リスク管理検査について  


@ 唾液検査 
   

唾液検査とは、患者さんの「唾液」を使って問診や視診では把握できない、虫歯や歯周病のなりやすさを予測し評価する検査です。
唾液検査により、今後、虫歯や歯周病のリスクはどれくらいあるのか、また一人ひとり異なる虫歯の原因がわかり、それぞれに合った予防方法を提案することができます。





検査結果から分かること 
   
 歯の健康(むし歯リスク)
 ・むし歯菌
むし歯菌がどれだけ活性化しているかを測っています。
むし歯菌の数値が高いと口腔内がむし歯になりやすい環境になっていることがわかります。

 ・酸性度
唾液の酸性度が高い状態が続くと歯が溶け始め、その状態が長く続くとむし歯になってしまいます

 ・緩衝能
食後に酸性に傾いたお口の中を中性に戻す力を緩衝能といいます。
緩衝能が弱いとむし歯になりやすいことが知られいます。


 歯ぐきの健康(歯周病リスク
 ・白血球
歯ぐきが炎症している時に、唾液中の白血球の値が高くなることが知られています。

 ・タンパク質
歯ぐきから出血している時に、タンパク質の数値が高くなります。
また、お口の中に食物が残っている時、ドライマウス傾向にあると数値が高くなります。

 ・アンモニア
お口の中の細菌数が多いと、唾液中のアンモニアの数値が高くなり、口臭などの原因になることが知られています。


A 位相差顕微鏡による検査 
   
お口の中の歯垢 (プラーク)をごく少量とり、顕微鏡を使ってお口の中の細菌の種類、数や運動性などを確認する検査を行っています。
この検査により、あなたのお口の中が清潔に保たれているかどうか、虫歯や歯周病の原因菌が存在するかどうかなどが把握できます
 
むし歯菌
 
歯周病菌


管理検査(唾液検査+位相差顕微鏡検査)は保険適応外となります

  検査費用:2000円(税込み)