私の趣味 ー機械物ー

 男の子はだいたい機械物が好きである。私も、機械物好き、新しいもの好きである(別記したパソコンも機械物である)。もっとも人間が一番好きですが…。

1 自動車
 車が趣味の人の中には、車をペットのように大事にしている人もいるが、私は、オプションに凝るということもしていないし、常に綺麗にもしていない。また、次々に買い換えるというふうなこともやっていない。要するに便利な道具として活用しているだけある。運転はあまり苦にならないが、特に好きというものでもない。
 初代の車は、運転免許をとってすぐの昭和60年9月に福井で買った日産パルサー(赤色・マニュアル・1300ccの中古車)で、買った時は、自分でも車を持てようになったという妙な感激があった。中古のスパイクタイヤも追加購入して、覚えたばかりのスキーに行くのに大活躍した。2度大きな自損事故を起こして修理をしながら乗っていたが、雪国の中古車ということで不具合も出て4年ほど乗って廃車した。
 2代目の車は、和歌山で買った日産のローレルスピリット(白色・オートマチック・1500ccの新車)で、ローレルの豪華さとサニーの経済性というキャッチフレーズで価格の割に外観は高級車っぽかった。結構気にいっていて、平成元年12月購入で事故も起こさず15年近く乗り何の不具合もなかった。走行距離も7万kmと短く、下取りに出した販売会社の人からは、この走行距離なら、(エンジンが十分働くので)スクラップにならずに、外国行きになるだろうと言われた。
 3代目の車は、趣味のスキーに活用出来る車ということで、平成16年3月に日産のSUV(4WD)車のエクストレイル(白色・オートマチック・2000ccの新車)に買い換えた。4WD車というのは、雪道でもスタッドレスタイヤやチェーンなしで快適走行できるものと思っていたが、販売店の人に聞くと、高速道路でチェーン規制がかかると、スタッドレスタイヤの装着やチェーン積載でないと通行できなくなるとのことだったので、非金属製チェーンも購入した。最近の車はカーナビやオーディオ、ETC、盗難防止装置等やたらとパソコンチックで、エンジンもパソコンで制御されていてソフトを書き換えると車の動きが変わるというのだから驚きだ。私の趣味がスキーからゴルフに移ったため、スキーには1度も使わず、チェーンも使用する機会はなかったが、ゴルフバックが多く載るということで十分活躍した。自損事故で二度、他人にあてられてして一度修理をして乗っていたが、平成23年12月に三度目の自損事故を起こし、購入後約8年が経過していることやカーナビの最新地図ソフトが発売されなくなっていることもあって、経済的には余裕のない時期だったので迷ったが、買い替えを決意した。
 4代目の車は、平成24年1月にゴルフバックを多く載せられるというので、再びエクストレイル(仕様は前車と同じ)を購入した。オプションで盗難防止装置はつけたが、前回付けたバックビューモニターを節約して付けなかったら当初は不便を感じた。モデルチェンジをしていて先代より少し大きくなったのになぜか運転がし易いのはいい。一番気にいっているのは、ラゲッジアンダートレイでここに車の常備品を入れておけるので、ラゲッジが広く使える。また、最新のカーナビの使い勝手がいいのも嬉しい。平成31年3月、コムテックのドライブレコーダーZDR−015(200万画素)を前後に取り付けた。

 パルサー ローレルスピリット エクストレイル

2 テレビ・プロジェクター・録画機器
 テレビはパソコンのモニター兼用のものを含めて何度も買い替えているが、一番高価だったのは、42インチのプラズマテレビ(NEC PX-42VT2)だった。当初、プロジェクターにするか、プラズマテレビにするか迷ったが、プロジェクターは大画面になるが、部屋を暗くする必要があるなどめんどうなことが多そうなので、プラズマテレビにした。当時は60万円以上という相当高価な機器だったが、マンションを購入した年に、株の売買益で購入した。ところが、2年しばらくで、画面が薄くなってうまく映らなくなった。NECに連絡して来てもらうと、パネルの故障とのこと。メーカーのパネルの無償保証期間は2年で、有償ならパネル交換に30万円もするという話だった。高価な買い物をして、2年を少し過ぎて故障、しかも修理代に30万円なんてと、なんとか交渉して、無料保証期間内ということで修理してもらった。その後も故障が発生し、最終的には、修理でなくてTVそのものの交換してもらい、その後トラブルはなかったが、NECはプラズマTV事業から撤退した。平成28年7月にTVは映らなくなったが、年月も経過しているので廃棄とした。経済的余裕がなかった時期だったので、24インチの液晶TVを超安価で新規購入し、既存のVTR付き14インチ小型TVと2台のテレビとなっていたが、その後、父の残してくれた40インチ(ソニーKDL-40W600B)と16インチ(シャープメビウス)の液晶TVが使えるようになった。
 マンション入居時から契約していたケーブルTV(ケイ・キャット)が、平成16年5月24日からデジタル放送が受信可能となり、パーフェクトコースを契約したので、88チャンネルもの放送が見られるようになった。実際はデジタルラジオやデータ放送も受信できるので情報はもっと多い。地上波デジタル放送はハイビジョンであり、多くの放送が高画質・高精細の画像が見られるようになった。そのケーブルTVは、平成27年12月、ケイ・キャットの事業廃止に伴い。ケイ・オプティコムのeo光テレビに変更になり、新しいチューナには、録画用外部ハードディスクが取り付けられることから、ハードディスクを新規購入した。ビデオテープレコーダ(VHS)やDVDプレーヤーは何台も増えている。ビデオはベータ派(ソニーが負けるなんて信じられなかった)であったなごりで、サンヨー製のベータVTRも長らく健在であったが、ついに動かなくなり、廃棄となった。その際、多くあったベータのテープも処分した。
 平成19年2月に、エプソンのプロジェクター(EMP−TW600)を先着数名の特価という宣伝につられて購入し、TVやVTR・DVDに接続したのはもちろんだが、パソコンに接続してのゲームをことのほか楽しんだ。その約1年後、DVD一体型のエプソンのプロジェクター(EMP−DM1)を追加購入したが、プロジェクターの光源ランプは使用頻度にもよるが短期間に交換が必要で、しかも価格が2〜3万円もするという不経済なものである。そこで、平成23年4月、光源が半永久的に交換不要というLEDランプを使用しているベアマックスのDVD一体型プロジェクターNRT350を新規購入した。暗くて解像度が低く、DVDの読み込みも不安定で、リモコンもすぐ壊れるなど、あまりいい買物ではなかったが、前2機種の光源ランプが交換時期になり、交換用の光源ランプが既に販売されていないので、このプロジェクターを何とか使っていたが、平成29年に電源部が壊れて廃棄した。しばらく新規購入はためらっていたが、令和2年2月、余りにも安価(約1万円)だったので、RAMASUのDVD一体型プロジェクター(RA-PD080)を通販で購入した。LED光源だが、思っていたより明るく、HDMI端子でCATVチューナーと、VGA端子でパソコンと接続でき、DVDはもちろんUSBメモリーやマイクロSDも使え、前機種よりずっと使い勝手がいいものである。安物のため、早い目に壊れることも予想して予備にもう1台追加購入したが、今のところ不具合はない。

3 音響機器
 私個人が買った一番古いオーディオ機器は、高校時代日本橋で買ったエコーマイク付きのラジカセだが、デザインも気にいっていて長く使った。社会人になった頃、オーディオがブームの時代があって、いろんなオーディオのコンポ(レコードプレイヤー、チューナー、テープデッキ、アンプ、スピーカー等)を揃えたが、多くは廃棄されて今作動するものはない。現在の主なAV機器は安物の一体型のコンポ(LIEBEINSのLS-666とアイワのXG−V210)となっているが、作動しない箇所も多い。また、レコード音源をデジタル変換できるプレイヤー(TT-183)、カセットテープ音源をデジタル変換できるプレイヤー(NV−CM001U)、レコード・カセットテープ・CD音源すべてをデジタル変換できるKRP-308MSというプレイヤーも所有している。これらは、通販で買ったよく知らない中国製メーカーの製品であるが、最近の車のオーディオではカセットテープが使えないので、デジタル音源に変換出来るこれらの機器の利便性は高い。別にテープ、CD、MDを聞くことが出来るRX−MDX81(パナソニック)というラジカセを持っているし、スマートホンはミュージックプレイヤーとしても活用している。

4 カメラ
 初めてのカメラは父が高校時代の修学旅行を前に買ってくれたミノルタのミノルチナP(レンズ1:2.8/f=38mm)という35ミリフィルムのコンパクトカメラである。当時はオリンパスペンのようなハーフサイズカメラが流行であったが、やはりフルサイズの方が写真は綺麗に写ったので、それなりに気に入っていた。その後、就職してから、オリンパスのOM−1という一眼レフのフィルムカメラを買って長らく使った。ズームレンズや広角レンズという交換レンズ群やいろいろな付属品(?)も買ったが、カメラの世界はフィルムカメラからデジタルカメラに劇的に移行したため、最近は使う機会はない。APSカメラなんて新しいカメラというふれこみだったが、どこへ姿を消したやら。
 初代のデジタルカメラはソニーのマビカといってフロピィディスクに画像が記録できた機種である。フロピィディスクへの記録というのは当時画期的な製品であったが、相当大きくて持ち運びには不便であった。発売当時、欲しくてしょうがなかったが高価なことからさんざん迷い、結局「新発売」という高価な時期に買った。高価な割には、30数万画素と今となっては話にならないくらい荒い画質で当然フィルムに比べて格段に落ち、デジタルカメラの画質なんてこんなものかと思った。
 次に買ったデジカメは、ソニーのDSC−P50という機種である。旧機種になって、極端に安価で売られていたので、買ったが、200万画素という画質には不満はなかった。しかし、レンズ部分が出っ張っていて持ち歩くのに不便なのが気にいらなかった。同じ画素数のデジタルカメラ付携帯電話を購入したので、このカメラは欲しいという人に譲り、その後は携帯電話のカメラを使用していた。平成18年12月、超薄小型で手振防止機能等が付いた高性能のソニーのDSC−T10(720万画素、3倍ズーム)を購入したが、購入してから気づいたのだが、このカメラには私のホームページの背景画像(壁紙)にあうサイズがなかった。そのサイズが撮影できるのは、もう携帯電話としては使用していないSH505isの付属カメラしかなかったので、撮影できる画像サイズを調べた上、平成19年6月、オリンパスのμ780(710万画素、5倍ズーム)も新規に購入した。しかし、平成25年9月に新しい携帯電話(メイン800万画素)や平成27年9月に大画面のスマートフォンTONEm14(メイン800万画素)を購入したので、デジタルカメラの存在価値はなくなった。その後、スマートフォンは機種変更し、TONEm17(メイン1310万画素)、TONEe19(メイン1200万画素)、TONEe22(メイン4800万画素)、GooglePixel8a(メイン6400万画素、8倍ズーム)と変遷している。
 その昔、8ミリビデオカメラというのも買ったが、ほとんど使わず、弟のところへ貸したままとなっている。テレビ局のカメラのような大きなものであんなものは使えない。スマートホンでも動画が撮れるのでビデオカメラも必要性を感じない。
 また、フィルムをデジタル画像化できるスキャナー(WolverineF2D)というものを買って、昔のフィルムをデジタル画像化しようとしたところ、フィルムが劣化していてデジタル化出来ないものもあったが、出来るものはフィルムをデジタル化してファイルで保存し、フィルムそのものは廃棄した。



5 電話・携帯電話・スマートフォン
 社会人になって独立して部屋を借りてから固定電話を設置し(当時は相当な費用がかかった)、電話機も何台か変えたが、最終機種はブラザーのMFC-840CLNという複合機(電話、FAX、スキャナー、プリンター)だった。電話には辛い思い出が多いので、深層心理的にはあまり好きではないような気がする。歴史ある固定電話は、携帯電話導入後もNPO法人や会社の電話として使っていたが、今は経費節減のためNTT預けとなっている。
 機械好きにしては、携帯電話を手にしたのは遅く、平成14年3月のNTTドコモのN503iHYPER(mova)が初代の機種である。平成16年4月、購入から2年以上が経過し、すぐバッテリー残量がなくなるので機種変更しようと思ったが、当時は、どちらかというとデジタルカメラを薄型に買い換える方を優先しようと思っていた。ヨドバシカメラでデジタルカメラの購入を検討していたが、あまりの機種の多さに決めかねていた。そしてなんとなく、携帯電話のコーナーに行ったところ、携帯電話についているカメラが200万画素もある(動画も撮れる)機種があることを知った。200万画素といえば、当時持っていたデジタルカメラの画素数と同じである。それならということで、携帯電話を機種変更を優先して、カメラ(200万画素)付きのSH505is(FOMA)を手にした。その後2年以上が経過し、再び充電してもすぐバッテリーが消耗する状況になったので、平成18年10月、初のワンセグTV対応機種であるP901iTVに機種変更した。時間の経過とともにこの機種もバッテリーがすぐ切れる状態になったが、バッテリーを二度無償交換して長期間使用した。平成25年9月、スマートフォンにしようか迷ったが、結局はワンセグTV対応で長持ちバッテリー搭載の従来型のN−01Eという機種に変更した。
 平成27年9月、使用していたガラケーより安い料金体系の格安スマホがTSUTAYAから販売されていることを知り、また、マルチメディアプレイヤー「録画王U」(SRK−2)が壊れたこともあって、TONEm14(ストレージ2GB)を購入し、私の携帯電話もスマートフォンになった。このスマートフォンのIP電話は少し遅れて聞こえるという難点があり、当面ガラケーも契約を維持し、電話はこちらを利用していた。平成28年3月、姪が「LINE」を使えるように設定してくれたので、「LINE」でつながっている人とは無料通話出来るようになった。電話やメール機能のほか、マルチメディアプレーヤー、デジカメ、FMラジオ、ゲーム、インターネット閲覧等に利用している。これほど便利な物は手放せない。
 平成29年12月、TONEm14は内部メモリー不足で、アプリのダウンロードが出来ないなど不具合が目立ってきたので、ワンセグTV付きのTONEm17(ストレージ16GB)に機種変更した。その際、ドコモのガラケーを契約解除し、旧来の電話番号も何かと必要だったので、MNPを使って、TONEに引継いだ。これでスマホでも普通の電話が出来るようになった。平成31年3月、頑丈さをアピールしていたTONEm17の液晶画面が不注意により割れたが、新機種のTONEe19(ストレージ32GB)が出ていたので、修理よりも機種変更を選び、ハードカバーもつけた。
 令和5年5月、4年以上経過してバッテリーの消耗も早くなり、一部ソフトに不具合がでたので、5G対応のTONEe22(ストレージ128GB)に機種変更した。取り扱い店がTSUTAYAからカメラのキタムラになって付近に適当な店がなく不便になった。本機種は単体でステレオ音楽が聴けるということでイヤホンジャックが廃止されたが、多くの人が電車内でスマホをミュージックプレイヤーとしてイヤホンで聞いていることを考えれば、これは大きな失敗だろう。と思っていたら、USBタイプCからイヤホンジャックに変換出来るコードが販売されて、問題は解決した。しかし、統合ソフトONEの使い勝手が悪くなっていたし、電池の消耗速度が速くて毎日充電が必要だった。令和7年、今度はトーンの店頭でのサービスが終了するというので、4月に回線をドコモに、機種もGooglePixel8a(ストレージ128GB)に変えた。