武奈ヶ岳(坊村発着)
真っ青な秋空の下,山頂を目指す


 
武奈ヶ岳山頂


2016年10月15日(土) 快晴 森の旅人M

コース:
坊村〜明王院境内〜御殿山〜ワサビ峠〜武奈ヶ岳 (下山はピストンで坊村へ)





 比良山系の別の山に行く予定でしたが,雲一つ無い天気になると予報を聞いて武奈ヶ岳へ行先変更。坊村の駐車場に着くと30台近い車が止まっていました。大阪,姫路,奈良,京都,滋賀と近畿各地から来ているようです。

 モミジ,イチョウの葉もまだ緑色が残る明王院境内を通った先の登山口から登り始める。薄暗いスギ林の山道に踏み込むと早くも下山男性とすれ違う。急坂の九十九折道が谷道まで続く。今日は先日購入したWストックを試す。快調に上って行く。途中,少し暑くなってきたので服装の調整で休息する以外はモミの木の群生する小広場で1回休みました。京都から来た学生2人と単独男性が先行して行った。

明王院境内へ 急坂の九十九折道を上る

 この後も急坂は続き,尾根に乗ると新しい標識を見る。ここでも男性2人に抜かれる。平坦道になった後に右側の谷道へ入って行く。谷筋から次の急坂に向かうところで6人の団体に道を譲ってもらう,上りきると緩い坂道が続く。晩夏頃だとキタヤマブシの群生が見られる開けた場所を通り抜けるとすぐに御殿山に到着。ここから武奈ヶ岳が一望できる。真っ青な下に武奈ヶ岳と西南稜が見えた。雲一つない青空で素晴らしい山岳風景が目に入り気持ち良い。

御殿山からの武奈ヶ岳 色付き始めた樹木

 暑くなりジャケットを脱いで夏山の服装になり武奈ヶ岳に向かう。ワサビ峠に下り低木林を抜けて最初のピークからは,空気が澄みわたっているので山頂の人も見える。途中の広葉樹も色付き始めてもう少し先が紅葉の見ごろとなりそうだ。第2ピークまでにリンドウを道端で見かける。よく見ると小さな青色の花が近くにも咲いている。ススキも風に揺られて秋を感じる。イブルキノコバ分岐まで来ると山頂は目の前で人の多さが分かってくる。最後の坂を上り山頂に到着しました。

武奈ヶ岳と西南稜 リンドウ
ススキと武奈ヶ岳 武奈ヶ岳山頂へ

 11時前でしたが山頂の周りは30人近い登山者が早い昼食を摂っていました。快晴の天気で皆さんの顔も緩んでいるようです。北に釣瓶岳とその奥に蛇谷ヶ峰,東に釈迦岳とヤケオ山そして琵琶湖もよく見える,南に蓬莱山,西には北山が広がる。 グループ,子供の家族連れ,アベックに単独者と次々上ってくる。大賑わいが続く。

釣瓶岳と奥に蛇谷ヶ峰 釈迦岳と左にヤケオ山
蓬莱山方面 賑やかな山頂

 風もなく最高の登山日和でいつまでも居たいが,昼食を済ませて下山することに。途中,登山者と次々と出会う。御殿山から最後の武奈ヶ岳を見て納得して坊村へ戻りました。

 快晴でほとんど雲もない最高の天気でした。夏と違い秋の山歩きは汗も少なく体もよく動きます。下山時に2回のスリップで転倒もありましたが,いつもの下りでの辛いひざ痛は出ずに無事終えることができました。

                             【記:森の旅人M】