大阪バファローズと巨人・阪神・メッツ連合軍とのノリFA争奪戦の 試合も大詰めを迎えました。場面は9回裏ノーアウト満塁、バッター は梨田監督。点差は、6対6の同点。ここまで、終止押され気味に回を 重ねてきたバファローズ。このノリFA争奪戦の最終回を迎えて、願って もない最後のチャンス。
ここまでの試合は、大阪バファローズが最初にノリと接触し、先制点を 叩き出したものの、その後は、先発:巨人-ナベツネに序盤まで抑えられてきて 無得点。さらには、4番:阪神-星野監督にノリへの熱烈なラブコール をおくられ、苦しい展開に。
しかし、先発:巨人-ナベツネ-が、ペタジーニを獲得したことから、本音 が出てしまい「あーゆー選手は巨人に相応しくない。いなくても優勝する!!」 と、先発のマウンドを降りてしまいました。その後、試合は膠着状態のまま 8回まで進みます。
8回からはメッツが登板し、ノリと米国で接触。条件提示を行い、あとは ノリの最終的な「Yes」回答を待つだけとなりました。ノリ側も、ほとんど メッツ入団に傾いており、この試合、バファローズの敗戦はかなり濃厚な ものとなっております。
さて、この場面、バファローズ:梨田監督はどのようなバッティングを 見せてくれるのか。奇跡の大逆点が実現するのか....。
さあ、ピッチャー:メッツのMLB契約記者がメッツの公式ホームページ上で、 セットポジションに入ります。さあ、注目の第1球を投げ....あっと、主審: ノリが......んっ、あっ、ボーク:ルール違反です。MLB記者が、メッツの 公式見解ではないにせよ、正式な契約前に、ノリのメッツ入団をホームページ 上で公開してしまいました。メッツベンチからは、急拠日本にG.M.が謝罪に 伺うとの申し入れ、さらにはニューヨークのメディアは、記事を掲載したの はMLB契約記者であってメッツの公式な情報発信ではなく、主審:ノリの誤解 と報じていますが、審判:ノリは受け入れません。メッツの守秘義務違反との 見解のようです。久ぶりに「浪花節」を見た気がします。
あー、とうとう阪神-星野監督に断りの電話、さらには代理人:茂田氏を通じ て正式に断りの連絡をメッツにした模様です。バッター:梨田監督は、少し 呆然としていますが、主審:ノリに促され一塁へ、三塁ランナー:足高取締役 がホームに帰ってきます。今、ホームイン!!
なんともあっけない幕切れでの、大阪近鉄バファローズの大逆転勝利。ですが、 なにはともあれ、これで大阪近鉄バファローズは、ノリFA争奪戦に勝利しま した。梨田監督をはじめ、球団関係者、ナイン、そして生粋のバファローズ ファンが、喜んでいます。私も実況しながら、
「よっしゃあーーーーーー!!!」
と声をあげずにはいられません。久しぶりに目頭が熱くなりました。
さて、そろそろ中継終了の時間が迫ってまいりました。来季のノリの さらなる活躍を祈って、この辺で失礼したいと想います。また、来年 お目にかかりたいと思います。それでは、皆様、よいお年を....。