ダイエー12回戦
[2002.06.16]

(近鉄 5 - 6 ダイエー)
[大阪ドーム]

  あー、今日はとうとう敗けてしまいました。自宅からCATVでの観戦でしたが、 とうとう連勝ストップです。連敗がいつまでも続かないように、連勝もいつ かは止まるものですが、ファンとしてはやっぱり勝って欲しかった....。

  少し日が経ったので、はしょりますが、 初回のローズ犠牲フライ&川口の2ラン(まだ2本目やぞお)で先制すると、 2点差に迫られた3回裏にはノリがローズを追撃する21号2ラン。 さらに前川が6回まで1失点のすばらしい好投。そろそろ、いきなり6失点 ぐらいやられる頃かと不安でしたが、ここ最近の前川は勝ち星こそつかない ものの、安定感があります。

  んが、西武戦以外はやっぱり運がない前川。7回表にいきなり四球×2で ランナーを1・2塁にためると、甘い外角の球をバルデスに2点タイムリー されて降板。まだこの時点で2点差あったので勝ち投手の権利はあったので すが、前川-三澤とリレーした後の省吾が1失点。さらには前日のダイエー 戦で好投したジョンソンが、取り柄のコントロールがまったくダメで井口 にソロホームラン。さらにピンチを招いたものの、なんとか抑えます。はい、 この時点で同点となったため、またもや前川の勝ち星はスルリと掌からこぼ れて落ちてしまいます。さらに、9回にはワールドカップ日程で中継ぎ要員 になっている高村が、タイムリーを許し勝ち越されちまいます。

  それでも最後は、実は脇腹痛で出遅れていた益田が出塁し、的山が送り バンドで一死二塁のチャンス。大村が得意の(?)外野フライで打ち捕られ、 次の打者は水口に替えて、そう、こちらも出遅れていた北川。そりゃ、 盛り上がります。が、敢なくセカンドゴロでThe End。

  勝っていた試合を落したのと、西武の連勝も止まっていたんで、ショックは あるかもしれませんが、気にする必要はまあーったくありません。城島欠場 &投手陣崩壊のダイエーですが、そこはそれ昨年まで近鉄を苦しめまくった あのダイエー。この二連戦は、1勝1敗で十分です。そいで続く、相性の悪い グリーンスタジアムでのオリックス2連戦も1勝1敗でOK。んで、次のロッテ 3連戦は2勝1敗して、6月最後のダイエー2連戦は1勝1敗で、行きましょ う。西武が気にならないと言えば嘘ですが、よく言われているように、勝負は 連戦の続く7月&8月です。ここでイッキに勝負です。

  ただ、勝負の7月&8月に向けて、気になることが.....。

  まずは、先日復帰した大塚。ロッテ戦に中継ぎで登板しましたが、球数が少なく どんな調子なのか全くわかりませんでした。が、昨日のダイエー戦でその状態が 明らかになりました。全然ダメです。

「球から火が出てへんやんか!!」

  昨年の終盤戦では、私には確かに(?!)大塚の投げるボールから火が出ている のを目撃しました(おーい)。が、昨日のダイエー戦の中継ぎ登板では、火ど ころか全く魂のこもっていない、コントロールを重視して丁寧に投げよう とする「いい子ちゃん」の投球。フォームも投球時の踏み込みが狭い気が して、あのダイナミックな大塚のフォームが影を潜めているように見えまし た。また、スピードも140km前半で、好調時の150km近い速球には到底及び ません。はっきり言って、これではとても「抑え」は任せられません。 そこで、提案です。>梨田監督&久保コーチ

ってのはどうでしょうか?案1は、当たり前の調整方法ですが、案2は ショック療法です。また、案2を試してアカンかった時に、案1として、 大塚の奮起を促すってのもあるかもしれません。昨年も同じようなこと がありましたが、大塚が必ず這い上がって来てくれることを信じて....。

  お次は、先発・中継ぎで期待の右腕:マイク・ジョンソン。ダイエー 11回戦はその真価を発揮しましたが、何が悪かったのか12回戦では、 全く逆の真価を発揮しました。一番いいのと悪いのが出たので、ちょっと 判断しづらいのですが、あと2回ぐらい中継ぎで登板させてみて、調整を 考えた方がいい気がします。

  これまで中継ぎで頑張ってきた宮本&愛敬の代わりに、大塚ともう一人: 吉川(勝)投手が1軍登録されています。愛敬の調子が上がらないので、 同じサイドスロー右腕の吉川(勝)を上げたようですが、ダイエー11回戦 では大塚と共に、まったくダメでした。確か、一死もとれずにランナーを ためての降板。こんなんやったら、多少調子が悪くても、気合いの入った 愛敬の方が数倍ましです。ただ、あまり1軍経験がないと思いますので、 ジョンソンと同じく、あと2回ぐらい登板させてみて、その時点で吉川 と愛敬の調子のいい方を1軍登録かな?ただ、吉川は当然チャンスなので 自分のいいところを1回でもいいから見せて欲しい....。

  一方、復帰してきた野手陣はいい状態です。まずは水口。復帰直後は、 いい活躍をしたものの、その後2番としての働きが出来ず、高須に そのポジションを奪われそうな勢いでした。しかし、高須が不運にも 怪我で登録抹消され、再度巡って来たチャンス。ここで、見事ローズ& ノリにつなぐ2番の役割を存分に発揮してくれています。やっと、去年の 水口が帰ってきました(涙)。

  さらに、あまり情報がなかったので、五十嵐や武藤に取って代わられた と思っていた左の功打者:益田も帰ってきました。どうも、こちらも 脇腹痛で出遅れていただけのようでした。復帰後の初打席でいきなり 安打し、その存在感を思い出させてくれました。個人的には、左の代打 の切札だけでなく、いい意味で大村のポジションを脅やかす存在にも なって欲しいと思っています。最近、大村の調子が下降気味なんで...。

  そいで、忘れちゃいけないのが、えびす様:北川。まだ、右手が完治し ておらずスローイングが無理なので、捕手としては×ですが、右打者 としては復帰後既にいい活躍を見せています。後は、その勝負強さを 出してくれれば最高ですね。

  さて、話を投手陣に戻しますが、7月&8月で期待できる投手として は、まずは赤堀。こちらも情報が少なく心配していたのですが、怪我で 出遅れていたようです。先日2軍で登板し、MAX145kmを記録したとのこ と。昨年、先発で前半戦は頑張っていたのですが、後半は活躍できず、 無念の想いがあると思います。是非、夏には1軍で先発する姿を楽しみ にしています。

  さらに、若手で期待したいのは、ドジャース留学していた松本拓也。 日本航空高校(確か)出身で、150km近い速球が武器の投手です。開幕 前に、5月ごろまでのドジャース行き=開幕一軍じゃない事を知って、 悔しい思いをしていたそうですが、早くその速球を1軍で見てみたい なあ。

  また、宮本&愛敬も現在2軍で調整中ですが、おそらくはワールド カップ日程も考慮して、夏への準備をしているんじゃないかと勝手に 思っています。夏には、1軍復帰してくれるでしょう。

  さあ、日本も敗けちまった(今日は6月18日)ことですし、そろそろ 野球の季節が帰ってきます。残りの6月は連敗しないように、西武と の距離を保って、直接対決でやっちゃいましょう。どうも、他チーム では西武をやっつけられそうにないんで....。


Written by kabada