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シマッチとサカモッチャンの中国珍道中 〜第1話〜

8月13日 とうとう中国出発のときがやってきた。

自分は初海外だったので、多少不安もあったが何とかなるだろうと気楽に考えていた。中国までは船でえんやこらと長々3日もかけていったのだけどこの船の中での3日間はとても長いものだった。何といってもすることがない。麻雀ルームがあったのだが本場中国人とする気にはなれなかった。夜にはカラオケがオープンするのだけれど、中国人ばかりが集まっていて自分らには入っていく勇気はなかった。自分らは貧乏学生なので2等Bの船室で15,6人部屋にざこねだった。自分らの部屋には自分らのようなバックパッカーの日本人が多かったのだけど2人ほど外人さんが混じっていました。1人はカナダ出身のボブとオーストラリア出身のジョージ(出身は確かだが、名前は2人が勝手にそう呼んでいた)だった。このジョージのいびきがうるさいの何のって…このことでボブとけんかしてたのだけど最後にボブがバカって言ったのは自分にも分かった。船の中は暇なんだけど話し相手のサカモッチャンが船酔いでダウンして酔い止めを飲んで寝てしまったのでその間自分はめっちゃ暇だった。

そんなこんなで何とか中国についたのだけど中国人は手際が悪くてついてから船を出るまでに1時間もかかった。やったー中国についたーという感動もつかの間、タクシーや個人バスの客引きが寄ってきて早口で喋りかけてくるのだけどなにせ中国語なので自分らには何をいっているのかほとんど分からなかった。

いろんな苦労もありながら8時くらいに北京駅に着いて、駅がライトアップされてとてもきれいだったので感動していたのだけど人の多さにはびっくりした。第1の事件はこの日に起こった!ホテルまで歩いている途中、韓国人で多少日本語を喋れる金さんが話し掛けてきて、日本人と仲良くなりたいらしくてホテルまで送ってあげると言い出した。どうしようか迷った挙げ句、疲れていたせいもあってつい車に乗ってしまった。これがこんなことになるとは…

車で調子良く走っていたのだけど途中から金さんが口を利かなくなった。ここら辺で降ろしてくださいって言っても反応がなかった。このままでヤバイぞ…

2人の運命はいかに…


続きは次回、それではごきげんよう


‘2人の運命はいかに・・・’ってめっちゃ気になりますね。金さんは何を考えているのでしょう?ジョージのいびきは治るのでしょうか?そしてそして一体この後に何が起こったのでしょう?次回が気になります。

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