人工衛星の軌道修正の回答

回答

問1.面積速度が一定であるので、2

    

となる。

問2.力学的エネルギー保存の法則より、問1の結果と合わせて、

    

となる。

問3.人工衛星の速さをvとすると、

    

となる。

問4.追加されたエネルギーは、運動エネルギーの差であるので、

    

となる。

問5.kを定数、aを長半径として、

    

が成り立つので、

    

よって、

    

となる。

問6.問5の結果より、

    

となる。



解説

今回の問題のポイントは4番です。追加されたエネルギーが、運動エネルギーの差で表されることに気付けば、全問正解でしょう。
ケプラーの3つの法則

1.惑星は太陽を一つの焦点とする楕円状を運動する。
2.惑星と太陽を結ぶ線分が一定時間に通過する面積は一定である。
3.惑星の公転周期Tの2乗は、楕円軌道の長半径aの3乗に比例する。

この3つが基本となった問題です。太陽と惑星とでは軌道修正をすることはありませんが、地球と人工衛星ならば、軌道修正を行う場合もあります。

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