BlueWave17回戦
[2004.07.04](訂正版)

(BlueWave 4 - 5 Buffaloes)
[大阪ドーム]
順位: 5位 / 勝敗: 34勝,42敗,2分 / 借金: 8

  今日の大阪ドームは、球団買収を表明したライブドア:堀江社長の観戦 予定があるため、お客さんが多いかなと思いきや、それほどでもありま せんでした。ただ、昨日よりは少しだけ多かった程度。うーん...。

  さて試合は、まずは先発:パウエルの無難な立上りの直後の1回裏。 大村、水口と倒れていきなり二死。が、礒部ヒット、ノリ死球で二死 一塁、二塁のチャンス。迎えるは、昨日より打順があがったマリオ。 ブルーウエーブ先発:本柳から先制のタイムリー二塁打で1点。昨日の サヨナラ・ヒットの勢いそのままの活躍。うーん、ええ感じ>マリオ さらに北川が四球を選んで二死満塁のチャンス。ここで7番:益田が ライト前ヒット。三塁走者:ノリが生還し、さらに二塁走者:マリオ が本塁突入しますが、ライト:ブラウン(強肩?)の返球がそれたにも 関わらず完全なアウトでチェンジ。うーん、マリオを突っ込ませたの はどうなんだろう...。これで2点を先制。うおっし。

  が、2回表に二死三塁からパウエルのワイルドピッチで1点を献上。 が、多分サインは低めへのカーブのはずなので、的山には捕って欲し かった。昨日の試合でも1点を失う同じようなプレーがあった気が します>的山。

  その後、パウエルは何度もピンチを招きますが、なんとか5回まで 無失点に抑えます。調子自体は、良くも悪くもない感じでした。本柳 も小柄ながら、内角低めへのコントロールが見事で同じく無失点の 投球。本柳の方が、パウエルより良かったように見えました。

  悪いながらも奮闘していたパウエルですが、6回表に一死満塁から 4番:谷のレフトへの飛球。あと数センチ届かなければヒットだった 当たりを、レフト:益田がナイスキャッチ。犠牲フライにはなりま したが、いいプレーでした>益田。しかし、またもや続く塩崎に二塁 打を放たれ1点追加で3対2と逆転されちまいます。数年前、塩崎 が得点圏打率No.1に君臨していた頃を思い出しました X-)

  そして、1点のリードを許したまま7回裏の攻撃を迎えます。今日は、 お客さんの数はそれほどではなかったのですが、ラッキー7のイニング 前の応援では、昨日よりも「合併反対」の横断幕&ボードが多く掲げら れていました。この時からなんとなく球場にBuファンの「気持ち」が 充満し始めました...

  マリオが倒れて一死となり、バッターは北川。ボール先行からファールで 粘ります。この北川の打席の間、イニング前の応援からのBuファンの「想い」 がさらに球場中に満ちていくのが肌に感じとれました。間違いなく、バッタ ーボックスの北川にも伝わっていたはず。好投:本柳が投じた7球目。フル スイングした北川の打球はレフトスタンド目がけて大きな滞空時間の長ーい

レフト上段席に飛び込む
ソロホームラン!!

私も含めたBuファンの願いが通じました。こんなに嬉しかったのは、あの 優勝を決めた2001年ペナントレース以来。泣いてしまいました...。シュア なバッティングに定評のある北川が、Buファンの夢をのせて思いっきり 引っ張った打球。そしてスタンドインまでの時間。多くの人の思いが 凝縮すると

何かが起こる

のかとまで思ってしまいました。この感覚は、すごく気持いいん です。

  続いて8回表のブルーウエーブの攻撃。谷を死球で歩かしてしまい、 続くは...んっ! またもや5番:塩崎。またやられちまいました。 一塁走者:谷を生還させる逆転タイムリー二塁打。これで4対5と またもや逆転されます。

  しかあし、ドラマはまだこれからなのでした。8回裏の攻撃は、9番:的山 に代打:星野。お帰りなさい>星野。その初球でした。センター前にしぶと く抜けるヒットで無死一塁。バッター大村の時に、星野が盗塁を敢行。タイ ミングはどうみても完全なアウトでしたが、どうも落球したようでセーフ。 その後大村のボテボテのファーストゴロでしたが、カバーリングの本柳との 競争に僅差で競り勝ちセーフで無死一塁三塁。次は2番:水口。今日の水口 は、内野安打はありましたが、三振を喫するなど本柳を苦手そうにしている ようでした。大村がお約束の盗塁を決めて:-)、無死二塁三塁とした後でし た。今年の水口によく見られる(確か)左中間への

タイムリー二塁打で二人が生還して再度逆転。

  9回表は、吉川がオーティズにいきなり二塁打を放たれ無死二塁。ここで、 左が続くこともあり我らが豊さんにスイッチ。日高をファーストゴロに 打ち捕りますが、二走オーティズのサード進塁をファースト:北川が見逃 さずサード:ノリへ送球してタッチアウト。このプレーがブルーウエーブ の反撃のチャンスを摘みとりました。ナイスプレー>北川。その後、 代打:山崎、1番:村松を豊さんが抑えてゲームセット。よっし。

  ハイタッチを交わすナイン達。さあて、水口のヒーローインタビューか と目をグラウンドに移すと信じられない光景が...

選手全員がグラウンドに登場
ライトスタンドまで足を運び
ファンの声援に応えているではありませんか...

  普通の試合ではこんなことはありえません。「合併反対」のプチ横断幕 を掲げながら選手の名前を叫び、

目からは涙が止まりません。

また泣いちまいました。その後、水口のヒーローインタビューで 「僕等はこんな感じですけど...」のコメントには、ガクッとなり ましたが(笑)。先日の岩隈v.s.松坂戦を抜いて間違いなく

今季のベストゲームです。


  さて今日はライブドア堀江社長が予告通り観戦に訪れました。

  遠目でわかりにくいのですが、一塁側内野席下段の指定席に陣取って いたようです。警備員が廻りを囲み、ファンがひっきりなしに寄って いってました。じっくりと観戦して欲しかったのですが、まあ仕方あ りません。バファローズを買収してくれるよういい試合を見せなきゃ と、選手でもないのに、気分はまさに

授業参観

でした:-) 試合も後半になって警備員がいなくなったので、忙しい 人そうやから帰ったのかなと思っていました。が、ニュースで知った のですが、ライトスタンドで応援していたのです。そう言えば、ライ トスタンド下段の方で騒ぎがあったらしく、野次馬が上段から降りて 行ってました。たぶん、この騒ぎの時に堀江社長がライトスタンドに 移動したんでしょう。

  試合が終って帰路につこうとしたところ、今度は、バフィ・ショップ 前で黒山の人だかり。すると、堀江社長がバフィ・ショップで「おみやげ」 を買おうとしたとかしないとか。

  粘り強い買収活動をお願いします>堀江社長。

Buファンの独り言
Written by kabada