂にお住まいで、週末時間があれば愛宕や唐戸越えあたりを歩いておられるということ。それにしても早いですね、何時から登っておられるのかと聞くと、5時からだそうで、真っ暗な中を歩かれるそうだ。小てつには真似できない。

 第四ベンチあたりまで登ってくると、嵐山あたりまで霧の雲が流れ込んでいるのが見える。こりゃしまった、暖かいから霧の雲海は期待薄とタカをくくっていたが、雲海が出ているなら早く地蔵山の方に行かなくてはと焦る。焦ってもメタボ小てつの歩みは早くはならず、九尾折れをフーフー登る。

冬枯れの金鈴橋 市内はかすむ(第四ベンチから)

 月輪寺道の出会いあたりで残雪を見るが、この程度じゃアイゼン、スベランゾーはいらないだろう。いつもこのあたりで渡りの野鳥の群れを見るんだが、今朝は静かだ。

 ジープ道直下にある小広いところで、単独女性に会う。天気いいですね〜と声をかけると(この方の靴もトリオレの旧型で、ただものではないオーラがあった)、今日はアベノハルカスが見えるんじゃ?とおっしゃるが、気温が高く、風もないので街はかすんでいますよと答える。女性はここでコーヒーをたてて飲むのが至福のひとときということだった。今日はなかなか「通な方」をお見かけする日だ。

 ジープ道にあがり、三角点に向かう。神社のところの風化木に取り付けられている投光器、最近家から光っているのが見えないが、球切れやろうか?そういえば、昨夜、寝る前に愛宕方向を見ると、車かバイクかのライトの光が、山中のあらぬところからチカチカと見えた。おそらく谷山林道を走っているんだろうが、またぞろ大きい事故でもおこったら、一般車通行禁止になるだろう。

光る桂川 風化木の投光器

 三角点のアンテナ撤去工事は完了していた。また広くなって、こりゃ相当人数の宴会でもできるなぁと思う。そのうちテントで泊まりだすんじゃないか?。

 三角点を降りて地蔵に向かう。残雪は増えるが、何もつけなくても歩ける。雪にはたくさん足跡が残り、昨日は結構な人出だったようだ。今朝はまだ静か、人の気配は無い。周山方向が見えるところまで来ると、あっちも霧が出ていて、ここは桟敷だったかと思ってしまう。

周山側の雲海 工事の終わった三角点広場

 地蔵ピークに10時20分着。あまりに早いので、冬場の行動食である「お魚ソーセージ」だけパクついて、ピークをあとにする。夏場は痛みそうで怖いけど、冬場はこれかチーズが行動食となるのがありがたい。のどの通りがいいんです。ドライフルーツは夏場向きやね。。

 反射板まで戻り滝谷に降りようとするが、すぐに気づく。テープ類が無い。きれいに掃除されているのだ。これはどなたの仕事かわからないが、ありがたいことだ。おびただしくあったから、結構たいへんだったろう。だいたいこんな変態コースにテープなどいらないのだ。正規ルートをつくるのもおかしい。行けるところを選んで行けば、おのずと従来のコース取りになる。ただ、だいたいどこら辺を狙っていけばいいかは、正面に見える斜面を確認せなばならないから、葉っぱの繁る季節なら、気をつけないといけないか・・?

亀岡側の雲海 地蔵ピーク

 ただ、今朝の滝谷激降りコースは、落ち葉の上にうっすら雪の乗ったこれが最悪のコンディションで、滑るわ滑る。距離は短いが、時間は尾根道をたどった方が早いんじゃないかと思われるくらいに苦労して降り、これまた登り返しで左手のトラバース道を気にかけていたつもりが見逃してしまい、結局P900のてっぺんまで登ることになってしまった。(ちょっとの違いやけどね)。

 これは愛宕中毒患者のFさんからも情報提供なかったなぁ。Fさん仕事場がお変わりになったようだけど、今も元気に愛宕に通っておられるんだろうか?仕事場に通われる電車から地蔵の頭が見えるとおっしゃっていたが、ユッキー様のお話では、本当に見えるそうだ。驚き!

 残雪は竜の広場が一番多いように思う。竜ピークに11時45分着。市内の展望は朝より悪いくらい。今日はブロックの置かれた休憩ポイントが空いているので、陣取ってラーメンタイムとする。今日のラーメンは「札幌一番しょうゆとんこつラーメン」。

 家で「塩とんこつラーメン」も食したのだが、スープはどちらも良くできていると思う。麺との相性なのか、小てつの好みは塩の方か・・?しかし、京都は醤油とんこつの激戦区でもあり、比べるのはかわいそう。

竜ピーク 本日のラーメン

 30分ほどゆっくりするあいだに、竜北尾根からお一人、南尾根道よりお一人、単独男性が到着される。うち北尾根からこられた男性の足元はドタドタなので、「梨木からですか?」と声をかける。そうだと言うことで、やはり冬場は(夏でもそうか??)梨木の本谷は足元ゆるくてドタドタになるんやと、驚愕してしまう。

 さてそうなると、ここからの帰りのルートを考えるが、八丁尾根のルートも何やらフェンスができたそうな、そんなややこしいのも見たくもないし、おとなしく、南尾根道で帰ればG1も、リアルタイムでテレビを見れるかも知れない。ここはおとなしく、大杉谷道で帰ろっとなる。

名残?の紅葉

 急いで帰ってのG1。親父の馬券には三連複4、10はあっても1着の17の数字は無い。(昔の得意先の社長の唇くちびると、藤沢調教師のくちびるが似てるので、藤沢厩舎の馬の馬券は買わないのだ)、最近なぜか競馬に興味を持ち始めた長女の三連複馬券には10、17があるのに4が無い。あぁこの親子・・・。ああ今夜もディナーでは無く、普通に晩御飯やなぁ〜。

 久しぶりの山歩き、普通通りに歩けたと思っていたら、レポを書いている火曜日には足はパンパン。やはり間を開けるとイケマセン。森の旅人さんはどうなっているんやろう?そこらあたり、今度の懇親会で、根掘り葉掘りせなアカン!

地蔵と滝谷と竜

 さて、頑張って登っている系のお方ヶに情報ですが、毎年愛宕山お膝元にある、とある中学校の愛宕山表参道の踏破記録ですが、
・男子最高  49分22秒
・女子最高 1時間0分48秒
だそうです。若いって素晴らしいですね!。


                           【 記: 小てつ 】