韓国の旅

(1998年2月)

 

 関空から1時間半で釜山に着いた。釜山は人口400万人。釜山から対馬まで56q。そこには対馬に向かってにらみをきかすように立っている李舜臣(イ、スンマン)の銅像があった。言うまでもなく彼は豊臣秀吉の侵犯(壬辰倭乱1592年)の救国の海将である。

 

2日目

慶州(キョンジュ)に向かう。慶州は新羅(SILLA)の都があったところである。ここには5世紀末より古墳が盛んに作られた。写真は古墳公園で、23個の古墳がある。日本のルーツを見た思いがした。

新羅は唐と連合して百済、高句麗を破り、三国時代に終止符を打ち、朝鮮半島の大部分を支配した(676年)。その後、唐文化の輸入に努め、仏教文化が栄えた。写真は仏国寺(751年創建)。ここも秀吉によって焼かれ、今もそのときの黒い焼け跡が階段に残っている。1973年に再建した。ただし、規模は当時の約10分の1。仏国寺を日本にたとえるならば、法隆寺に当たるのかもしれない。

 

3日目

セマウル号に乗ってソウルに行く。所要時間4時間20分。ソウルの人口1200万人。韓国の人口4400万人の約4分の1がここに住む。ソウルは李氏朝鮮(1392年)の都である。
 景福宮を見たあと、三・一独立運動(1919年)の中心となったパゴタ公園、初代朝鮮総督であった伊藤博文を射殺(1909年)した安重根中将記念館などを見て回る。ほとんどの日本人は、こういうところは訪れないと言う。

 

4日目

 翌日、北朝鮮の国境まで足を伸ばした。写真は漢江(ハンガン)とその向こうに見える北朝鮮である。

 

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