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今年は余裕がなく、結局今日を含めて2回目の藤井寺での観戦。これが、 生で見る本当に最後のバファローズとなりました。ウエスタンの優勝決定 戦でもあり、一塁側とバックネット裏はほぼ満員。今年、大阪ドームでよ くお見かけした猛牛ファンの顔もちらほらと見えました。
吉良選手、グローブ2個は何故? |
試合前は若干曇空でした。 |
試合前ノック後のミーティング。 |
もう会えないと思っていたファルルとバフィー も応援に。 |
一軍の応援団もスタンドに登場。盛り上がりました :-) |
寂しい三塁側スタンド。近鉄特急なら近いんでは... |
スタメン。「下山下」コンビ見参 :-) |
W.L.2冠王の山下選手。一軍で活躍して欲しかった... |
スタンドには聖地:藤井寺球場にお別れの言葉。 |
青空が広がって来ました。野球観戦日和り。 |
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試合は、序盤に先発:省吾が先制されるも、9番:鈴木のタイムリーなどで 1対2と逆転。その後なんとか省吾が3回まで無失点に抑えますが、4回に は3失点。省吾は、点数をつければ40点ぐらい。2者連続三振などもあり ましたが、かなりいい当たりを連発され、アウトになってもほとんど外野ま でボールを運ばれていました。あと野手の正面とか。うーん、球に力がない のか...。 |
4対2と逆転された4回裏には3点を返し再び1点をリード。と、今度は 5回表にドラゴンズに2得点で再逆転され、またまたその裏にはバファローズ が1点を返して、6対6の同点に。ここまでは、見ていて「楽しい」シーソー ゲームでした。
省吾の後、高木-朝井-有銘-宮本-近藤と繋ぎますが、良かったのは朝井と 近藤ぐらいでしょうか。高木は緩い変化球を狙い打たれ、宮本は素人目に 見てもボールに力がなさそう。有銘はぼちぼち。最後に宮本に代わって、 近藤が登板しましたが、何故近藤が一軍に上がってきたかわかったような 気がしました。堂々としたピッチングで、一軍同様無失点に抑えます。一 軍での経験と初勝利が自信をつけさせたのかもしれません。
一方のドラゴンズは、大人げなく(?)先発:朝倉に始まり、再び2点を リードした6回裏からは、なんと野口を投入。セ・リーグはあまり知り ませんが、朝倉とか野口は一軍で活躍すべきレベルの選手。えーと、こ れは反則ですね(爆)。朝倉は、エラー絡みもあり攻略しましたが、野口 が登板以降は、無得点となっちまいました。
12対6で迎えた9回裏、バファローズの最後の攻撃。先頭の3番:下山 がファールで粘りますが、敢なく見逃し三振。続く、4番:山下はセンタ ー前へのクリーンヒットで出塁。続く大西もヒットで続き、一死一塁二塁 のチャンス。ここから「奇跡」を見たかったのですが、途中出場の牧田が 三振。そして、7番:永池が内野フライを打ち上げてゲームセット。 バファローズの優勝はなりませんでした...。
ドラゴンズの胴上げ。何人やったんやろ。長〜い。 |
ダブルスコアとなっちまいました X-) |
スタンドのファンを背に一軍同様にBu選手が記念撮影。 吉岡、赤堀、岡本などの姿も見えました。 |
奥さんが貴久コーチの写真を手に記念撮影。 大西が号泣していました... |
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最後に山下選手がインタビューを受けました。が、涙のあまり 何を言っているのかわからずじまい。号泣でした。山下や大西 にとっては、大阪ドームよりも藤井寺球場の方が思い入れが強 いんでしょうね。 私はファン歴が浅いので、バファローズの思い出は大阪ドーム ばかりでした。しかし、私の愛したバファローズの原点である 藤井寺球場は、私にとっても何か特別な存在のように感じてい ました。藤井寺球場があってこそ、今のバファローズが誕生し たような気がします。 叶うなら、大阪に生まれたかった。そうすれば、この藤井寺球場で の思い出もたくさん出来ただろうし、もっと早くバファローズに出会 っていれば、もっと長い時間をこのチームと共有できたのに... |
まだ、二軍は高知で「よさこいリーグ」もあるので、バファローズ自体 の活動は続きます。しかし、現実的に高知までは行けないので、今日の試合 が私にとって本当に
「最後のバファローズ」
となりました。
ただ、バファローズが消滅してしまい、二度とその姿を見ることができな い実感がありません。これまで同様、単にシーズンが終了してしまったよ うな感じしかありません。頭ではバファローズ消滅が理解できていますが、 体がそのことを理解できていません。来シーズンが始まる頃に、やっとそ のことを実感するのかもしれません。
秋の空が広がり、なんとも心地良い風が吹き、夕暮れが藤井寺球場を包み 始めました。グラウンドでは整地が始まりましたが、まだファンは名残り 惜しそうに藤井寺球場を離れようとしません。合併反対の署名活動の声を 背に、藤井寺球場を後にしました。
球団合併は一体何のために行われたのか?
何故「代わり」の新球団が作られるのか?
誰のための「プロ野球」?
一体どれだけの人が涙を流したのだろう...
さようなら
そして、ありがとう
「大阪近鉄バファローズ」
またいつかどこかで...
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