とっしーのひとり言

第5回 「就職」

　そろっと就職なる物を真剣に考え始めました。いろんな所からダイレクトメールが来ます。工学部ということで9割ぐらいが技術職の採用案内です。一通り目を通してはみるのですが、正直殆ど興味が湧いてきません。

　私は学科の仲間の大部分と大学に来た理由がちょっと違います。学科の仲間に聞くとやはりこの道（化学）に進みたいという返事が返ってきます。私は高校時代中に将来自分のやりたい方向が見つかりませんでした。そして大学に行って続きを探そうと思って大学に来ました。ですから将来の自分にある程度のビジョンを持って工学部に来た人と違って私は自分探しの一つの方面として工学部に来ました。

　学んでみると確かに興味深い分野もあるし、実験が大好きである自分を発見できたりしました。しかしどうしてもその先となると、将来研究室で研究職を、とかメーカーで新商品の開発を、といった今学んでいる事をそのまま職業に生かしている自分と言うものを想像できません。

　では何をやりたいのかと考えてきた結果それがスポーツであるという結論が見えてきました。現在モグりも含めて週3回体育の授業に出ていますが、その時間が一番生きがいを感じます。スキーやスキューバが好きでもっとうまくなりたいし。新しいスポーツにも挑戦したい。一生スポーツしながら生きて行けたら最高だと考えています。毎日講習やトレーニングで肉体的にしんどい方が勉強がわからなくて頭脳的にしんどいよりずっとましだと考える肉体派の人間ですし。という訳で現在の第一志望はスポーツ業界でなおかつインストラクター業希望です。

　就職するからには本当にやりたい仕事を選びたいと思います。「興味のあるとことも無いところも合わせてとりあえず100社ぐらい資料請求のはがきを送った。」「面接数十社受けた。」などの話しを聞くことがありますが、私ははがきをほとんど出していません。試験も多分5社前後しか受けないと思います。興味の無い会社を受けてもそこで志望動機を言える気がしないからです。そして結果的にそこに勤める事になった時、日々充実して生きていけるかが大疑問だからです。最近就職後数年での離職率が30％だとかという話しを聞きます。やはりそういう人は「とりあえず就職」をしてしまった人なのではないのかなと思います。そうはなりたくないです。本当に行きたい2,3社で自分を最大限にアピールして勝負したいです。

とりあえず工学部異例の就職先を目指して日々精進！！！？

皆さんの職業を選ぶ時、選んだ時の基準やこだわりは何ですか？

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