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ウエスタン・リーグ 代表決定戦:対中日
[2004.09.30]

(Dragons 12 - 6 Buffaloes)
[藤井寺球場]
 

  今年は余裕がなく、結局今日を含めて2回目の藤井寺での観戦。これが、 生で見る本当に最後のバファローズとなりました。ウエスタンの優勝決定 戦でもあり、一塁側とバックネット裏はほぼ満員。今年、大阪ドームでよ くお見かけした猛牛ファンの顔もちらほらと見えました。


吉良選手、グローブ2個は何故?

試合前は若干曇空でした。

試合前ノック後のミーティング。

もう会えないと思っていたファルルとバフィー も応援に。

一軍の応援団もスタンドに登場。盛り上がりました :-)

寂しい三塁側スタンド。近鉄特急なら近いんでは...

スタメン。「下山下」コンビ見参 :-)

W.L.2冠王の山下選手。一軍で活躍して欲しかった...

スタンドには聖地:藤井寺球場にお別れの言葉。

青空が広がって来ました。野球観戦日和り。

  試合は、序盤に先発:省吾が先制されるも、9番:鈴木のタイムリーなどで 1対2と逆転。その後なんとか省吾が3回まで無失点に抑えますが、4回に は3失点。省吾は、点数をつければ40点ぐらい。2者連続三振などもあり ましたが、かなりいい当たりを連発され、アウトになってもほとんど外野ま でボールを運ばれていました。あと野手の正面とか。うーん、球に力がない のか...。

  4対2と逆転された4回裏には3点を返し再び1点をリード。と、今度は 5回表にドラゴンズに2得点で再逆転され、またまたその裏にはバファローズ が1点を返して、6対6の同点に。ここまでは、見ていて「楽しい」シーソー ゲームでした。

  省吾の後、高木-朝井-有銘-宮本-近藤と繋ぎますが、良かったのは朝井と 近藤ぐらいでしょうか。高木は緩い変化球を狙い打たれ、宮本は素人目に 見てもボールに力がなさそう。有銘はぼちぼち。最後に宮本に代わって、 近藤が登板しましたが、何故近藤が一軍に上がってきたかわかったような 気がしました。堂々としたピッチングで、一軍同様無失点に抑えます。一 軍での経験と初勝利が自信をつけさせたのかもしれません。

  一方のドラゴンズは、大人げなく(?)先発:朝倉に始まり、再び2点を リードした6回裏からは、なんと野口を投入。セ・リーグはあまり知り ませんが、朝倉とか野口は一軍で活躍すべきレベルの選手。えーと、こ れは反則ですね(爆)。朝倉は、エラー絡みもあり攻略しましたが、野口 が登板以降は、無得点となっちまいました。

  12対6で迎えた9回裏、バファローズの最後の攻撃。先頭の3番:下山 がファールで粘りますが、敢なく見逃し三振。続く、4番:山下はセンタ ー前へのクリーンヒットで出塁。続く大西もヒットで続き、一死一塁二塁 のチャンス。ここから「奇跡」を見たかったのですが、途中出場の牧田が 三振。そして、7番:永池が内野フライを打ち上げてゲームセット。 バファローズの優勝はなりませんでした...。


ドラゴンズの胴上げ。何人やったんやろ。長〜い。

ダブルスコアとなっちまいました X-)

スタンドのファンを背に一軍同様にBu選手が記念撮影。
吉岡、赤堀、岡本などの姿も見えました。

奥さんが貴久コーチの写真を手に記念撮影。
大西が号泣していました...

  最後に山下選手がインタビューを受けました。が、涙のあまり 何を言っているのかわからずじまい。号泣でした。山下や大西 にとっては、大阪ドームよりも藤井寺球場の方が思い入れが強 いんでしょうね。

  私はファン歴が浅いので、バファローズの思い出は大阪ドーム ばかりでした。しかし、私の愛したバファローズの原点である 藤井寺球場は、私にとっても何か特別な存在のように感じてい ました。藤井寺球場があってこそ、今のバファローズが誕生し たような気がします。

  叶うなら、大阪に生まれたかった。そうすれば、この藤井寺球場で の思い出もたくさん出来ただろうし、もっと早くバファローズに出会 っていれば、もっと長い時間をこのチームと共有できたのに...

  まだ、二軍は高知で「よさこいリーグ」もあるので、バファローズ自体 の活動は続きます。しかし、現実的に高知までは行けないので、今日の試合 が私にとって本当に

「最後のバファローズ」

となりました。

  ただ、バファローズが消滅してしまい、二度とその姿を見ることができな い実感がありません。これまで同様、単にシーズンが終了してしまったよ うな感じしかありません。頭ではバファローズ消滅が理解できていますが、 体がそのことを理解できていません。来シーズンが始まる頃に、やっとそ のことを実感するのかもしれません。

  秋の空が広がり、なんとも心地良い風が吹き、夕暮れが藤井寺球場を包み 始めました。グラウンドでは整地が始まりましたが、まだファンは名残り 惜しそうに藤井寺球場を離れようとしません。合併反対の署名活動の声を 背に、藤井寺球場を後にしました。

球団合併は一体何のために行われたのか?
何故「代わり」の新球団が作られるのか?
誰のための「プロ野球」?
一体どれだけの人が涙を流したのだろう...

さようなら
そして、ありがとう
「大阪近鉄バファローズ」
またいつかどこかで...

Buファンの独り言
Written by kabada