ロッテ15回戦
[2004.06.22]

(ロッテ 8 - 11 近鉄)
[大阪ドーム]
順位: 4位 / 勝敗: 31勝,36敗,2分 / 借金: 5

  球団合併反対&白紙撤回&球団存続のためにできる一番効果のある活動... それは

球場に足を運ぶこと

以上のことはないと信じて、大阪ドームへ。と、平日&甲子園で阪神戦 があるにもかかわらず、自由席はかなり埋まってしまっています。今日 は、大阪府民デーで府民なら内外野・自由席が無料だったのでした。タダ ならこれだけ人が集まるのにね... 先日、元近鉄:金村氏が、先日の Yahoo!BBでの近鉄v.s.オリックス戦に大勢の人が詰めかけたことに対して

「マスコミが取り上げれば、
お客さんは集まるんですよ。」

とコメントしていましたが、まさにその通りかもしれません。合併問題 にまで発展させてしまった責任の一端は、一部の球団にしか焦点をあて ないマスコミにあることは間違いありません。

  さて、試合は近鉄:高村、ロッテ:内の先発で始まりました。高村は、 1回は無難に抑えますが、2回につかまり2点を献上。カウントが3ボール になることが多く、またSFF(浅く握るフォーク)だと思うのですが、ワン バウンドする場面も多く見られました。3ボールから四球を恐れて、ふつ ーのストレートを投げて見事に打ち返されるパターンの失点だったように 思えました。結局、勝ち投手権利目前の5回表一死で降板しちまいました。 なんとか安定感を取り戻して欲しい。

  一方、ロッテ先発:内は、投球練習を見ていると軟投派の投手の感じが しました。んが、試合が始まると、MAX145kmの速球と変化球を操る素質 を感じる右腕の印象に変わりました。知らなかったのですが、この内投手 は2004年のルーキーで19歳とのこと。今日は、勝負所で四球や決定打を 許すなど若さを感じさせる内容で、4回を投げて6失点でしたが、この先 の成長が楽しみな投手でした。成長した内投手を、なんとしても「いてま え打線」で粉砕したい...

  さて、攻撃陣はとゆーと、今日はチャンスの場面をほとんどものにして くれました。2点をリードされた2回裏。先頭打者:北川が出塁して、6番: バーンズはショートとセンタの間に落ちるまさに「ポテンヒット」を放ち ます。無死一塁、三塁かと思いきや、バーンズはいつの間にやら二塁まで 到達。今日の他の場面でもバーンズの積極的な手を抜かない走塁は、目立ち ませんが好感が持てます。

  続くは7番:大西は、センター前ヒットで二人が生還し、大西は送球の間 に二塁まで進塁。大西、好調です。あの「巻き込み打法」は、なんとなく 好きです:-) さらに8番:阿部ちゃんがタイムリーヒットで、大西が生還 しさらに1点追加。阿部ちゃんも好調で、やっと昨年のいい時の状態に 戻りつつあるようです。最終的には、.280ぐらいのアベレージを期待して います。

  9番:藤井が3バント失敗で一死となった後、大村が見事なライト前ヒット で一死一塁・三塁。続く水口が四球を選び一死満塁の大チャンス。バッター は3番:礒部。と、左中間を抜く礒部らしい2塁打で、塁上のランナー全て を迎え入れて一挙3点で、2対6と大逆転。すばらしいです:-) >礒部

  が、5回表に高村:2失点、関口:2失点、とどめにカラスコが初芝に 今日2本目の2ランで2失点と6点を献上して、8対6と逆転を許し てしまいます。関口は、交代直後に福浦を三振したのは良かったのです が、やっぱり失点。また、カラスコも「やっぱり」リードの場面で登板 すると失点しちまいます。うーん、なんとかならんのか...

  2点差をつけられた5回裏。今度は、今年のよく見る現象

チャンスの時は相手ミスで得点

が発生しましたX-) 一死一塁・二塁から、阿部ちゃんの打球はショート:小坂 へのゴロ... 「あー併殺や」と思った瞬間、小坂のグラブからボールが弾け飛 ぶエラーで一死満塁のチャンスに。ここで鷹野の打球は、止めかけたバットに 当たりファースト:福浦の前へ。「あっちゃ、ホームゲッツーや」と思った 瞬間、ボールはライト前へゴロゴロゴロ... で、2点を返します。なにはと もあれ、同点とします。

  8回表まで近鉄:カラスコ、ロッテ:山崎が無失点に抑え膠着状態が続き ます。迎えた8回裏の近鉄の攻撃。二死からノリが四球で出塁し、打者は 5番:北川。左中間フェンス直撃の二塁打を放ち、ノリがコーチの静止を 振り切ってホームに生還。よく走ってくれました>ノリ。さらに、バーン ズ、大西にタイムリーが続き、これで8対11と勝ち越し。

  その後、カラスコ-豊彦-福盛の継投で無失点に抑え、乱打戦を制しての 三連勝。いやあ久しぶりです。このまま、連勝街道といきましょう。>Bu

  今日のヒーロー・インタンビューは、勝ち越し打の北川選手でした。その 中で、北川選手が

「僕等の今の状況では勝つしかないんで...」

と、声を詰まらせる場面がありました。現場で戦っている選手に合併 問題が暗い影を落していることをはっきりと感じました。選手もファン も純粋に勝負を楽しむ環境に一刻も早くして欲しい。こんな悲しい気持 ちで大阪近鉄バファローズを応援して今シーズンを過ごし、来年合併し た球団を果して「愛する」ことができるのか... 無理な相談です。

Buファンの独り言
Written by kabada