私の趣味 -卓球・バドミントン-
卓球は、室内で行う根暗なスポーツという印象があって、これを趣味というのは、少し肩身の狭い時代があった。また、かつて卓球は日本のお家芸であったが、近年、中国にお株を奪われて、淋しい思いをしていた。しかし、福原愛ちゃんのおかげで、卓球は世間から認知されるスポーツになったし、派手なウエアの四元奈緒美選手のおかげで、根暗という印象もなくなってきた。そしてロンドンオリンピックの女子団体銀メダルの獲得でその認知度は更に高まった。
卓球といえば、定番は旅館の卓球場、私が初めて卓球をしたのも、高校1年の夏、学校の旅行で泊まった岡山金甲山ホテルというところである。男の連中と遊びで初めてやっていたところへ同級生の女の子たちが一緒にやらせてと入ってきた。それも(運動神経のいい)体操部の子たちである。女の子とやって負けるのも恥ずかしいので、その子たちが来てからは、見る側に回った記憶がある。
それから、卓球部でもないのに放課後学校の卓球台で遊んだり、街の卓球場へも出かけたこともある。旅行先の旅館などでも卓球台のあるところではそこで遊んだ。末弟はその影響を受けてか、中学時代卓球部に所属していた。就職してからも、勤務地によっては卓球台のあるところもあって、昼の休み時間に卓球をして仕事の憂さ晴らしをし、勤務時間の中で、昼の卓球だけが楽しみという時もあった。枚方へ来てからは、牧野駅前のボーリング場の中に卓球場があって、姪や甥とそこで何度か卓球したこともある。しかし、それはみんな遊びであって、競技としての指導は受けたことはない。それでも、少しでも上手になろうと本を買って独習したり、独自に工夫して打つことを覚えてそれなりに上手くなった。
退職後、卓球はやっていなかったが、マンションの管理人さんが卓球をするという話を聞き、共用施設の体育館に卓球台もあったことから、昼の休み時間に2人で卓球を始め、継続して出来ることが分かったので新しくシューズやラケットも買い揃えた。
その後、卓球をするマンション住民の人たちも増え、また、その知人の卓球をする外部の人達も来たりして、3台ある卓球台(1台は私が小金持ちの時代に寄付した)がフル回転していた。その卓球仲間で転居されたり、亡くなった方がいたりして、一時期、する人が少なくなっていたが、最近では初心者の人達がピンポン部を作り、また、卓球する人も増えてきた。月曜日と水曜日と金曜日が卓球の日(月曜日午前中ピンポン部)となっていて、子ども達が学校から帰って来て体育館で遊びだす3時頃までやっている。最近、バドミントンを真似て卓球でもダブルスの試合形式でやるようになり、それでまた楽しくなった。
平成24年6月、マンション体育館で女性陣がやり始めていたバドミントンを私も誘われてやるようになった。当初、サーブが空振りばかりで、下手と言われたが、少し慣れれば出来ると思ってやり続けたところ、そこそこ遊べるようになって、これにはまった。サーブが出来なくて挫折する人は多い。体育館には備え付けの支柱やネットもあるので、当初買った安物のラケットは壊してしまったが、その後また少し高価なラケットとシューズを購入して遊んでいる。ダブルスの試合形式で遊ぶと一層おもしろい。一時期は参加者が多かったが、多くの女性陣が参加しなくなったため、火曜日の週1度となっている。
卓球もバドミントンもゴルフと同様、年齢を重ねてもやれるスポーツなので、これからも十分楽しんで行きたいと思っている。このマンションに共用施設として体育館があったのは本当によかったと思う。