愛宕山〜竜ヶ岳(愛宕裏参道)(小てつ NO.90)


 
今日も雲海(霧海?)が出ている/裏参道から


平成28年1月3日  晴れ(暑い)     嫁、小てつ

コース:
樒原 右京区役所宕陰出張所前路肩デポ〜裏参道口〜ジープ道〜愛宕山三角点〜竜ヶ岳〜ピストン





 毎年やっていた愛宕三山めぐりだったが、昨年中断したこともあり、また嫁が一緒に連れていけと言い出すものだから、滝谷を利用する三山めぐりは無理だろうと、逆にokaoka clubではまだどなたも紹介されていない嵯峨樒原からの裏参道ルートで、今年の初愛宕に行ってきました。

 愛宕山の参道と言われるルートでは、ウィキペディアに載っているだけでも表、月輪、水尾、首なし地蔵、神明峠、越畑、そしてこの樒原のルートが紹介されている。表、月輪は別にして、首なし地蔵の雲心寺駐車地までは高雄からの谷山林道か、周山街道から愛宕道を使うことになるのだが、一応一般車は進入禁止となっているし、細い林道の折り返し道なので、運転に自信のない方には不具合なルートとなる。神明峠はいくらか広くなったところもあるが、路駐になり駐車地はない。越畑ルートと言っても地蔵山越えになるので、水尾ルートと、この樒原からのルートが、取り付きの標高も稼げ、駐車地もあり、道迷いも無いルート取りとなる。

 いつもよりやや遅い目、7時半に自宅を出発。途中コンビニによって、清滝道に向かい、今日は愛宕寺横の空き地を素通りして、屋根の葺き替え工事中の平野屋の横を曲がって六丁峠を超える。JR保津峡駅を越え、水尾の里も通り過ぎて神明峠も越え樒原の集落に到着する。駐車地の関係で、いったん登山口を通り過ぎ、右京区役所越畑出張所の前の路肩の広くなったところに、稲妻号をデポして準備をする。8時25分の出発となる。清滝道愛宕寺前から30分くらいで来たことになる。

 ジープ道の取り付き正面あたりに、やや路肩の広いところがあって、3台くらい駐車できるのだが、そこは神社関係者の駐車場所であり、一般の登山者が駐車すると「迷惑駐車」ということになる。区役所出張所の前だと、休日なら誰にもとがめられないとのことなので、このコースを利用されるならこちらに駐車してください。

右京区役所宕陰出張所前にデポ 立派な鳥居のところが参道口

 登山口まで戻る歩き始めということもあり、チンタラ歩いていると、カップルの登山者に追い抜かれてしまう。どこから歩いてきたのか、彼らも裏参道から取り付くようで、鳥居前の登山口で衣服調節をしていた。出張所前に駐車をして、どんなコースで歩くのか聞かれるので、我々はピストンで竜ヶ岳だけ寄り道するつもりであることを話す。彼らは宕陰小学校前に駐車をしたそうで、地蔵山廻りで芦見峠までのループのコース取りだそうだ。我々は、もう準備ができているので、お先にと先行させていただく。

 登山口からほどなくジープ道と合流する。水尾の標高が300mほどで、ここが570mくらいあるので、残り300mちょいを登れば済むことと、ジープとはいえ車であがれる道なので、そう勾配は無いだろうと思うなかれ、標高にして200mくらい時間にして30分ほどはしんどい登りとなる。衣服調節をしながらフーフー登る。

すぐにジープ道と合流する 鉄塔を過ぎると勾配もゆるくなる

 送電線をくぐるところ、標高770mくらいで急坂はなくなり、もうこっちのもの。やはり亀岡に霧が出ていて、雲海(霧海)が広がっている。巡礼峠のお地蔵さんの首も飛ばされていて、廃仏き釈の時の仕業だろう。ジープ道の脇に毛布やカーペットがかけてあるので、何故だと聞いてくるので、冬場の風避けだと説明する。

 元日にいくらか降雪があったはずだが、ジープ道の地蔵分岐まできてもほとんど雪は無く、水たまりも凍っていない。こんなお正月は記憶に無い。

巡礼峠 雪が残っているのはここだけ

 愛宕三角点に9時45分着なので、ゆっくり歩いてきても登山口から1時間10分できたことになる。神社までだともう少しかかるとしても、表参道に比べれば早くて楽だとなる。(歩く時間だけなら首なし地蔵ルートが一番早いか・・)

 PM2.5か水蒸気か、晴れているのに市内は煙っているように展望が無い。そそくさと竜ヶ岳へと向かうためジープ道に戻る。

 竜ヶ岳への尾根道に入り、登ってきたルートは裏側なのでわからないが、今歩いているところはほとんど家から眺めているアップダウンのなりだと言うと、なかなか興味深げな様子で、P900を超えたところの通称「竜の広場」の広い谷は気に入った様子だった。最後の急坂を登り、竜ピークには10時40分の着。入れ替わるように男女のカップルが降りられ、ブロックの腰掛けのところに先着男性が一人、バーナーを使っておられた。我々もここでラーメンタイムとしよう。湯だけ先に沸かして嫁用にカップ麺を仕込んでおいて、自分用に鍋でラーメンを作り食す。

愛宕山三角点 竜ヶ岳ピーク

 K先生も最近お気に入りの「懐中しるこ」も持ってきていたのだが、時間も早かったのかラーメンだけでお腹もふくれたので、作らずそのまま持って帰る。(暑かったしね・・)

 30分ほどゆっくりして出立。すぐに嫁がかぶっていた帽子が無いと言い出す。ピークに忘れてきた訳ではないので、登りのどこか途中で落としてきたのだろう。半分あきらめていると、しばらく歩いたところの木に拾ってかけてくれていました。入れ替わりで降りられたカップルか、あとで登ってこられた単独女性か、ありがとうございました。

 竜ピークから、帰りは丁度2時間でデポ地まで戻れました。帰り道でも、家族連れや御夫婦2組と登ってこられるのに会い、けっこうこのルートを利用される方もいらっしゃるようです。

ここに駐車はルール違反です

 一人だと絶対に計画しないルート取りでしたが、愛宕ならこんなのも有りです。しかしこんな運動不足では、お正月の食べ過ぎ飲みすぎのお腹は引っ込まんなぁ〜 !


                           【 記: 小てつ 】