三頭山(北尾根)
(北山の尾根には送電線路が続くよ)


 
鉄塔NO.161から北を望む


2016年2月6日(土) 曇り時々晴れ 森の旅人M

コース:
越畑〜芦見峠〜W字分岐〜芦見谷林道〜見谷林道分岐〜関電巡視路取付〜鉄塔158〜鉄塔159〜鉄塔160〜三頭山・鉄塔161〜越畑・三頭山・星峠分岐〜W字分岐〜芦見峠〜越畑





 久しぶりに越畑から芦見峠に上がり地蔵山に登るコース予定でいたが,芦見峠北の三頭山には行ったことが無かったため行き先を三頭山に変更。芦見峠からは近いため北尾根を歩くことにしました。ところが越畑に向かう亀岡からの道路は災害により通行止め,工事関係者に教えてもらい南丹市紅葉峠を越えて行くことになった。出発も遅かったうえこのため更に予定より1時間遅れで越畑に到着。

 越畑から原方面に向かう場所に駐車場所を確保。準備後,芦見峠目指して出発。宕蔭小中学校を左に見て山手の道を通り地蔵山の取り付き道に入る。途中残雪を軒下に見る。以前上った時に無かった獣避け柵があり開けて入る。杉林からがけ崩れの跡を通り,雑木と松林を坂道が芦見峠まで続く。芦見峠に着くと後方から男性三人が現れる,三人は地蔵山へ上がっていった。芦見峠は木の伐採されており見通しがよい。

宕陰小中学校 地蔵山へ
芦見峠 W字分岐

 曇り空の下,芦見峠から芦見谷へ下っていくが手前にW字分岐があり三頭山,芦見谷,芦見谷高巻道に分岐している。真ん中の道を進み芦見谷へ下っていく。右に曲がるとすぐ川のせせらぎが遠くに聞こえる。分岐から10分足らずで芦見谷に降り立つ。そのまま左に行くと芦見林道の橋のたもとに出る。

芦見谷へ 芦見谷林道

 芦見谷林道を北に取り見谷林道分岐へ向かう。林道の山側は杉林で芦見川に沿って曲がりながら歩いていくので思いのほか時間が掛かる。大きな倉庫小屋と作業小屋を見て過ごす,大きく曲がり切った先が見谷林道分岐である。分岐のすぐ近くに民家があり煙突から煙が出ていた。こんな森の中に民家があると思わなかった。分岐の標高は366mである。

見谷林道分岐 鉄橋は片側が落下

 見谷林道の上流に向かう。すぐに送電線が前方上空に見える。巡視路への鉄橋を注意して見ていると目に入ったが,それは山側が片方落ちて傾いている。山側の崖が崩れており渡った先からそのまま上れないため下流に回って上がり巡視路に入った。

 巡視路は坂が続く,急坂にはプラスチック階段が設置してあり歩き易くなっており助かる。大きく折り返しながら一気に高度を稼ぐ。短い仮設鉄橋があり谷を超える。右に谷を見て巻きながら上って行く,谷上流から北に上がり送電線の真下の尾根を上がって行く。急斜にはプラスチック階段が続く,ようやく鉄塔158の広場に出る。青空が広がり天気は良い。日陰にわずかに雪が残るだけで初春の気配がする。近くに鉄塔159が見える。

急坂を一気に上がる 鉄塔NO.158

 尾根はアセビ道になり鉄塔159の離れた横に出る。更に鉄塔160への道はコナラとアセビになり少し先が見難くなる。鉄塔160は開けた場所になっており北側に続く送電線路がよく見える。振り返ると南には鉄塔161が谷を越えてピークに立っている。その奥に地蔵山がはっきり見えている。西側の北から南は展望が良く,思いかけずに得した気分になる。正午となりここで昼食を摂る。風も無く,晴れ間が出てきて暖かい山行となってきた。

アセビの道 鉄塔NO.160

 昼食後,道は広い尾根から細尾根に変わりひと登りすると三頭山に到達した。あっけなく山頂に着いた感じがする。残雪は日陰以外は尾根道にも山頂にも見当たりませんでした。山頂は小広くなっているが周囲の展望が取れない。このため鉄塔161へ向かう。ここは周囲より高いため展望はよく,地蔵山は更に大きく見えて,竜ヶ岳も左側に見えている。遠く東に雪景色の比良山系,東南には比叡山が見える。ぜひ,三頭山では鉄塔161の広場を勧めたい。

南に鉄塔NO.161 三頭山山頂
竜ヶ岳(左端)と地蔵山(左) 比良山系を遠望

 下山のため越畑へ下る。すぐに分岐があるがここは直進,次のT字分岐が越畑・三頭山・星峠の分岐になっており左に下っていく。歩きやすい道が続き,鉄塔163の横を通る。地蔵山が大きく迫ってくる。下った先のW字分岐手前は多くの道があり交差している。一旦,芦見谷道に出てからW字分岐に戻り芦見峠へ。芦見峠から越畑に無事戻りました。上るときに目に入らなかったロウバイが民家の庭に咲いていました。少しずつ春を感じた山行でした。

越畑−三頭山−星峠分岐 里のロウバイ

 三頭山北尾根の巡視路がしっかりしており,また鉄塔からの見晴らしも良くお値打ちコースでした。なお,今回の山間部は初めて足を運ぶことになりokaoka隊の山行記録を参考にさせてもらいました。


                           【 記: 森の旅人M 】