DUALコアCPUについてお話します。

CPUのクロックアップはそろそろ限界に来ています。
シングルコアのままだとCPUの性能アップはもう限界です。
そこでデュアルコアを持つCPUがIntelとAMDからそれぞれ発売されました。

IntelとAMDのDUALコアCUPの種類と簡単な特徴
Intel
まず正式発表でデュアルコア戦線に登場したのは、4月19日に発表された『インテル Pentium プロセッサ エクストリーム・エディション 840』(コード名:Smithfield)である。アーキテクチャーについては、4月上旬に行なわれたIntel Developer Forum Japan 2005で発表されているが、現行Pentium 4(コード名Prescott)のコア2つを、1つのダイ上に実装してFSBを共用する形を取っている。さらにそれぞれのコアがHTに対応しているため、2CPUコア×2論理CPUで、OSから見れば合計4つのCPUが動作しているように見える。クロック周波数は3.20GHzで、すでに3.80GHzに到達しているPentium 4と比べると、実に16%近いクロックダウンとなるが、4論理CPUによる並列度の強化でさらなる性能向上を実現する。2次キャッシュメモリーは、コアごとに1MBずつで合計2MB。システムバス(FSB)クロックは800MHz。64bit拡張技術(EM64T)もサポートしている。対応するチップセット『Intel 955X Expressチップセット』も同時に発表されている。

AMD
対するAMDは4月22日、サーバー&ワークステーション用の“デュアルコア AMD Opteronプロセッサ”と、パソコン用の“AMD Athlon 64 X2 デュアルコア・プロセッサ”を同時に発表した。AMDはAthlon 64/Opteronシリーズは、設計の当初からデュアルコア化を念頭に置いて設計していたと表明。同じコアを2つ、1つのダイに乗せただけに近いインテルのデュアルコアCPUを揶揄して、「AMDのデュアルコアは“真性”のデュアルコアプロセッサー。デュアルダイでもデュアルCPUでもない」(日本AMD代表取締役社長(当時)の堺和夫氏)と、強い対抗意識をあらわにしていた。実際デュアルコアOpteronのブロックダイアグラムを見ると、CPUコアとキャッシュメモリー以外の、システムリクエストキューやシステムバス(HyperTransport)、内蔵メモリーコントローラーは共用することでダイサイズを節減するなど、工夫が凝らされているのが分かる。

上の2つを見ていただくと分かると思いますが、Intelの方はただCPUを2つくっ付けて強引にデュアルコアにしたような感じです。それに対してAMDはデュアルコア用の構成をしっかりとっています。発熱や転送速度に関しても、AMDが一歩抜きん出ています。
一応性能比較を下に載せておきます。