我が家で育った犬たち
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ネコ派人間犬を飼う 私はもともとネコ派人間である。幼少の頃からネコと一緒に育ってきた。しかし、世の中には、かくもたくさん犬を飼っている人がいる。だから、一度は犬も飼ってみたいとも思っていた。とはいっても、凶暴なのはイヤである。 何しろ、小さいとき近所の犬にお尻を「がぶり」とかみつかれて以来、どうも犬が怖くてたまらない。だから、飼うならおとなしい犬が絶対の条件である。 そこで選んだのが、盲導犬にもなるというラブラドールである。これならおとなしいだろう。1995年4月のことであった。
ラブラドールに決めたのは私の好みである。ところが、ラブを飼ってすぐ、今度は家内が「私も犬がほしい」と言い出した。しかも、アルプスの少女「ハイジー」に出てくるセントバーナードがいいという。 冗談じゃない、大型犬2匹も。ラブが死んだあとに飼ってあげると言ったら、「そんな、ラブの死を待っているのはいやだ。セントバーナードを飼うのが私の夢だった」なんて言う。そこまで言われたら仕方がない。かくして我が家に、ラブちゃんに続いて、セントバーナードがやってくることになった。確か18万円くらいした気がする。
セントバーナードには「フローラ」という名前を付けた。太い足、ぬいぐるみのような顔立ち。そしてよく食べること食べること。1週間に1キロの割で体重が増えていったのには驚いた。子犬の時は家の中に飼っていたが、あっという間に大きくなった。</p>
大型犬2匹の散歩は、正直言って大変だった。フローラはあっという間に50キロを超える巨漢になった。ラブだって30キロくらいはある。最初は、2匹を一緒に散歩させていたが、ある時、こかされて体中に擦り傷が出来てしまった。それ以来、別々に散歩させるようになった。
出産 下の写真はラブの1回目のお産である。9匹も生まれたのにはびっくりした。
下の写真は、2回目のお産である。黒と白のラブラドールが混じって生まれた。
泉北での思い出 今から思えば、人生の一コマだったなあと思う。フローラは2001年8月に亡くなった。6歳だった。夏の猛暑がこたえたのかも知れない。その前の年、胃捻転を起こし、夜間に救急病院に運び九死に一生を得たことも、今となっては懐かしい。 ラブは、2007年に梅田のマンションに引っ越しする際、近所の人にもらってもらった。12歳の老犬をもらっていただいたことに感謝感謝。
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