大学入試面接試験情報 (注)10年以上も前のデータなので、最新のものは各自でお調べください。最近、小論文とならんで増えているのが面接試験である。合否のための単なる参考にする程度ものから、面接を点数化し合否に直接影響を与えるものまでさまざまである。なかには、小論文と組合せたものや、本格的な口頭試問の形態をとるものもある。 以下の内容を読めば、大学側がどのような人間を求めているか、また、諸君が高校生の3年間の間にどんな勉強をしておくべきか、のヒントになろう。自分の志望する大学が面接を課しているかどうか、早めに調べておこう。
1、面接試験を受けるにあたっての一般的注意 2、面接試験のための対策 A面接官はそれぞれの分野の専門家なので、専門に関することが話題になることが多い。自分が興味を持っている分野の新書レベルの本を少なくとも5〜6冊は読んでおきたい。とくに新聞 などで報道されている時事問題については、日頃から関心を持って資料を集めておきたい。 Bできれば、想定問答集を作っておくほうがよい。
3、先輩からの受験報告 大阪大外国語学部(後期) (外大時代の情報です) 配点 小試験・面接(または小論文・面接)100点、センター試験200点、 合計300点満点 (地域文化学科・英語) 面接時間 (地域文化学科・デンマーク語) 英語と同じ。 面接時間 約5分 質問内容 ・北欧の国をすべてあげてください。 ・デンマークの人口は? ・デンマークのことを英語でなんというか? ・デンマークのことで知っていることを述べなさい。 ・デンマークのことを本で調べましたか? また、その本の名前は? ・デンマークの都市を3つあげなさい。 ・デンマーク語を勉強して、将来何をやりたいか? またその理由は? (地域文化学科・アラビア語) 面接官2人、受験生3人のグループ面接形式 時間 約15分 質問内容 1、受験番号と氏名 2、志望動機(それぞれ1分半ずつ与えられる) 3、専攻について(中東地域・アラビア語)、知っていることをそれぞれ1分半ずつ述べる。 4、自己アピールをそれぞれ1分半ずつ行なう。 (国際関係学科) 面接官2人、受験生5人のグループ面接形式 時間 約15分 質問内容 ・国際関係を志望した理由 ・現在に至るまでに印象に残っている国際関係を述べる。 ・溝橋事件、サラエボ、湾岸戦争、ベトナム戦争、マンデラ、など10項目が並べてあり、この中から一つ選んで簡潔に説明する。
総合判定の資料となる。とくに、点数化はされない。 配置 受験生(4)人 面接時間 約20分 質問内容 ・自己紹介(自分の長所と短所を含む) ・なぜ医学部を志望したか。 ・なぜ市大なのか。 ・最近話題になっている医学問題(臓器移植、再生医療、クローン、ヒトゲノム計画など) ・高校生活での思い出、将来について ・受験勉強について批判してください。 ・よかった先生、悪かった先生(医師または学校) 大阪市立大学医学部(後期) センター試験、調査書、自己推薦書、討論、面接などで、総合的に判断される。 配置 面接官(7人) 受験生(7)人 面接時間 約40分 集団討論 最初25分で簡単な小論文を書く。2001年度は「飛び級制度を医学部に導入することは是か否か」というテーマであった。 そのあと、自分の書いた内容を2分以内で他の受験生に説明をする。 日頃から社会に関することを家庭や友人と話し合ったりしていると比較的楽だと思う。全員の説明が終了したら、討論開始。かなり自由な討論です。討論でみんなをリードした人が受かるわけでもない。おいしいところを総ざらいして、引っ張っていった人が落ちたという話を聞いた。 集団面接 大阪府立大学農学部応用植物科学科 そこから、自分の意見と他の人の意見に対して賛成または反対の討論を繰り広げていく。発言は挙手による。 また、焼畑農業の写真を見せられ、「空気、森、土壌の循環を説明してください」といわれた人もあった。「遺伝子組み換えのジャガイモについて、DNAの視点から説明してください」という質問もあった。 大阪府立大学農学部応用生物化学科
1次は書類選考。2次は小論文、面接により選考。配点は公表されず。 2次の小論文はたとえば次のような内容である。 (設問例) 米中首脳会議に関する朝日新聞およびNew York Timesからの社説を読んで、「アメリカの対外政策の基本姿勢の特徴について自分の意見を交えて論じなさい(400字) 配置 面接官(3人)・受験生(1)人。面接官のうち、必ず一人は外国人の面接官。 したがって、英語で質問し、解答する場面もある。 面接時間 約15分 質問内容 ・あなたの好きな教科は? ・とくにどの時代、どの地域の歴史に興味がありますか。その理由は何ですか ・国際情勢問題に対して人々の態度は変化してきているとあなたは思いますか? (英語で質問され、英語で答える。ただし、とてもわかりやすい英語なのでリスニングはあまり心配はいらない。問題は表現力) ・将来の夢 ・いい加減なことを言うと、どんどん深く質問されます。政経の授業やイミダスなどで、知識を完全に自分のものとしておくこと。 慶応義塾大学法学部法律学科(A方式) トップメニューに戻る |